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先日DVD「イノセンス」を見て非常におもしろく、
イノセンスの前作となっているGHOST IN THE SHELLも
見てみたくなったので、見ました。
そこで気になったのがGHOST IN THE SHELLでは
ラストで少佐が小さい女の子になって
いますよね。そして「どこへ行こうか」という台詞を残しています。
イノセンスでは少佐は最後に出て来ますが
あの女の子の姿ではありませんでした。
それは何故ですか?
色々なサイトに「少佐はネットと融合した」みたいなことが
書いてありますが、ではGHOST IN THE SHELLでの少女の姿は?


何故少佐は失踪扱いにされているのか
(GHOST IN THE SHELL
でも体を修理すればいいのではないか?)

…などなど自分の中で線が結びつきません。
色々難解でモヤモヤが取れないです
どなたか分かりやすく教えていただけないでしょうか?
(原作コミックを読めば少しはつかめるのでしょうか)
よろしくお願いします

A 回答 (9件)

再度失礼します。

No.3です。

「イノセンス」を観て思ったんですが、やはり少佐もバトーに愛を感じているのではないかと…。
ただそれは、バトーが望む愛の形ではないのかもしれないけれど。
バトーは少佐に、肉体を持ったうえで自分のそばにいてほしいと思っているのではないでしょうか。
上着を着せてあげる場面がそれを象徴しているように思います。
対して少佐は、「あなたがネットにアクセスするとき、私はいつでもあなたのそばにいる」と告げていますから、
これが少佐なりの愛し方なのでは…。

ファンサイトなどに行けば詳しいレビューがあると思いますよ。
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この回答へのお礼

再びの回答ありがとうございます。

>「イノセンス」を観て思ったんですが、やはり少佐もバトーに愛を感じているのではないかと…。
ただそれは、バトーが望む愛の形ではないのかもしれないけれど…

イノセンスを見ると私も愛はあったのかな、と思います。
肉体を持った上で自分のそばにいて欲しいと思っている
バトーと精神愛(?)の少佐の愛し方をイノセンスでは
伝わりますね
ほんと、切ないです。

お礼日時:2005/09/06 14:28

>質問ばかりで申し訳ないです


いえいえこちらこそ・・長い文章で読みにくくてすみません。

>少佐がもしバトーに愛があるなら
>そばにいようとは思わなかったのか…とか。
素子はバトーに恋愛感情は無かったとおもいます。
映画ではバトー→素子になってますが、マンガは全然ですし・・。
素子はそういう意味では、「自分を今の自分ではない次元に連れて行ってくれる誰か」を探し、その相手が「人形使い」というプログラムだった。と言えます。つまりバトー→素子→両思い←人形使いってかんじですね。
バトーはひたすら現実と戦い、しがみつく人生を選び、続けようとします。
素子にもそれを望みますがかないませんでした。
恋愛的に見るとそんなところですね。

そして、愛しい人の「そばにいる」ということ。
これは肉体のほうが規制がありますよね。
24時間傍にいることは、現実問題無理ですが、肉体を離れた素子は常にバトーの「そばにいる」ことができます。
ただ、バトーの側から素子の存在を認識できるのか?という疑問があります。

思うに、彼は彼自身が肉体を持ち続ける限り素子をはっきりと認識することはできないでしょう。
素子のふりまいた足跡(遺伝子のような情報をばらまきつづけてる)に触れるたびに素子を傍に感じ(これは電脳をもたない我々には想像できない感覚かもしれませんが、似た雰囲気で表現すると「気配」のようなものでしょう)ながら、同時に、見ることの出来ない影・つかむことのできない雲のようにな存在でありつづけ、それゆえに彼は彼女に囚われ続けるのでしょう。
(イノセンスではその苦悩が語られるのでは?見てないんでなんともいえないんですが・・)

肉体を、人間を捨て自我を求め自由を手に入れた女。
肉体の重みに苦悩しながらも、「人間」として行きようともがく男。
ぶっちゃけ、肉体を捨てた素子は幽霊のような存在です。
その気配を感じることが出来るのは彼女が死んだとき(融合時)に立ち会ったバトーだけ。
死んで(素子と融合なりして)肉体を捨てれば、結婚ということではないにしても永遠に結ばれ素子と一緒になれます。
それが素子が望んだいわば「結婚」の形でした。
でもバトーは、質問者さんと同じように、何かひっかかるのでしょう。
それが果たして本当に人間の進化の形なのか・・納得がいかないので肉体を捨てずに、素子の世界へは行かずに踏みとどまっているのだとおもいます。
彼の素子への感情が、男女の愛であるからこそ そうだったのかもしれません。
そして素子もそんなバトーを理解し、無理に引き入れようとはしなかった・・。

