クロマトグラフィーに関する文章を読んでいて、ふと気になった事で、とても単純な事なんですけど、TLCの時に試料成分が着色していない時は、プレートに適当な発色剤を噴霧しておき、紫外線ランプを照射すると発色して測れるとの事ですが、紫外線ランプを照射するというのは、どのくらいの時間やるんですか?あと、すぐ発色するようなものなのでしょうか?
あと、展開中止後、溶媒を蒸発させてから、その紫外線照射等行うとのことですが、乾燥してしまっても大丈夫なものなんでしょうか?
まだ実験を行った事もなく、理解も浅いので、おかしな質問ですみません。

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A 回答 (4件)

まず,TLCには大きく分類すると2種類あります.


蛍光色素を吸着させた固定層を用いたものと,蛍光色素を含有していない
ものです.
このうちで紫外線を照射するのは前者の蛍光色素を含んでいるものに対して
適用しますが,なぜ紫外線で確認するかというと,試験対象化合物が照射す
る紫外線を吸収したり蛍光を吸収すると,その試料が吸着している部分だけ
蛍光が見えない(暗所で黒く見える)のに対して,試料の吸着していない部
分は蛍光を発するので暗所で光って見えます.このようにしてどれくらい移
動したか,また何成分の化合物が混合されているのかを確認します.

それに対して,蛍光色素を含有していない固定層を使用したTLCや,紫外
線を吸収しない試料が吸着した場合にはどんなに紫外線を照射しても見えま
せん.そこで発色試薬が必要になります.発色試薬には選択性がある場合が
あり,試料に即した発色試薬を選択して使用します.

溶媒を乾燥させてから発色させたり,紫外線照射を行い理由は,拡散を抑制
する為です.TLCは毛細管現象を利用して分離しますが,プレートが乾燥
していないうちに放っておくと,上下方向ではなく,平面的な拡散が生じて
しまい,スポットが拡大してしまうのです.
また,トルエンやベンゼン等を展開溶媒として使用した場合には,展開溶媒
自身が紫外線を吸収してしまい,あまりよく見えなくなります.
そのため,溶媒を充分蒸発させてから確認作業を行います.
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この回答へのお礼

とても丁寧なお答え、ありがとうございました。非常に分かりやすかったです。

お礼日時:2001/10/26 23:07

 gyopi さんの充分な回答がありますが,少し補足致します。



> 紫外線ランプを照射すると発色して測れる
 これは「紫外線ランプ下で見ると発色して見える」と言った方が正確です。これなら,解るでしょうか。

> あと、すぐ発色するようなものなのでしょうか?
 これは試薬によります。多くの試薬は噴霧すればそれで見えますが,中には○分間加熱後UVランプ下で見ると言った場合もあります。


 なお,発色試薬を使ってTLCの検出をする目的には2種類あります。

 1つは,gyopi さんがお書きの「蛍光色素を含有していない固定層を使用したTLCや,紫外線を吸収しない試料が吸着した場合」です。ただし,この場合は,発色試薬よりも酸化剤などで有機物を酸化して黒色スポットとして視覚化する事が多いです。

 2つめは,gyopi さんも少し触れておられる発色試薬の選択性を利用する場合です。この場合,発色試薬の選択性(通常は官能基に対する選択性です)を利用して,目的のスポット(化合物)があるかどうかを判断したり,出ているスポット(化合物)にどういった官能基があるかを知らべたりします。


 いずれにしても,この辺りの一般的な事は,MiJun さんの回答にもあるように,関連成書(教科書)をご覧になった方が解りやすいかも知れません。
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この回答へのお礼

ありがとうございました!分かりやすい説明で、理解しやすかったです。

お礼日時:2001/10/26 23:13

gyopiさんの丁寧な回答がありますが、それ以前に。


>まだ実験を行った事もなく、理解も浅いので、おかしな質問ですみません。

図書館等で関連成書は探されたのでしょうか?
あるいはTOPページで「TLC」あるいは「薄層クロマト」と入れて検索するといくつかHitしますので参考にしてください。
それらの中で成書も紹介してます!

