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私の父のことなのですが、起業と融資についてお伺いします。

父は8年ほど前に脱サラして自分が開発した機器を使った事業を展開しようとしました。当時は不況中の不況で銀行は公的資金を投入されて、とてもじゃないですが新規事業を開始する貧乏人になど融資してくれるところは1件もありませんでした。

そして数々の詐欺師やエセ事業団やエセ財団に見事にハマりまくってしまって家族や親戚に大迷惑をかけて借金だらけのどん底生活に落ちてしまいました。父はもう8年間も無収入でブラックリストにも入ってしまい、どこも事業支援をしてくれるようなところは見つかりませんでした。

しかし父が開発した技術というのは、トヨタのハイブリッドエンジンのように世間を驚かせるようなハイテク技術なのです。事業にすれば間違いなく世界中に流行る技術です。
しかし、銀行は「現物がないと融資できない」と言います。今まで数十件ほど融資の話が多方面からありましたが、話をつめて契約書を交わして融資決定をしてもどれも融資してくれた人はいませんでした(エセ財団なので当然ですが父は見事に騙されています)。メーカーに話を持っていくと特許をよこせと脅されてしまいます。この8年間で父には技術力はあるけど経営や営業にはまったく向いていないということがわかりました。

現物(試作品)を作るには1000万弱ほどかかります。試作品を請け負う会社はもう決まっています(前納金として半額(500万くらい)あれば制作を開始してくれるとのことです)。

今まで都銀や地銀に赴きましたが相手にされませんでした(ブラックのため?)。父が東京都に住民票を持っていたときは東京都の新規事業向けに審査にかけてもらいましたがダメでした。なんとかきちんと話を聞いてくれてこんな状態でも融資してもらえる機関や会社はないでしょうか?

A 回答 (7件)

再び失礼します。



今回は少し厳しい見方を現実問題として記載しますので予めご了承下さい。

>助成金関係は今まで何件か申し込みましたが、案件内容が助成機関で評価する方々に理解できなかったらしく・・・

申請内容については技術内容だけでなくしっかりした理論裏付け並びに市場性や実現性或いは客観的データなどが記載されていなければなりません。
確かに通し易い記載の仕方と言うものが現実にはありますが審査員が理解できないというのではなく理論構築が説明不足であったと捉えるべきです。審査員は各方面の専門家達で構成されており、誰に対しても理解が得られない説明なら一般企業にも容易に受け入れられる筈もありません。これはプレゼン能力の問題なのです。(極論を言えば全く効果の無いものでも優秀なセールスマンなら売り切ってしまいます)
なお技術的に優れていても市場性や有益性が無いものも通ることはありません。

技術者研究者はどうしても自己満足の世界に陥り易い傾向があるので客観的に物事を捉える視点を身に付けるなどの助言を差し上げて下さい。
つまり一つの方策に拘りすぎていないか?他の見方は出来ないか?相手の望むことが理解出来ているか?失敗(技術的、営業的)の要因はきちんと客観的(主観ではなく)に検証されているか? などです。

>どうやら通常実施権というものを・・・このあたりはコンサルタント会社のようなところにお任せするのがよいのでしょうか?

ご自分一人で行動出来ればそれに越したことはありません。契約に際しては相手からの要求を呑む形ではなくこちらから契約内容のたたき台を提案して物事を有利に進める必要があります。
またライセンス契約には落とし穴が多いので慎重に行動して下さい。契約文書を作成する際は出来れば弁護士などの専門家の意見を聞いた方が宜しいでしょう。

なお、お父様はメーカーは駄目だと仰っていますが実際に“物”を製造するのはメーカーですしメーカーからライセンス料を取るのでしたらメーカーにしっかりと説明出来なければいけません。
現実に形があるものは容易に再現検証できる訳ですから(再現性が無ければ量産できません)、どんなに新しい技術と言えども理論的に説明出来る筈ですし、避けて通ることは出来ません。その辺りをしっかりと認識されて行動する必要性を感じます。

私のところでも幾つかの提案案件が持ちこまれることがありますが、理論的に希薄のものは却下致します。新理論であればその説明を求めます。

また事業化には技術的な話だけでなく生産性やコスト、市場性などが求められます。お話を伺う限りでは試作機に1000万円掛かるという事ですが、量産した場合の予想コストは弾かれていますでしょうか?
また市場が求めるコスト予想も試算しておく必要があります。
これは採算性や有益性の算定根拠となりますが、その他にも研究段階から量産段階までのアプローチがあまりに長いと敬遠される傾向があるのも現実問題として認識して下さい。

