プロが教えるわが家の防犯対策術!

だいぶ前のことですが、芸術劇場で、ラン・ランさんが、チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番を弾いていました。第3楽章の最後の部分に、ピアノだけでものすごいオクターブの連続でぶっ飛びまわるところがありますよね??ラン・ランさんは、そこをものすごいはやさで、(四分音符=100くらいでしょうか??もっと上かも)弾いてました。自分がやろうとしても、とても無理です。腕が痛くなって、今にもつりそうになります。プロの方(プロの方に限らずできる人はいるとは思いますが)ってどうしてあんなことができるのでしょうか??ちなみに、自分の限界は、四分音符=80くらいでした。これ以上やると死にます・・・。あと、手の大きさについてですが、オクターブはとりあえず楽につかめます。チャイコフスキーのもそうですが、リストのハンガリー狂詩曲第6番などもちょっと速くしたら死にます・・・。

A 回答 (2件)

両手のオクターブで,ファミファソラソ♯ラシ♭……という,なかなかつらいところですよね。


「どうしてあんなことができるのでしょうか」と言われると,「ひたすら練習したから」ということになるのでしょうが,私なりにさらい方を考えてみました。

両手をオクターブに固定して,上からマルテラートぽく弾こうとしても,どうしても限界がありますし,あんまりスピードを上げると今度は外しやすくなります。
とりあえず,(3・)4・5だけで音階や半音階を危なげなく弾けるようにする(ショパンの練習曲10-2とか,ゴドフスキーによるそれの変奏曲なんかよいかも)。
それに親指が調子よく添えられるようにする。
腕に力を入れすぎず,あくまでも(3・)4・5を中心として安定して音階を弾きながら,それに親指を合わせる。
という感じでしょうかね。
言葉で言うのは簡単なのですが,自分ではとてもじゃないけど弾けないので,自信無しにしておきます。

ちなみに,この曲の演奏というと往年のホロヴィッツが思い出されます。
1943年4月のカーネギーホールでのライブ録音です(あまりのものすごさに,1楽章が終わったばかりの所で盛大な拍手が入っている)。
今試しに,CDを引っ張り出して聞きながら,メトロノームのタップ機能でテンポを測ってみたら,「ファミファソ」に突入したときのテンポがなんと四分音符=180!!
いくら手が大きいからって,こんな速さで弾けるとは。
実は連弾じゃないの?と言いたくなるスピードです。
会場全体が呆然として言葉を失った状態だったであろう,その空気まで伝わってくるような録音です。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。確かに、345の指は危ないと思うことが多々あります。345を意識すればいいということですね。

1・・・180・・・・とは。。180なんてオクターブじゃなくて単音でも僕できませんね。。。

僕も見た瞬間、目を疑いました。また聞いて見たいと思います!!

お礼日時:2005/08/30 17:08

ランラン君のファンで、子どもの頃から応援してます。

彼は身体のセンスがものすごく優れているのだと思います。スポーツ的なセンスと音楽のセンス(特にリズム)を併せ持つなかなか稀有な個性をもっていますよね。一番の長所は瞬発力と柔軟性だと思います。

子どもの頃で出場したコンクールのドキュメンタリーで本番前の訓練というのを当時の中国人の指導者といっしょに朝食のテーブルでやってました。指や手の完全な脱力の感覚をイメージトレーニングでつける練習でした。鍵盤がないところでもこれはできるし、一番大切な訓練、と言ってましたっけ。

フツーのピアノ弾きさんが練習するときは、4つとか6つとかのオクターブの和音をひとまとめにして、最初の音を打鍵するはずみであとの音を全部ひといきに弾いてしまうような感覚とか、どこかで一瞬息をついて、その前後でほんのすこしスローダウンするとか、そういうワザを仕組むしかないですよね。

やっぱり脱力かなあ。
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