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1815年の神聖同盟にイギリス、ローマ教皇、トルコが参加しませんでした。トルコはイスラムなので参加しないのはわかりますが、後の二つはどうして参加しなかったのですか?

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A 回答 (2件)

神聖同盟に参加しなかった理由は、


イギリスが立憲君主主義政体だったからで、
ローマ教皇は新教徒国とのいかなる協力も拒否したからです。

この同盟は、キリスト教の正義・友愛の精神により
各国君主が個人的に提携するという
君主間盟約のような抽象的なものでした。

イギリスは憲法的制約だけでなく、
現実的にも、将来の国益の障害になりそうな内容だったので
これには参加せず、
もっと実際的な四国(後に五国)同盟の方に加わります。

ローマ教皇の場合は、先代の教皇ヨハネパウロ2世の代に
ようやくプロテスンタトと和解しましたが、
現在でもギリシャ正教会とは対立しているくらいなので、
到底、キリスト教的友愛精神など持ち合わせていなかったわけです。
皮肉ですね。
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この回答へのお礼

ほんとうにすぐに答えてくださってありがとうございます。高校時代から、とくにイギリスが参加しなかったことが疑問で、大学入試にもでたのにわからずにいました。のどに詰まった物がとれたようで、とてもすっきりしました。わかりやすく説明してもらって、とても感激です。本当にありがとうございます。

お礼日時:2005/09/09 11:54

まずはイギリスから。


神聖同盟とは、キリスト教的友愛の精神に基づき…と非常に曖昧な同盟です。当時のイギリスは、産業革命が軌道に乗っていたこともあり、アジア・アメリカとの外交政策に関心が向いていました。そのような時に、曖昧な規約に基づいて軍事行動に参加するのは妥当ではない…とイギリス政府が判断したのです。
かなり高度な外交的判断です。

次にローマ教皇。
神聖同盟の提唱者は、ロシア皇帝アレクサンドル1世です。彼はもちろんキリスト教徒ですが、ギリシア正教徒です。ギリシア正教徒が提唱した同盟に、カトリックの親分とも言えるローマ教皇が参加したら、世間はどう見るでしょうか?
もうおわかりですね。
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