ほとんどイノセンスの内容を想像しただけなんで・・相当まちがってそうですorz

>政府が素子を抹消しようとした理由・・
これはよくわかりませんが、国家が動くほどの機密で勝手な行動ばかり
とっている素子をいぶかしんだんでしょうか。
ともかく政府は「人形使い」を抹殺するためにはなんでもするって事で。
って・・・・だめですね・・。こんな理由orz
前作もかなり前に見たんで記憶あやふやです・・。

>人形使いが素子に似ていたのは・・
これは単純に押井守の「演出」かと。
「二人は運命で惹かれあった双子のようなものだ。
同じ事(自分の存在)を苦悩し、答えを導き出せるたったひとりの相手。
いわば一つの魂のかたわれであるのだ。」
そんなメッセージを暗に演出するためのものだと思いました。
確か原作でも女性だったんですが、似てはいなかった気がします。(そっちは原作者が女キャラ好きだっただかかと・・。)
ワザワザ「人形使い」が同じようなボディを選んで・・ということも考えられますが、それならば、素子を口説き落とすためでしょうね。
でも「無いところにほくろを書いて、『君と僕は同じところにほくろがあるから運命の相手だ』と口説く」みたいなセコイ手はどうかと思うので、やはり偶然でしょう。そう思いましょう。

長々すみません。
でも、言葉にしていくうち、自分自身でストーリーを掘り下げていって楽しかったです。
イノセンス見てみようかなって思いました(´ー`)
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この回答へのお礼

親切な回答ありがとうございますm( _ _)m

>素子はバトーに恋愛感情は無かったとおもいます…

あぁ~なんだか切ないですね。ただ、#9に回答をくれた方
のように、イノセンスを見ると多少なりとも愛はあったのかな?
と思います。漫画は全然そういうのはないのですね。
漫画が見たくなりました。

色々親切に教えていただいたおかけで
だいぶ自分なりですが物語が噛み砕くことができました。
ありがとうございます

お礼日時:2005/09/06 14:25

補足です(;´д`)何度もごめんなさい・・。



>なるほど。でも何故現実世界での体を捨てたのでしょう。
これについてですが、二番目の回答にも書いたとおり、
もはや肉体には何も価値のない世界です。

それ以上に彼女(彼)は人をイタコ状態にできますからね。
体があると逆に足かせになるのでしょう。
意識だけで遠い人工衛星をハックし、地球さえ見下ろすことができるのですから。
イノセンスではそんな状態なんでしょうね。
彼女(彼?)が肉体を持っても、それは一時的な「仮の宿り」になるでしょう。
情報そのものである彼女にとっては意味のないこと。
年をとることもないしょうし、確か、ネットを歩き回ることによって
さらに増え続け(確か他の人の脳に入り込む?)、死すら克服した存在です。
固定した肉体を持ち続けることは、やはり無いのでしょう。
そういう意味の「肉体」を捨てたのだと思います。
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この回答へのお礼

わざわざ補足いただきありがとうございます。
ほんと、申し訳ないです頭が固くって(><)

>これについてですが、二番目の回答にも書いたとおり、
もはや肉体には何も価値のない世界です。

肉体には価値がない…
ここはかなり難しいですね。頭では理解できるんですが…
何かひっかかるところがあるのです。
うまく文にできないのですが、ひっかかりの一つにバトー
の事があります。
少佐とバトーとはパートナー以上の感情があったと思うのですが、
愛があるからこそバトーは少佐の思う通りにさせてあげたと
思うのですが、少佐がもしバトーに愛があるなら
そばにいようとは思わなかったのか…とか。

ここら辺の疑問は原作者にしか分からないでしょうね。
何とも深いです。

お礼日時:2005/09/05 02:11

えーと押井守のいいたかったことってのは本人しかわからないんですが、


私は「何をもって人間たるのか?人間の意識とは何をさすのか?」
という問いだと思います。

現在は肉体はある程度個々で違います。
記憶も他人が操作すること、まして、他人に操られる心配もない世界です。

しかし、整形手術の行き着く先はどうでしょうか?
脳も、しかりです。
まさかあんな電脳というものが出来るとは思いませんが、
クローンすら実現する世界です。今の情報社会の更なる先には何が待つのか。