ご参考まで。

参考URL:http://www.okweb.ne.jp/kotaeru.php3?q=153422
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この回答へのお礼

図書館等を利用する時間がなかったので、こちらを利用させていただいたんですが、いろいろ参考のものを教えて下さって、ありがとうございました!これから勉強する時に、役立てたいと思います。

お礼日時:2001/10/26 23:10

私もあまり詳しいことは書けませんので、簡単に。


・紫外線ランプを照射するとすぐにスポットがわかります。
・溶媒を乾燥させても、目的の物はプレート上に残っているはずですから、乾燥させて大丈夫です(というよりも、十分に溶媒を蒸発させないといけません)。
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この回答へのお礼

すぐにお答えいただき、ありがとうございました!

お礼日時:2001/10/26 23:05

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よろしくお願いします。

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薬品2(液体):原液の濃度20mg/l   試薬A中での濃度50mg/l
薬品3(粉末):                 試薬A中での濃度3g/l
薬品4(粉末):                 試薬A中での濃度100g/l
薬品5(液体):原液の濃度500mg/l   試薬A中での濃度100mg/l

です。

Aベストアンサー

>薬品1(液体):原液の濃度100g/l   試薬A中での濃度10g/l

原液濃度100 g/lを終濃度10 g/lにするためには10倍希釈、
つまり終体積の1/10体積の原液を使う。

>薬品5(液体):原液の濃度500mg/l   試薬A中での濃度100mg/l

原液濃度 500 g/lを終濃度100 g/lにするためには5倍希釈、
つまり終体積の1/5体積の原液を使う。

>薬品2(液体):原液の濃度20mg/l   試薬A中での濃度50mg/l

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いくつかのパターンで実験するとします。
以下について間違っていればどのようになるのか教えて下さい。

■試薬Aのみ入れて放置の場合、全圧1.0atm、試薬Aの分圧0.5atm、空気の分圧0.5atm。

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> 強いて挙げれば、極性、無極性、金属(これは溶ける?)こういった組み合わ程度しか思いつきませんでしたが・・・
> 例:水・トルエン・水銀
> 何種類もと言うのは無理なのでしょうか?

はい。私もそのくらいしか思いつきません。原理的には圧力をいくらでも高めることができる、といわれても、常識的にはあり得ない気がするのは、現実にはそんな試薬の組み合わせがあり得ないからだと思います。


■密栓で試薬Aのみ入れて放置の場合  について

化学便覧などに記載されている純物質の蒸気圧は、空気などの他の気体成分が存在しないときの蒸気圧です。いわば真空中での蒸気圧です。空気が共存するときの蒸気圧は、

 原因A:空気と蒸気の間にファンデルワールス力が働くこと
 原因B:空気が液体に溶け込むこと
 原因C:液体が空気により加圧されること

により、真空中での蒸気圧からずれます。

原因Aによりドルトンの分圧の法則が成り立たなくなります。ファンデルワールス力が引力的な場合は、蒸気圧を上げる効果があります。分子の大きさが無視できなくなるほど気相の密度が高くなると、蒸気圧を下げる効果に転じます。

原因Bにより蒸気圧が下がります。空気が溶け込むということは純液体が溶液になるということですから、溶媒の蒸気圧は純液体のそれよりも低くなります。いわゆる蒸気圧降下です。

原因Cにより蒸気圧が上がります。液体に圧力をかけることで液体から蒸気が搾り出されます。たとえ話をするなら、ビーチボールから空気を抜くときに、強く押すことで速く空気が抜けるようなものです。

◆空気の圧力が1000.00atmの場合

#1の条件2:ドルトンの分圧の法則が成り立つ。
#1の条件3:試薬への空気の溶け込みは、無視できる。

これくらいの高圧になると、#1の条件2と3が成り立たなくなるのは明らかですから、分圧が0.50atmとはならないのは確かです。ですけど、原因A~Cのうちのどれが最も効くのかを予想するのが難しいので、分圧がどのように変わるかは分かりません。

◆空気の圧力が1.00atmの場合

これも定量的な予想は難しいのですけど、水蒸気圧の実験データから推測すると「開放状態と比べるとほとんど変わらないが、高精度で測定すると少しだけ分圧が高くなる」と予想できます。

R. W. Hyland, "A correlation for the second interaction virial coefficients and enhancement factors for moist air" (1975).
https://archive.org/details/jresv79An4p551

