プロが教えるわが家の防犯対策術!

磁石に鉄、コバルト、ニッケルなどはつきますがアルミニウム、金、銀、銅などはつかないのはなぜか理由を知っている方は教えてください。

A 回答 (3件)

原子を構成する電子のスピンが関係しています。


スピンとは電子の自転運動に相当し、スピンによって電子そのものが磁石としての性質を持ちます。
電子のスピン同士はお互いを打ち消し合う性質を持ちますが、鉄、コバルト、ニッケルはすべて打ち消し合わずに3d軌道と呼ばれる電子軌道にスピンが余ります。
このような物質が強い磁界に入り込むと、余ったスピンにより、強磁性体(磁石)に吸い寄せられます。
すべてのスピンが打ち消し合う物質の場合は、スピンが余っていないので、強磁性体(磁石)に吸い寄せられる事はありません。
    • good
    • 36
この回答へのお礼

磁石につくものとつかないものの違いがスピンが余っているかいないかの違いということで単純でわかりやすかったです。ありがとうございました。

お礼日時:2005/08/24 13:03

No.1さんのお答えでいいのですが。



電子は波ですが、粒子と考えたほうがいい場合も有ります。参考URL。

粒子と考えたときに自転に相当するのがスピンです。
スピンの向きの数の差が磁性と成って表れます。
参考URL→最後の方の「電子が自転」クリック

参考URL:http://www.geocities.jp/hiroyuki0620785/k0dennsi …
    • good
    • 6
この回答へのお礼

参考の「電子が自転」をみたら前より理解が深まりました。ありがとうございました。

お礼日時:2005/08/24 13:13

磁性材料(磁石)は,日本が世界をリードする研究を行っている分野で,ノーベル賞受賞者が出てもおかしくありません。



さて,磁性(磁力)の発生メカニズムですが,すべての元素は原子構造を持っていることをご存知ですよね。原子は,その中心部に原子核があり,その周囲をいくつかの電子が定められた軌道の上を回っています。原子核は電気的にはプラスの電荷を持ち,電子はマイナスの電荷を持っています。
この電子の内,スピン電子と呼ばれるものが物質の磁性と密接な関係を持ち,スピン電子の配列で強磁性体,軟磁性体など特性が変化します。
ここで,物質としたのは,金属ばかりでなく,特殊な構造を持つセラミックスなども,スピン電子の配列によっては磁性材料となり,ビデオテープ(死語?)や,電車の切符の裏面に塗布される磁性体粉末として利用されています。

・・・あまりにも簡単に説明しすぎてしまいましたが,もう少し詳しく知りたいのなら,以下のHPなどを参照してください。

参考URL:http://www.ne.jp/asahi/shiga/home/Lecture/magnet …
    • good
    • 16
この回答へのお礼

今まであまり意識していなかったんですが、磁石って身近なところでいろいろ使われているんですね。
>日本が世界をリードする研究を行っている
というのも初めて知りました。ありがとうございました。

お礼日時:2005/08/24 13:10

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!