プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

こんばんは.
私は25歳の高校地学教員です.

高校で地学を教えていて,色々と感じる部分があり,
アドバイスを頂けたらと思いまして,投稿させていただきました.

高校で地学を教えている教員の様子を調べてみますと,
概ね,あまり受験に囚われない科目であることを活かして,
自分の専門を中心に,深いレベルまで教えているという教員と,
普通に教科書の知識を押さえ,広く浅い知識を教えている教員がいるように
思いました.

私自身,高校の生徒達に伝える立場として,
どちらがいいのか迷うところなのですが,
これについて,みなさんはいかが思われますでしょうか.

また,高校の地学というのは,非常に範囲が広く,
その全範囲に渡って,教員自身が深いレベルまで知り,理解することは
とても難しいと実感しています.
そうしたときに,教員としてどの程度のレベルまで
教える立場として抑えておく必要があるのかと考えてしまいます.
もちろん少しづつ蓄えていくものだとは思っているのですが,
最近このようなことを考えてしまいます.

そして,地学は教科書に書いてあることが
実際の地域や自然でどのように見られるかが
大切になってくるかと思いますが,
そのような点に関しても,教員として
どこまで精通していればよいのかと不安になります.

教員として改めて,地学を教えることの難しさを
感じています.色々な方からのアドバイスをいただけたら幸いです.
よろしくお願いいたします.

A 回答 (4件)

私は27歳の中学校の教員です。

同じ教師として、質問者さんの思いよくわかります。
いきなりですが、地学は楽しいなと思って教壇に立っていらっしゃいますか?
何年か前の新聞でノーベル賞を受賞された小柴教授がこうおっしゃっていました。
「自分の教える教科を本当に好きになって、自分が楽しいと思うことを教えなさい」と。「楽しいと思っていれば、例えば計算漢字のれんしゅうばかりやらせて、せっかちに詰め込みすぎたと感じたらやり方を変えていくでしょう」とも。
私も教科は違いますが、こちらが楽しいと感じて授業をすると生徒もその思いに共感してくれるのがよくわかります。
地学は受験にあまりとらわれないとお感じになっているなら、思いっきり楽しいと自分が思えるような教材を考えて授業をなさってはいかがですか。まだお若いですし、授業のやり方のスタイルを決めることはないと思います。生徒が「地学っておもしろい!!」と思ってもらえるかどうかを基準に授業をなさってください。

「地学は教科書に書いてあることが
実際の地域や自然でどのように見られるかが
大切になってくるかと思います」
大切なことですね。でも、今はいろんなツールがありますから、それを駆使して、生徒がいかに身近に地学を感じられるかが大切なのではないですか。

長くなってしまいましたが、人事に思えなかったので、思わず自分の意見をぶつけてしまいました。がんばってくださいね。
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この回答へのお礼

ご丁寧なアドバイスをどうもありがとうございました.
やはり自分が楽しいと思うこと,これはとても大切なことですよね.
まずは自分が楽しいと思えるようなやり方・内容を考えて,
次にそれをどうやったら楽しく理解できるかということを
考えて行きたいと思います.

お礼日時:2005/08/25 22:48

高校生の時に、わたしは地学を選択しました。


私の場合、受験で必要な科目でもなく、
ただの興味本位で選択したのですが、とても楽しい授業でした。
一番覚えているのは、石を薄く削って、顕微鏡で観察したことです。石を削るのが意外に難しくて、厚すぎでもダメ、薄すぎたら壊れてしまってダメ、というかんじで、みんな、結構必死になってやりました。昼休みもつぶして無言で削っていました・・・。
先生も面白い先生でした。「火星のイメージ」とか言って、おかしな絵を描いたり、踊って表現してくれたり、と、なぜか高校時代の授業に関しては、地学ばかり思い出します。
こんなことばかり覚えていて、大事な勉強内容は覚えていませんし、参考にならないかもしれませんが、10年以上たっても「名前は忘れたけど、面白い授業だったな」って思ってもらえたらいいのではないでしょうか?甘いですか?
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この回答へのお礼

ご丁寧なアドバイスをどうもありがとうございました.

私自身も「名前は忘れたけど、面白い授業だったな」って思ってもらえたらいいなと思います.
そのためにもがんばっていきたいです.

お礼日時:2005/08/30 12:55

#No.2の補足です。


 
 中学生用の検定外教科書ですが読んで見て面白かったので参考までに…

・『新しい科学の教科書第2版(I)』,佐巻健男著,文一総合出版
・『新しい科学の教科書第2版(II)』,佐巻健男著,文一総合出版
・『新しい科学の教科書第2版(III)』,佐巻健男著,文一総合出版


・『NHK高校講座』
http://www.nhk.or.jp/kokokoza/index.html
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この回答へのお礼

引き続きご丁寧なアドバイスをどうもありがとうございました.

お礼日時:2005/08/30 12:53

 私自身、高校の理科の授業では、生物IBと地学IBを選択しましたが、化学や物理と違って文系の私でも興味を持って参加することができました。



 地学であれば、アンモナイトや化石などの標本を見せたりして、どの地層から出土されるなど具体的に単純暗記させるよりは、写真や模型などをみせながら、板書やプリントを活用しながらせいと自信が興味関心を持てるよう興味をつけさせることが必要かと思います。

 また、天体や気象であればビデオやDVDなどの映像資料をみせて座学で分かりにくい内容を映像資料で学習し、プリントを用いながらクイズ形式に穴埋め問題を設定して見たり、小レポートを書いてもらったりすることなどもよいと思います。例えば、「上昇気流や下降気流のしくみ」や「地震のメカニズム」「北極星」「地球温暖化」などが面白いと思います。

 暗記だと、「眠くなったり」「興味が持てなかったり…」もあるので、各分野のテーマの終わりに、座学では伝わりにくい内容のものを実験やVTRというかたちで授業に取り入れて見てはどうでしょうか?
 その他に、教材研究の参考としてNHKの教育テレビ・ラジオの「高校講座」などを参考にして見るのもよいと思います。

 授業のやり方に関しては、同じ学校の理科教員の授業や他の学校の同年代の先生などに相談してみて、自分にとってプラスになるものはどんどんまねして、そこからclimateさんなりにアレンジを加えて、「良いところはまねて、悪いところは自分なりにアレンジする」という感じがんばって見てください。

 何らかの参考になれば幸いです♪

 
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この回答へのお礼

ご丁寧なアドバイスをどうもありがとうございました.

やはり映像や実物を見せたりして,
少しでも実感を持ってもらうことは大事ですね.
地学の場合は,物理や化学に比べて,
実験が難しいので,そうした面で補っていく必要がありますね.

あとは,生徒自身による調べ学習には地学は
たしかに向いているかもしれないですね.
その結果を,発表してもらうなど,
他の授業では出来ないようなことをしてもいいかもしれないですね.

お礼日時:2005/08/26 08:36

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