そうなった世界がゴーストインザシェルです。
人間はアイデンティティの塊である殻(肉体)を捨て、永遠に朽ちることのない人生を得る。
脳を機械化するという進化を選び、その代償に「意識・自我」を形成する材料「記憶」の存在価値を希薄にしてしまった。
記憶という唯一無二の自我たる存在のない世界で
果たして、人間の自我とは、個人たるものとはなんなのか?
美しい体もまるでどこにでも売っている人形・・ただの「記号」でしかない。
記憶ですら、もしかしたら誰かが植えつけたただの「物語」だったとしたら。
果たして自分が本当に自分であるのか、人間なのか・人がつくりだした模造品(人工知能)であるのかが、分からなくなる。
そのとき、何をもって自分が自分であるのか。証明する手立てはありません。
少佐も言っていますが自分の脳を見たものはいない、と。
そのぐらい誰にとっても、「今、自分がここにいる」ことを証明することは難しいのだと。

「少佐」は新たなる進化をとげ、答えを見つけたのでしょう。
「自分とは・人とは何か?=意識とはなにか?」っていうは、彼の永遠のテーマなのじゃないかと思います。
他の作品も共通している気がしますし。

あなたも考えたことはないですか?
ゴーストインザシェルのような遠い世界の話ではなくても・・記憶・意識とはとても曖昧で絶対的なものではないです。
もしかして、本当の自分は眠っていて、この世界は眠っている自分の夢の中の世界なんじゃないかって。
よくある夢オチってあれです。
でも、見ている間はこれが現実だと証明することも、夢だと証明することもかないません。
すべて世界は自らの意識の中だけに存在しているからです。

哲学ですね・・。
私には、難しすぎます。
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この回答へのお礼

再び回答いただきありがとうございます。

>ゴーストインザシェルのような遠い世界の話ではなくても・・記憶・意識とはとても曖昧で絶対的なものではないです…

そうですね。考えた事、もちろんあります。
自分は何故自分であるのか…
哲学的な話は私も苦手ですが、GHOST…は哲学的話を
追求していますね。
100%ではないのですが、(100%は無理かも?)
この物語についてかなり解決してきました。

最後に、
●「政府が少佐まで抹殺しようとした理由は?」
●「人形使いと少佐が似ていたというのは単なる偶然なのか?」
については分かりますか?
質問ばかりで申し訳ないです

お礼日時:2005/09/05 02:03

結構回答あつまっているようなのですが、


自分の個人的解釈としてストーリーを説明すると

電脳化により、人間一人一人の容姿の区別もなく、
アイデンティティの源である個々の記憶ですら
ハッキングという手段で容易くも書き換えられてしまう不安定な世界で、
自分とは、人間とはなんなのかという哲学的かつ末期的な問いに悩んでいた。
しかし、情報の中で発生し自我を持った「人形使い」というプログラムを知り、
その「人間ではない新たな生命体」と完全に融合・同化することで、
新たな人類の進化を体験し、さらに新たな「生命体」になった。
そのため、色々なしがらみのある古い体(少佐という存在)を捨て、
一からはじめることにした。

こんなかんじです。かなりおおざっぱな印象なんですが・・
(かなりアバウトなんで作者の意図とは違うかも(;´д`)自信は無いです。)
最期の少女は「少佐」であって「少佐」ではないのだとおもいます。
人形遣いと少佐それぞれの情報を持ち合わせた存在=DNA的な二人の子供って印象です。
新たな未知の存在になった・・ってかんじでしょうか。

イノセンスは見ていないのでわからないんですが、
体はいくらでも変えられる世界だし、
融合後の少佐はハッカーとしての能力も備えていますから、
どの電脳も介する(のっとる)ことができるのではないでしょうか。
いわゆるイタコの口寄せみたいに。
今は少佐はネット上にある「存在」でしかなく、目に見える電脳もあるかどうかわかりませんが。

ワタシの見解は以上です。わかりにくかったらすみません・・。
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この回答へのお礼

分かりやすい説明でかなりの線まで理解することができました。
ありがとうございます。

>情報の中で発生し自我を持った「人形使い」というプログラム…

人形使いとは融合したのですね。してないものだと誤解していました。

>色々なしがらみのある古い体(少佐という存在)を捨て、
一からはじめることにした。

なるほど。でも何故現実世界での体を捨てたのでしょう。

色々考えてるとキリがないのですが「GHOST…は
何を伝えたかったのでしょうか
私はアイデンティティだと思っていたのですが、違うみたいですね

お礼日時:2005/09/04 22:02

こんばんは。



 設定上の解説は他の方が回答されているようなので・・・。

 以前「イノセンス」のプロデューサーであるスタジオジブリの鈴木敏夫氏が大変分り易く「攻殻機動隊 GHOST IN THE SHELL」を批評されていました。氏によるとそもそもこの作品は押井守監督の「コンピュータ」と「インターネット」が結婚したら子供が生まれたという「妄想」をなにやら小難しく描いているだけだと語っていました。