以上をご参考にもう一度お父様と話し合われて下さい。相互理解が進めば展望は自然と拓けます。逆にかたくなな姿勢は相手の理解を得ることは出来ません。
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この回答へのお礼

厳しく言ってもらってかまわないです。実際に父は人を信用しないですし性格が頑固でかなり問題があり、感情で物事を決める人なので経営や営業は絶対にできません。
私も「公的機関の審査に通して何で通らないのか?」とか「財団と契約が終了して資金を出す期日が決まっているのに何で出ないのか?」などと聞くと父は「うるせー!今の世の中金が右から左に動くか!」とか「おれの技術をみんなが狙っているんだ、誰にも渡さん!」などとキレるのです。「どのくらい売れるのか?」と聞いたら「兆の世界だ」としか答えません。
かなり異常な性格で、totoro99さんがおっしゃっているように論理的には父はプレゼンはできないと思っています。これは10年近く見てきてわかりました。

>技術者研究者はどうしても自己満足の世界に陥り易い傾向があるので

父はまさにその状態で異常なほど自分をすごい人間だと思ってるようです。客観的に自分を見たり分析するのは無理だと思います。

>またライセンス契約には落とし穴が多いので慎重に行動して下さい。契約文書を作成する際は出来れば弁護士などの専門家の意見を聞いた方が宜しいでしょう。

わかりました。父が弁護士を信用するのかわかりませんが助言しておきます。

>お話を伺う限りでは試作機に1000万円掛かるという事ですが、量産した場合の予想コストは弾かれていますでしょうか?

私は技術者ではないのでよくわかりませんが、その技術はかなり応用が利くようです。試算はありませんが安くて数十万で作れるようです。素材を作っている工場に聞いたことがありますが、量産もそうですが、現在でも技術が上がってきているので今後も安くなるそうです。

的確なご回答をありがとうございます。試作品ができて実際に結果で示せればなんらかの行く先が見えるのではないかと思っています。助言ありがとうございました。

お礼日時:2005/07/28 21:26

こんにちは。



企業コンサルです。恐らく業態が似た様なものかと思いますので専門家と致します。

小生は新規事業提案、新技術開発、企業間技術の癒合などを中心に活動しております。

お父様の技術内容がどれ程のものか伺い知れませんが、企業にとって大切なのは技術そのものよりも如何に確実に利益が上がるかの方に関心があります。

お父様の営業が上手く行っていないのは技術に固着しすぎて企業側の視点に立っての提案が十分にしきれていないのではないかと推察されます。
また1000万円程度の資金は企業(中堅以上)にとってさほどの負担でもありません。(人件費から考えれば安いものです)

プレゼンに際しては市場性、優位性、普遍性、新規性、具体性、実現性、独占性、利益概算などを客観的にきちんと提案出来る様にしなければ容易にはお金を出しません。逆にこれらの提案がきちんと説明できて且つ具体的なスケジュールが提案できれば契約もさほど難しいことではありません。

なお助成金に付いては契約先企業名にてNEDOなどを始めとする各種の新規技術助成金制度を活用して負担を軽減する手法がありますので検討して下さい。
助成金が通る様なら本物の技術と評価された証明になるのですからそれを根拠に公的融資も容易となります。

ちなみにNEDOなどでは助成金の種類によっては数億円レベルの補助金(返済しなくて良い)を受けられそこから十分に人件費を捻出することが可能となります。

また助言としては企業からの報酬をきちんと取るようにして下さい。
これは技術内容開示時点での報酬、売上に対しての対価、技術指導料などの名目、その他があります。最初にきちんと契約して最初から報酬を受け取れない相手からは早々に縁を切ることをお勧めします。理由はもう既に十分お分かりかと思います。

なお現時点で製作して頂ける企業があるとの事ですが、これは実用化したならその企業が製造権を取得できると仮定すれと負担率半分はあまりにも相手企業に有利過ぎます。技術はお父様のものです。
ここは相手負担100%で押し通すことが肝要です。その交渉が出来なければこの相手からは離れた方が懸命です。過去の失敗は全てこの交渉術に現れています。

以上ご参考にされて下さい。

参考URL:http://www.nedo.go.jp/
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この回答へのお礼

