

No.1ベストアンサー
- 回答日時:
不飽和度というのは、鎖状飽和炭化水素(アルカン)を基準に考えます。
たとえば、炭素数が6のアルカンであるヘキサンの分子式は、C6H14になります。(炭素数がnの場合に、一般式ではCnH2n+2になることは知ってますよね?)
ベンゼンの不飽和度を考える際には、このヘキサンが基準になります。
すなわち、C6H14をベンゼンのC6H6と比較すると、水素分子4個分(水素原子なら8個分)の差があります。この4というのが不飽和度になります。
つまり、ベンゼンの場合には環状の構造がありますので、それに由来する不飽和度1が加わっているのです。
たとえば、シクロヘキサン(C6H12)には二重結合はありませんが不飽和度は1になります。これが、不飽和度の定義なのです。
これらの定義は、時として炭素以外では曖昧になってしまうこともあるのですが、N=N二重結合であれば、この結合に由来する不飽和度は1ということになります(すなわちC=C二重結合と同じです)。
この回答へのお礼
お礼日時:2005/07/28 11:32
とても丁寧な回答をありがとうございます!要するにアルカンを基準にして水素の数が2個減るごとに不飽和度は1増えるわけですね!とてもわかりやすかったです。ありがとうございました!!

No.2
- 回答日時:
エーテルは「不飽和度」ゼロで、C=Oは1ですね。
アミンはゼロで、イミノ(C=N-)は1です。
ベンゼンジアゾニウムでなくても、分子内にN=N結合を持てばやはり「不飽和度」はあります。
(トリアジンC3N3H3ならベンゼンと同じ4)
#1のご指摘にあるように
>>炭素数がnの場合に、一般式ではCnH2n+2になる
と飽和ですが、
窒素、酸素が入ればCnNmOp、ならHは(2*n)+(1*m)+(0*p)+2 ですので、それで考えてください。
この回答へのお礼
お礼日時:2005/07/28 11:36
2重結合であれば不飽和度はやはり1なんですね!問題集に書いてあったのはほんの1例だったということでしょうか?わかりやすい回答をありがとうございました!!
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