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BIGBANDをやっていますが、ベイシー、グレン・ミラーくらいしか聴いたことがないです。
もっと勉強したいので、お勧めのものを教えてください。
あとは、バディー・リッチも聴きました。

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A 回答 (1件)

こんにちわ。


がんばってますね!
いろんなジャズが楽しくてたまらないですよね!
どん欲にどんどんいろんなジャズを吸収していって下さい♪

黒人バンドの流れは
1920年代
●フレッチャー・ヘンダーソン(ニューヨークで活躍)
(これは非常に重要です。30年代のスイング王、白人ベニーグッドマン楽団はヘンダーソン から楽譜を買い受けました)
金管と木管のいわゆる「セクションワーク」はこの人が発案して以来、21世紀の現在までゆるぎない編曲手法になりました。

●デューク・エリントン(ワシントンで活躍~NYハーレムのコットンクラブへ進出)
メンバー一人ずつの演奏上の個性を重要視して、「その人にしか出来ない演奏技法」を沢山盛り込んだ事で有名です。
同じ楽譜をもらっても他の楽団員だと「エリントン 色」が出ません。
そういう楽曲が命でしたので、メンバー交代も非常に少ないバンドでした。


1930年代
●カウント・ベイシーはもうお得意ですね。
ミズーリ州側のカンサスシティで活躍~NYに進出(ミズーリ川を挟んでカンサス洲側にもカンサスシティがありますが、ジャズが栄えたのはミズーリ州側です)
トム・ペンダーガスト という悪徳知事のおかげでミズーリ側カンサスシティはジャズの都となっていました。
ベイシー楽団がNY進出を果たしたのは、ベニ-グッドマン楽団のパトロン的存在だった大富豪音楽プロデューサーのジョンハモンドが車のラジオで偶然聞いて感激してNYに呼び寄せたからでした。
そのため、黒人ベイシー楽団のメンバーと白人ベニ-グッドマン楽団のメンバーの交流したレコーディングは沢山行なわれました。

1940年代
●ビリー・エクスタイン楽団(NY)
●ディジー・ガレスピー楽団(NY)
この二つの楽団は、新しいモダンジャズ、ビーバップの最初のビッグバンドでした。
聞いてるだけでやけどしそうに火の出るような大噴火サウンドに圧倒されます。

1950年代以降になると、大人数のビッグバンドは金銭面で経営的に大変なのでどんどん減っていきました。
しかし、エリントン、ベイシー、ガレスピーなどの大御所はビッグバンドを安定的に維持して次々名作をレコーディングしていきました。
そんな中で一人の天才青年がビッグバンド界に現れました。
●そう、クインシージョーンズ楽団です。

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白人ビッグバンドの代表

1920年代
●ポール・ホワイトマン楽団(NY)
この人は史上最初に「ジャズの王様」を名乗りましたが、その当初は全然ジャズ的でなく、白人社交ダンス用のバンドでした。
トランペットセクションに伝説のビックス・バイダーベックが入ってから、急速に本当のジャズバンドになっていきました。でも、ビックスが死んでしまうと、また元の社交ダンスバンドに戻ってしまいました。

1930年代
●ベニ-・グッドマン楽団(クラリネット)
●アーティー・ショウ楽団(クラリネット)
●グレン・ミラー楽団(トロンボーン)
●トミ-・ドーシー楽団(トロンボーン)
いずれもニューヨークで活躍したスイング時代の白人四大バンドと言われています。
グッドマン楽団は白人ながら強烈にスイングして「スイングの王様」と名乗りました。
この秘密は、先に書いた通り、黒人フレッチャー・ヘンダ-ソンの楽譜を買い取ったことにあります。
アーティー・ショウは活躍期間が短かったのですが、「めがねをかけていないグッドマン」と言われて非常にレベルの高いバンドでした。
つねに野心的な試みをめざして、現代音楽やクラシックとの融合を試みたり、ビリーホリデイやロイエルドリッジといった黒人スターを混ぜて人種差別とも戦ったことで有名です。
グレンミラーはお得意ですね!
しかしミラ-楽団の人気の秘密が、クラリネットを主旋律にした丸くやわらかいサックスセクションのハーモニーにあったことはご存じですか?
こういう甘くうっとりとろけながら豪華絢爛にスパイスも効いたスタイルのことを、スイングの中でも特に「キラーディラースタイル」と呼ばれてゴージャスなグレンミラーサウンドの代名詞となっていました。
トミードーシーには、のちに大スターとなるフランクシナトラと、バディリッチがいたことで特に有名です。グレンミラ-が自分のトロンボーン演奏には自信が無くて編曲に独自性を傾倒したのに比べて、ドーシーはトロンボーンの名人でしたので、自分のソロが必ず見せ場として登場しました。

1940年代
この時代になると、白人もモダンジャズのビッグバンドになります。
●スタン・ケントン楽団(LAで活躍)
のちの「白人ウエストコーストジャズ」の母体となった歴史的に非常に重要なバンドですが、なぜか日本では人気が有りません。ケントンも非常に野心的な音楽の発展を志して、現代音楽的なサウンドを極めましたので、その面が強調され過ぎて変な評判が日本ではまかり通ってしまっているように私は感じています。