お返事ありがとうございます。専門家の方のご意見がもらえて光栄です。先ほど父と話をしました。

助成金関係は今まで何件か申し込みましたが、案件内容が助成機関で評価する方々に理解できなかったらしく、父は公的機関やメーカーは相手にするのはダメだと言っておりました。既存の技術ではなく新しい技術のため、父がいくら説明しても基地外扱いされるそうです。しかし父以外にも同じ研究をしている人が日本にもけっこういるらしいです。

で、先ほど聞いたのですが、試作品を作ってくれる会社と掛け合ってやっと製造してくれることになったそうです。お金がないので後払いでOKということでした。その会社とはもう何年も前からお願いしていて、相手がやっと承諾してくれたそうです。本日素材を発注して数ヵ月後に完成するのでそれを元に試作品を作るスケジュールができました。

>なお現時点で製作して頂ける企業があるとの事ですが、これは実用化したならその企業が製造権を取得できると仮定すれと負担率半分はあまりにも相手企業に有利過ぎます。技術はお父様のものです。

これについてはその会社と最初から話し合っていたそうです。権利云々は言わない約束だそうで、そもそもその会社は父の技術を信用していないらしいです。ちなみに試作機は8年前に一度作って結果が出ているのですが、1号機を分解して作った2号機で失敗して現存しません。当時は数千万のお金がかかっていました。

>また助言としては企業からの報酬をきちんと取るようにして下さい。

どうやら通常実施権というものを各企業に売ってライセンス形式で利益を上げるといっていました。私はそのへんのことはまったく詳しくないのでなんとも言えませんが、このあたりはコンサルタント会社のようなところにお任せするのがよいのでしょうか?

お礼日時:2005/07/28 19:01

それは、最初のお父さんのやり方がマズく、「汚れた技術」になってしまっています。

傍目から見れば「あの技術はいいんだけど、ワケのわからんところから借金だらけでヤバいよ」くらいに見られているんだと思います。他人はあなたのところの内情を丁寧に知る義務はありませんからね。
今のままならどこも相手にしてくれないと思います。
もし、融資にこだわるのであれば、そんな技術は担保にならないので誰だって貸さないです。

技術だけでは事業になりません。それをどこの誰に売るか、はっきりしなければお金は出てきません。suffreさんの文面からは事業計画が見えないような気がしています。もし、明確にあるのならば以下は的外れです。

どうしてもやりたいのであれば、あなたが類似の技術の特許を別の名前で取り直すのです。そして、事業計画をキチンとたててください。営業がいない段階ではしんどいでしょうが、売るターゲットを明確にしてください。
次にそれを投資会社に持ち込みます。ベンチャー支援組織なんていう単語でネットを引けば、半官半民からIT企業系までいろいろあります。
そして、アポとって説明してください。一番いいのは、購入予定の会社がひとつでもあり、そこの担当者の話を直接聞いてもらうことだと思います。

はっきりいって1000万円は企業のカネとしては、そんな巨額なものではありません。が、試作品だけではすまないこともわかりきっています。資金の全容がわからなければ、投資のしようもないのです。

とはいえ、10年近くも前の技術にいまだに価値があるというのは、信じられない思いもあります。
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この回答へのお礼

お返事ありがとうございます。
私から見ても父はかなりヤバイです。詐欺師に騙されまくっているのに騙されていないと信じきっていながら仕事がまったくうまくいかなくて精神的にキレやすいです。金を作る能力は世界一ないくらい、と周りは見ています。

技術を売る業界、企業ははっきりしています。素人が聞いても売れる商品というのははっきりしています。
1000万というのは私も大きなお金ではないと思っています。8年前に始めたときは5000万~7000万ほどかかっていたのですが、この数年間で素材を簡単に作る技術が確立されたようで、その素材を使うことで激安に作れるようになりました。素材費だけで10分の1以下になったようです。たぶんまだまだ下がると思われます。

テレビをつければ投資会社の話題がとても多く出るようになりました。やはり投資会社を地道に当たっていくのが得策のようですね。#1の方が言ったライブドアのような発想が柔軟な会社も多いと思います。

父からは詳しい技術内容の話はきいておりません。私は関東に住んでいるので足で企業を探すのは有利かもしれませんね。8年間で父はさらに技術を向上させたようで、風化させないようにいろいろ探ってみたいと思います。

