「個体発生は系統発生を繰り返す」と言いますが、これについて質問です。

質問1:固体発生が本当にその固体の先祖が辿った系統発生を繰り返しているという証拠はあるのですか?

質問2:「個体発生は系統発生を繰り返す」理由は何ですか?あるいは、理由なき偶然の結果ですか?

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A 回答 (2件)

「個体発生は系統発生を繰り返す」とは発生過程の形態について、ヘッケルという学者によって1866年頃に提唱された仮説です(反復説といいます)。

ある種の個体の発生の過程を順番に観察してみると、その種が進化してきた系統の発生過程を、短縮し、単純化された形で繰り返しているように見える、という考えです(下記URL、フラクタルうんぬんは賛同しかねますが)。

つまり,高速道路で東京から長野に行くのにも新潟に行くにも途中まで上信越道を通りますね。しかしその分岐点は長野でも新潟でもない。長野を通過して新潟にいくようにはできていませんね。
http://okweb.jp/kotaeru.php3?q=416467

 私自身はこの分野は専門ではないので、以下は私の個人的な意見として参考程度としてください。反復説は否定的な意見もあるようですが、最近の流れでは再評価もされてきているようです。

 1995年のノーベル医学賞はショウジョウバエの遺伝子の研究です。このハエの持つホメオボックス遺伝子群は下等生物から人に至るまでさまざまな発生過程の重要な役割をしているのが証明されたからです。動物発生に関係している遺伝子は共通しており、たとえばHox遺伝子クラスターはハエでも人でもその並んでいる順番に体の頭からお尻への発生をつかさどっています。
 発生に関する遺伝子は「汎用性」「重複性」「共通性」があり、あたかも「大工道具は一緒」であるかのように「ツールキット遺伝子」と呼ばれています。使っている道具が似ていて、設計図にも共通性と重複性があるので、生命が出来る過程はあたかも「個体発生は系統発生を繰り返す」ように見えるのではないでしょうか。

 ちょうど倉谷先生(理化学研究所発生・再生科学総合研究センター形態進化研究チーム・チームリーダーで)が「個体発生は進化をくりかえすのか」という本を今月出版されたようです。倉谷先生はとくに頭蓋の発生で有名です。(私は未読です。もしまったく違う意見でしたらすみません。)

ご参考になりましたら幸いです。

参考URL:http://www.nagaitosiya.com/a/recapitulation.html
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この回答へのお礼

ていねいなご回答ありがとうございました。

お礼日時:2005/07/27 21:08

個体の発生初期の過程において哺乳類・鳥類・魚類・両生類で非常に似た形態をとるのが見てわかります。

当然似た遺伝子が発現している可能性があり、系統発生を繰り返しているといえると思います。

やはり基本的ベースの上に進化してきたので、他系統の個体と発生初期段階において似ているのは当然ではないでしょうか
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

結局、理由がよくわからないのですが、人間が生まれてくる過程で、魚類の段階を踏むということは、魚類から進化してきたという事を現しているのでしょうか? だけれど、今、魚類でないことは確かなので、魚類の段階を経過しなければならない必然性があるのかないのか....よくわからないです。

お礼日時:2005/07/27 21:05

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Qアロステリック酵素の曲線はなぜS字状?

一般的な酵素における“基質濃度”と“反応速度”のグラフとは違い、
アロステリック酵素におけるグラフはS字状曲線になるようですが、それは何故ですか?
どなたか分かる方、教えてください。

Aベストアンサー

ちょっと気になったので、ざっと調べてみたところ、
(ざっと調べただけなので、あまり確証はもてないですが)

アロステリック酵素=S字状曲線、というのが厳密ではない感じです。
アロステリック酵素は、何らかの物質(エフェクター)がその酵素に結合することで、
その酵素活性が大きく変化するものを言うようです。
活性の変化には促進、抑制の2種類がありますし、
酵素に結合するエフェクターは基質そのものでも、別の物質の場合もあるようです。
こういった効果をもつ酵素の総称、という意味合いでしょうか。

http://members.my.home.ne.jp/wasewase/bio102.index.html


前置きはここまで、本題のアロステリック酵素とS字曲線の関係です。
アロステリック酵素のうち、エフェクターが基質そのものであり、
酵素反応に正の効果を持つ場合にS字曲線になります。
(他の場合がどうなるかまでは分かりませんでした)

ヘモグロビンが良い例なので、これを使って説明します。
ヘモグロビンはヘムの4量体タンパクで、酸素と結合できる箇所が4つあります。
で、そのままなら酵素活性は低いのですが、ヘムの1箇所に酸素が結合していると、ほかのヘムの酸素結合が促進されます。

酸素濃度が低いままでは1つのヘムで処理可能なため酸素結合しているヘムが少なく、反応速度はあまり上がりません。
ところが、ある程度濃度が高くなると、1つのヘムが結合した酵素が増えます。
すると、活性能力が一気に上昇し、反応速度が急激に上がります(カーブが急になっている部分ですね。)
あとは飽和速度へと到達して一定の速度に近づいていくわけです。

専門書とかは見ていないため、細かいことは違うかもしれませんので、
一度専門書に目を通してみるといいかもしれないです。
特に、アロステリック酵素の厳密な定義があいまいなので。

ちょっと気になったので、ざっと調べてみたところ、
(ざっと調べただけなので、あまり確証はもてないですが)

アロステリック酵素=S字状曲線、というのが厳密ではない感じです。
アロステリック酵素は、何らかの物質(エフェクター)がその酵素に結合することで、
その酵素活性が大きく変化するものを言うようです。
活性の変化には促進、抑制の2種類がありますし、
酵素に結合するエフェクターは基質そのものでも、別の物質の場合もあるようです。
こういった効果をもつ酵素の総称、という意味合いでしょう...続きを読む

Q血液のpHの調節は、どこかの臓器が行っているのでしょうか?

血液のpHの調節は、どこかの臓器が行っているのでしょうか?

もしご存知でしたら教えて頂けませんか?
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Aベストアンサー

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宜しくお願いします。

Aベストアンサー

例えば鳥類の翼は恐竜の前肢が発達したもので、個体発生においても当初は爬虫類の前肢と同様に形成されます。そういう意味では系統発生を繰り返しているともいえます。しかし、系統発生を全部繰り返すわけではありません。クジラは四足の哺乳類から進化しましたが、発生上も後肢は痕跡みたいなものしか生じません。

ちなみに、現生爬虫類や鳥類の祖先(竜弓類)は古生代後期には哺乳類の祖先(単弓類)と分離していますので、古代両生類までさかのぼらないと両者間に系統的関係はないです。


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