この文献の表8から、CO2を含まない空気中の水蒸気圧について以下のことが分かります。

(i) 全圧が0.25~100気圧、温度が0~90℃の広い範囲で、空気中の水蒸気圧は真空中の水蒸気圧よりも高い。
(ii) 全圧が1.50バールで温度が0~90℃のとき、空気中と真空中の水蒸気圧は0.5~0.8%しか違わない。
(iii) 常温常圧ですでに、空気中と真空中の水蒸気圧が0.4%くらい違う。

室温で蒸気圧が0.5atmくらいの液体としてはジエチルエーテルやジクロロメタンなどがあります。これらの物質の安全データシートに記載されている蒸気圧は真空中での値ですけど、大気中での飽和蒸気圧の値とこれらの値の差が問題になる場面はそれほど多くはないと思います。

以上のことから、厳密な話をすれば開放状態と密閉状態で分圧は変わるだろう、ということと、高精度な測定をしない限り開放状態と密閉状態の分圧の差は分からないだろう、ということが言えるんじゃないかと思います。

> 強いて挙げれば、極性、無極性、金属(これは溶ける?)こういった組み合わ程度しか思いつきませんでしたが・・・
> 例:水・トルエン・水銀
> 何種類もと言うのは無理なのでしょうか?

はい。私もそのくらいしか思いつきません。原理的には圧力をいくらでも高めることができる、といわれても、常識的にはあり得ない気がするのは、現実にはそんな試薬の組み合わせがあり得ないからだと思います。


■密栓で試薬Aのみ入れて放置の場合  について

化学便覧などに記載されている純物質の蒸気圧は、空気などの他...続きを読む

QTLCの展開溶媒

シリカゲルのTLC板でグルコースとガラクトースがきれいに分離したスポットが出なくて困っています。

展開溶媒として85%ACN1回と2-プロパノール:1-ブタノール:水=12:3:4 1回の2回展開で行っています。

他にもニトロメタン:1-プロパノール:水=2:5:1.5の展開溶媒で行ってもうまくいきませんでした。

TLCの展開溶媒を検討したいのですがどのようにしたらいいんでしょうか?

Aベストアンサー

昔やったことがありますが、試料のスポットを沢山打っておいて、その上からいろいろ作成した展開溶媒をスポットして、試料の展開具合(円になって展開)を見てさらに絞り込んでいたように思います。

Q試薬のID

試薬管理簿をデータベース(Access)で作っています。
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すべての試薬にIDをつけ、使い終わったとき(廃棄した時)はそのIDは欠番となり、新たに購入した場合は新しいIDを付与するという方法で管理するのがいいとききました。
しかし、この方法ではIDは際限なく増え続け、紛失や在庫の確認にもっとも有効な方法かも確信がもてません。
どなたか試薬管理のデータベース構築に関して有効な方法をご存知でしたら教えていただけないでしょうか。
よろしくお願いいたします。

Aベストアンサー

>1年ごとにリセットしてBをまた0からスタートさせる
予想される使用本数によりますが、Bは4~6桁もあれば十分ではないでしょうか。
ボトルごとのID番号を途中で変更すると、
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貼り替えずに欠番に新しいボトルを入れると、先入れ先出しが数字を見ただけでは分からなくなります。

違う方法として、試薬はちゃんとしたメーカーから買っていますよね。
そのメーカー名とロット番号で管理するということも出来ます。
(同ロットを複数本買った場合に、それぞれについてトレースする必要はないようですよね)
入力するときにちょっと手間がかかりますが、独自のラベルを作らなくて良いので、
こちらのほうが簡単かもしれません。

QTLCの展開溶媒について

いま、TLCでアミノ酸を展開させているのですが、
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M:メタノール Am:アンモニア)の違いがわかり
ません。

どなたかわかる方教えてください。
よろしくおながいしますっ

Aベストアンサー

TLC は 展開溶媒の極性が弱いほどサンプルが移動しにくくなります。
たとえば、極性の強さは
ヘキサン<ベンゼン<クロロホルム<酢酸エチル<メタノール
C:M:Am=95:5:1 と C:M:Am=4:1:1 では後の方がメタノールが多くよく移動します。

アンモニアの効果について。
固定相がシリカゲルの場合、シリカゲルは表面が酸と考えてください。
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