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看護学校に通っているものですが、今実習中なんです。
急性期実習の中で、OPE時にスワンーガンツカテーテルを使用しました。このカテーテルは何をするためのカテーテルなのですか?教えてください。

A 回答 (1件)

スワンガンツカテーテルというのは、右心系に留置して圧を測定したり、心拍出量をを測定したりすることのできるカテーテルのことです。



3つのルーメン(穴)があり、一つは先端に開孔しそこから採血をしたり、圧をモニターしたりできます。もう一つ先端からやく30cmのところに開孔している部分があり、先端を肺動脈部に留置するとこの部分は右房に位置することになります。この部分から冷たい水を急速に送り込むと先端部についている温度センサーで温度の変化がわかり、その程度から心拍出量を知ることができます。(熱希釈法)
もう一つのルーメンからは、先端のバルーンに空気を送り込むことができます。カテーテルそのものは、柔らかい材質でできていますが、このバルーンを膨らませることで血液の流れにのって、カテーテルを進めることができます。

手術時ばかりでなく、CCUなどでは心疾患の急性期などに循環動態をモニターするのにかかせないものです。
圧の測定のほかに、肺動脈から得られる混合静脈血の酸素分圧は、組織レベルでの酸素化の程度を知るのに重要な指標です。
安定期であっても、慢性の肺疾患などの右心負荷の程度を知るのにも有用です。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
さすが、専門家さんですね。実習の参考にします。

お礼日時:2001/11/07 23:40

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