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 私は大学生で、先生方のプロフィールを見ると大学院を後期の博士課程?で退学ってあるんです。どういう意味なんですか?退学というと、良いイメージはないですよね?卒業はしてないんでしょうか?全くわかりません!教えてください。
あまりの難しさに退学するんですか?(笑)それとも、時間の問題でしょうか?

A 回答 (7件)

 文系の大学院の場合、博士後期課程の3年間で博士号を取得することは、まず不可能です。

特に文学系の研究科では、博士号は、長年研究を続け、長年の研究成果のまとめとして博士論文を提出し、博士号を取得するというのが一般的です。したがって、ほとんどの大学院生は、博士後期課程(留年しても6年間しか在籍できないはずです)の途中で、助手や大学、短大の講師として就職し、研究を続けます。それで、博士後期課程中退という最終学歴になるわけです。
 ただし、正確には、3年以上在籍し、所定の単位を取得した人は「所定単位取得中退」、そうでない人は、ただの「中退」というふうに区別されます。
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 数年前に工学系の博士前期課程を修了した者ですが、後期課程(いわゆる博士課程)について述べます。



 後期課程を修了するには条件が二つあります。

(1)大学院の講義を受けて所定の単位を取得すること。
(2)博士論文を提出し、その論文が審査に通ること。

 後期課程の3年間を終えた状態で、単位は取得できたが論文審査は通らなかった場合、「博士課程単位取得退学」ということになります。もちろんその場合は博士号は得られません。

 またayaeさんの回答にあるように、審査に通るにはあらかじめ「そのテーマで学会の論文誌にX本以上掲載されたことがあるか」という条件(学科の内規)があることが多いです。論文誌に一つも載ったことがない場合は、そもそも博士論文を書かせてもらえません。

 論文審査が通る割合は大学や学科によって差があるようですが、私のところでは3割程度でした。つまり、7割の人は単位取得退学になります。

 また論文博士・課程博士の話がありましたが、私の指導教授(学部長兼任)の話では、これからは論文博士の適用はなくなっていく方向だということでした。
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「後期の博士課程で退学」っていうのは、「修士課程終了後に退学した」ということであって、中途で大学院を止めたわけではありません。


大学によって大学院の呼び名が「修士課程と博士課程」に分かれているところと、「博士課程前期と博士課程後期」に分かれているところがあるんです。
後者の場合、博士課程前期はいわゆる「修士課程」で、博士課程後期はいわゆる「博士課程」を指します。
ですから、修士だけでいい…という人は前期終了後、後期で退学となるわけです。

ちなみに、「博士論文が難しいかどうか」というご質問が下の方にありましたので、それの回答を…。

私が知っているのは理系ですが、博士号を取るためには、ただ単に博士論文を卒業(修了)時に出せばいいというわけではありません。
決まった本数の論文を学会誌に投稿し、それが掲載(採用)されることが大前提です。
しかも、小さな学会誌だけではなく、大きなメジャー誌に掲載されなければなりません。
ですから、「トータルで掲載○本、そのうちメジャー誌に掲載が×本」と決まっています。
これをクリアしなければ博士号は取得できません。
その上で、最後に博士論文を書き、それが審査を通過しなければならないのです。
博士課程にいれば、誰でも取れると言うわけではないんですよ。
そういう意味では、修士までの資格は比較的取りやすいと言うことができます。

この他に「論文博士号」というものがありますが、これは修士の資格を持った人が、博士課程に在籍せずに博士号を取る方法です。
論文を投稿して実績を作り、その上で博士論文を書いて審査をしてもらうものです。
企業のお偉いさんなんかが博士号を取得する時の方法ですね。
これは、更に多くの論文を投稿しなければいけません。
難しい方法ですね。

私は修士までしか取っていませんので、あまり詳しい論文の本数までは分かりませんが、ご参考までに…。
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単位取得退学者です(^^;)



まず最初に基礎知識。
ご存じと思いますが,大学には標準在籍年限というものがあります。留年・休学などをしないで,普通に単位を取っていれば,何年で卒業できるかという年数です。
短大は2年,学部学生は4年,医学部・歯学部・獣医学部は6年です。
大学院は,修士課程(大学院によっては博士前期課程)2年,博士課程(同じく博士後期課程)3年です。なお医学部などには修士課程がありません。