ありがとうございました。

お礼日時:2005/07/28 12:59

自分のまわりにも、ありえそうな話ですねー。



日本がだめなら外国を考えざるを得ないか。
車の衝突時膨らむクッションは、日本人が発明し、日本の車会社に持ち込んだがどこも相手にしてくれなかったといいます。結局アメリカの会社で認められ、日本にも逆輸入されるくらい世界に普及したという。
日本は(メーカーだけでなく銀行でも官僚でも)実績主義で新しいもののよさが分からない受け入れれない土壌がある気がします。

あと銀行取引ですが、お父さんがブラックリストに載っているような状態だと、融資は無理でしょう。息子のあなたがプロジェクト責任者になったら。お父さんは技術担当者。

なんとか出口が見つかるといいですね。
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この回答へのお礼

お返事ありがとうございます。
何度も外国で融資してくれるところを探せ、と言いました。しかし詐欺師に入れ知恵されているようでまったく動きません。その詐欺師は莫大なお金を持っているようなのですが、ちまちまと父から生活費を貰っているようです。
はっきり言って父は大馬鹿者です。他人を信用しきって自滅するタイプです。何十年も技術力屋だったので技術力や発想力はありますが世間知らずは世界一です。

私も若さもあってこの8年間でかなり借金を負ってしまいました。自分の生活で精一杯の状態ですが、現在はサラリーマンをやっています。このように会社に属しながら他の業界の仕事をしてもいいのかわからず、現在に至っております。今の仕事を辞めてしまったら母親への仕送りや債務返済が遅れてしまいます。
私の無知もかなり多いと思いますが、情報を得るように毎日努力したいと思います。

お礼日時:2005/07/28 12:44

何処かで聞いた話です。



日本の金融機関では、先ず無理です。

自動車関連であれば、大手自動車メーカーではなく、下請けの、また下請けの部品メーカーに共同開発かスポンサー契約の話を持っていくと、若干の可能性があるかと思います。
しかし、あくまでも製品化され市販のコストに見合わないと開発は無理でしょう。
この試算の段階で多くのアイディアは消えてしまいます。物が物だけに「主婦の特許」レベルではないのです。

#2さんの言われているようなレベルでもありません。

>今まで都銀や地銀に赴きましたが相手にされませんでした。
キチンとしたプレスリリースが成されれば、振り向くところも出てくるでしょう。しかし、前記のように殆どの開発案件は、ここまでたどり着けないのです。
見返りを欲張らずに、小規模な技術集団と共同開発に踏み切れるかどうかだと思います。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。下請けはけっこう回りました。大手メーカーの子会社も回りましたが、「資金ができるから」とか「手前金を5000万出します」と言いながら出してきたところは一件もありませんでした。
ほんとに騙されまくって、相手はこちらの資金を持ったまま夜逃げしたこともありました。
今現在、父は詐欺師に騙されていると思います。Tさんという人と3年も資金調達の話をしているのですが、20件くらい資金案件を持ってきておいて全部ダメでした。おそらく架空の話なんだと思います。

>キチンとしたプレスリリースが成されれば、振り向くところも出てくるでしょう。しかし、前記のように殆どの開発案件は、ここまでたどり着けないのです。

やはり、銀行はダメなのですか・・・。散々銀行に馬鹿にされまくったので父も銀行には行かないと思います。

>見返りを欲張らずに、小規模な技術集団と共同開発に踏み切れるかどうかだと思います。

やはりこれですよね。
しかし世の中、詐欺まがいのことをする人が多いのだと実感しました。用意していた資金も数千万持っていかれっぱなしです。厳しい世の中ですね。

お礼日時:2005/07/28 00:52

 こんばんは。



 あなたから見て、完成すればものになりそうだと思うのなら、あなたが融資してあげればどうでしょうか。

 今は貯金がないというのなら、これから年に100万くらい貯金しましょう。
 お父さんやお母さんにも働いてもらって、家族みんなで貯金を増やせば、なんとかなる金額だと思います。

 大変だと思いますが、頑張ってください。
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この回答へのお礼

そう簡単に1000万が溜まればとっくにやっていますが、この先も無理なので融資を聞いています。

お礼日時:2005/07/28 00:43

ほりえもんはいかがでしょうか?

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この回答へのお礼

明日聞いてみます。

お礼日時:2005/07/28 00:40

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