●ウディ・ハーマンのファーストハード(主にNYで活躍)
●ウディ・ハーマンのセカンドハード(NYとLAの両方で活躍)
ハーマン楽団は1930年代には「ブルースだけを演奏する白人オーケストラ」というコンセプトで活躍していました。
また、史上最初の「株式会社運営ビッグバンド」として有名です。
黒人の世界で1940年代にモダンジャズのビバップ革命が起こると、いち早く白人として取り入れ、白人ビバップオーケストラとして非常に有名になりました。それが「ファーストハード」です。
1947年の暮れ以降はメンバーが総入れ替えとなり、「セカンドハード」として再出発します。
セカンドハードでは、白熱したビバップサウンドではなく、なめらかでよりモダンにオシャレなクールスタイルのビッグバンドに変身しました。
このクールなオーケストラサウンドは、アルトサックスを除外して3本のテナー&バリトンの「四人のサックスハーモニー」が決め手のスパイスになっていました。このサウンドは「4ブラザーズ・サウンド」と呼ばれています。もちろん大ヒットとなった「フォーブラザーズ」が代表曲です。(マンハッタントランスファーの超お洒落なコーラスで若いファンにも永遠の名曲となりました)

●クロード・ソーンヒル楽団&ギル・エバンス楽団(NYで活躍)
非常に幻想的なかすみのかかったようなサウンドに特徴があるモダンなビッグバンドです。
クロード・ソーンヒル楽団自体はもともとは社交ダンス用のオーケストラとして出発しましたが、ここに新人アレンジャーのギル・エバンスが加わってから、非常にモダンな楽団に変身しました。
その後、ギル・エバンスが退団すると、ソーンヒル楽団はダンサブルな楽団に復帰し、ギル・エバンスは自分の楽団を常にその時代の最先端なアバンギャルドの音づくりを目指しました。

1950年代
●エディ・ソーター&ビル・フィネガン楽団(NYで活躍)
二人の天才アレンジャーがコンビを組んだオーケストラです。
日本ではあまり人気が有りませんが、この時代の代表的なオーケストラですので是非聞いてみて下さい。ジャズの解説書では「野心的なサウンド」と書かれている事が多いのですが、ケントン楽団のようなびっくりするような「野心」は全然感じない楽しい普通のバンドです。

●ショーティー・ロジャース楽団(LAとハリウッドで活躍)
ハリウッド映画が栄えたこの時代に、ジャズの覇権は西海岸の白人が握ったことがありました。
その牙城となったのが、上記のスタンケントン楽団と、ケントン楽団のメンバーがそっくりそのまま移籍した(掛け持ちの人もあり)ショーティー・ロジャース楽団です。
この楽団が小編成バンドになって、「ウエストコーストジャズ」という非常にオシャレな白人モダンジャズが栄えました。

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1960~70年代になると、白人オーケストラ、黒人オーケストラ、という固定観念的な枠組みがなくなってきました。
●サド・ジョーンズ&メル・ルイス楽団
黒人カウントベイシー楽団出身のトランペッター(コルネットでも有名)サド・ジョーンズと、白人スタンケントン楽団出身のドラマー、メル・ルイスが意気投合して結成した白黒混合オーケストラです。
この時代にほとんど唯一、元気よく頑張って売れ行きも良かった正統派オーケストラとして有名です。

●秋吉敏子&ルー・タバキン楽団
白人と黒人、という人種の垣根を取り払っただけでなく、日本人とアメリカ人、というグローバルな視点で新しいジャズサウンドの可能性をさぐろう、というまったく新しい理念のバンドでした。
戦前に中国の満州で生まれ育った日本人、秋吉さんの作曲は、吉原のおいらんや、広島の原爆、水俣病公害などをモチーフにした独創性がアメリカ人にすごい衝撃を与えました。
バンドの金銭的な面での運営は非常に大変でしたが、音楽的芸術性はジャズの歴史に大きな足跡を残して、人気投票、批評家投票で常にトップをキープしていました。
日本一のジャズマン渡辺貞夫さんは若かった頃、秋吉敏子さんのバンドでデビューしました。
また、今最先端の音楽シーンで大活躍のマンディ満ちるさんは、秋吉敏子さんと前の旦那さんだったチャーリー・マリアーノの間に生まれたお嬢さんです。

ちょっとえらいことになっちゃいましたのでこの辺で切り上げますが、いろいろビッグバンド関連のサイトなどを参考に、輸入CDショップや廃盤ショップなどで作品を集めていってみて下さい。
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この回答へのお礼

まさか、こんなに詳しく書いてくださる方がいるなんて思ってもみませんでした。
とっても参考になりました。ここからいくつかチョイスして少しずつ聴いてみたいと思います。
ありがとうございました!!!

お礼日時:2005/08/13 22:33

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