修士課程を終える(卒業ではなく修了という)には,修士論文を提出してこれがパスすることが必要です。また,博士課程に進学する場合は,通常,その前提として修士取得済み,または取得見込みであることが必要です。
博士課程についても基本的には同じです。

ところが,わが国の文系の大学院では,shinkishuさんがおっしゃたような慣習が昔からあります。
特に文学系ですと,たかが大学院で3年だか4年だか研究したくらいの若造なんぞに博士号などやれるか,あれはライフワークの集大成の論文に与えるものなんだ,みたいな雰囲気が昔から強かったといいます。
(「英語も文系ですか?」とのことですが,文系です。ただ,文学系に比べると語学系はもうすこしゆるいと思います。)
このため,文系の大学院で博士号をとるのはかなり困難です。実際,大学の教員公募の書類を見ても,条件に「博士号取得,またはこれに準じる能力を持つ」のようなことが書かれていることが多いです。
ただ,一方では,海外の学会に行って「おや,あなたはPh.D(博士号)お持ちじゃないんですね,何か理由でも?」などといろいろ聞かれて,けっこう説明が大変という話も聞きました。
もちろん肩書きが全てではないのですが,そういった事情もあって,特に心理系や教育系などでは,博士課程を出る時に論文を出した人には,きちんと審査したうえで博士号を出す流れになりつつあるように思われます。

>ただし、正確には、3年以上在籍し、所定の単位を取得した人は「所定単位取得中退」
本の著者略歴などでは「満期退学」などと書いている人もいますね。

理系では,博士課程に3年(~6年)いるあいだに博士論文を提出する人が多く,また実際文系よりは通りやすいようで,あまり中退者はいません。

理系,文系とも,中には博士課程の2年の途中で大学講師の就職が決まるような優秀な人もいます。それまでに雑誌に載せた論文や学会発表などが高く評価されて引き抜かれるのです。この場合は,満期でない単なる退学,中退です。
法学部あたりでは,大卒と同時に大学の助手になる(修士も博士も持っていないのに)というスーパーエリートみたいな人もいるようです。

就職してからどうやって博士号を取るかというと,やはり論文を書き,博士課程をもっている大学(別に自分の在籍した大学でなくてもよい)に提出して審査を仰ぎます。
これを論文博士といい,研究内容が素晴らしければ,べつに大学関係者でなくてもとれます。ときどき,全くの趣味で歴史か何かを研究していて博士号をとった,などのニュースが新聞に載ることがあります。
これに対して,博士課程在学中か,退学してから一定期間(5年とか)以内に,その大学院に論文を提出するのを,課程博士といいます。論文博士は審査料がいりますが,課程博士は無料(というか授業料に含まれている)なのが普通です。

このあたりの事情は,大学によって,また学部・学科(大学院では研究科・専攻という)によって,かなり違うようですので,自分のいたところ以外は不確かな部分もあります。とりあえず自信ナシとしておきます。
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確か普通に卒業すると退学と書かれたような気が……


博士過程中に論文で博士号をとるのは文系ではそんなに多くなかったので(今は変わったかもしれません)
期間が終わって、学校を去っていくと退学と書かれてしまうのです。

ただ色んなケースがあるのであんまり自信がありません(苦笑)
修了と書くのがメジャーだと思いますし。
博士課程中に講師として引き抜かれる方もいらっしゃるので。

この回答への補足

 普通に卒業して退学!?なんでですか~!?みなさん言うことが違いますね・・・文系では多くないんですね。英語も文系ですか?
 

補足日時:2001/10/20 20:46
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途中で大学の助手かなんかの就職口が見つかり、退学して就職、研究を続けて論文で博士号とって今にいたっておられるのでしょう。

大学院は博士論文がとおらないと卒業(修了)できませんので単位取得後退学というのは多いですよ。授業料払いながら研究するより給料もらいながら研究の方がいいですからね。

この回答への補足

博士論文が通ってないから卒業できないということですか?博士論文ってそんなに難しいんですか?どうしてlipさんはわかるんですか?

補足日時:2001/10/20 20:36
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これは勉強が難しくついて行けなくやめるのではなく、もう大学課程で十分以上の知識も得てこれ以上いる必要がなくなりやめるのです。

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