 つまりこの作品は「少佐」が「コンピュータ」の「人形使い」が「インターネット」のそれぞれメタファー(比喩)として描かれているわけです。元々共生関係にある「コンピュータ」と「インターネット」が「SEX(融合)」したら子供が出来ちゃった。で生まれた子供があの「少女」というオチなんです。だからどうしてもあそこは「子供」のボディでなければいけないわけです。

 友人でもあり以前から押井監督の才能を高く評価していた鈴木プロデュサーはこんなばかばかしい話に才能を浪費している押井氏に憤慨し、「それなら俺がもっと本気の作品を作らせてやる」とジブリとは関係の無い「イノセンス」のプロデュースをかって出たという経緯があります。

 ちなみにTVシリーズ「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」は映画とは全く逆で「コンピュータ」(人間)が「ネット」を介さず「Stand Alone」の状態でいることが生み出す複雑(Complex)な現象を描いています。個人的には映画と比べて説得力に欠ける気がしましたが・・・。

長々書きましたがあまり回答なっていませんで申し訳ないです。
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この回答へのお礼

>つまりこの作品は「少佐」が…

うむむ~難しいです!GHOST IN THE SHELLでは人形使いと
話をしていましたが融合していないと思っていました。
(その前に殺されていたと思っていました)

TVシリーズは時々見ています。
今放送しているのは「もし人形使いに合わなかったら」という
設定と聞きました。来週からはちゃんと見たいと思います 笑

鈴木プロデューサーの話もとても興味深かったです
回答ありがとうございました。

お礼日時:2005/09/04 21:55

「少女」はバトーが用意した仮の義体で、少佐はあの後義体を乗り換えたか、あるいは捨てたものと思われます。


ネットと融合したというのは、体を捨てネットをただよう精神のみの存在になったということです。

失踪扱いとは、「原因は不明だが姿を消した」ことになっているという意味です。
「少佐は自分の意志で九課をぬけた」と正直に報告すれば、無断脱退ということで政府への反逆ともとられかねません。
機密情報を含めた記憶一切が政府の所有物だからです。

もし少佐が留まろうと思えば、抹殺指令も何らかの手で取り消して、無事戻ることもできたかもしれません。
しかし「GHOST…」の少佐は、もはやこちらの世界に居続けようとは思わなかった。
そしてバトーも少佐がそう望むことが分かっていたので、少佐の脳殻の行方を報告せず、彼女を行かせてあげたのです。
切ないですね…。
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この回答へのお礼

分かりやすい説明で助かります。

>「GHOST…」の少佐は、もはやこちらの世界に居続けようとは思わなかった。

現実世界に居続けようと思わない理由は何でしょうか
最後の人形使いとの会話あたりが難しすぎて理解できないです。
あと政府が少佐まで抹殺しようとした理由とは?

また質問してしまって申し訳ないです…

お礼日時:2005/09/04 21:46

素子本人は仮想ネットワークに自分自身を置き換えてしまっているので現実世界で例えると死んだ人間がコンピュータネットワーク上で精神だけ?で存在して生きている事になります。


ここら辺になると原作以外に80年代90年代の海外B級SF映画や日本アニメなどの概念から説明しなくてはならないので一概にコレが元ですとは回答出来ません。
妥当な線で幻魔大戦の小説から入って行くのが良いのかも知れません。
この小説に似た小説、漫画、アニメ、外国映画などをトコトン読み見て考えたらこの攻殻機動隊の流れが判ってくるかも知れませんね。
ブレードランナーなんかの世界感もあるみたいです。

参考までに。
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この回答へのお礼

>素子本人は仮想ネットワークに自分自身を置き換えてしまっているので現実世界で例えると死んだ人間がコンピュータネットワーク上で精神だけ?で存在して生きている事になります。

仮想ネットワークとは?
攻殻機動隊の世界で電脳と呼ばれる世界とは違うのでしょうか
何故置き換える必要があったのか…
また「?」な部分が出て来ました。

攻殻機動隊の流れが分かるまでにはけっこう
色々な他の映画を見るなど道のりがあるのですね

回答ありがとうございました。

お礼日時:2005/09/04 21:42

イノセンスではガイノイド(あの人形)をネット経由でリモート操作していたのです。


素子本人はどこか離れたところにいます。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
素子本体はどこかにあるというと
ネット上だけでなく、体もちゃんと他の場所にあると
いうことでしょうか

お礼日時:2005/09/04 21:37

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