いけず言葉しりとり

ぶしつけな質問で、申し訳ありません。
小児科、産科不足をマスコミがあおっているようですが、どうしてそれらの科の医師は不足しているのでしょうか。

少子化が進んでいる現在、患者となる対象は明らかに減っていると思います。しかしながら小児科医は減らないと思います。確かに新卒の医師がいないと言う点はあるでしょうが、定年が無い以上少子化を上回るペースでは減らないと思います。
(厚生省のデータで小児科医の年間減少率が数%というのはみたことがありますが)
高齢化が進んでいるため高齢者を診る医師が不足しているというのなら、わかります。

現実問題としては、昔なら祖父や祖母のアドバイスがあり受診率が低かったものが、核家族化が進んだためすぐに不安になり受診するため受診率が急上昇したせいではないかと思われます。
また、共稼ぎが多いため日中は受診せず夜になってからの受診する患者も増えていると思います。
医師に交代制などありません、労働基準法も適応されません。昼間は外来診療をし、そのまま当直をこなし翌日も何事もなかったように外来診療をこなす。36時間連続勤務など普通です。

根本の原因は小児科医不足ではなく、両親との同居はわずらわしい等の自己中心的な(ちょっと言いすぎですが)近代日本が生んだ問題のような気がします。

ちょっと、いいすぎでしょうか?

A 回答 (7件)

現場の立場から申し上げますね。


おっしゃるとおり,少子化で子供の数は減っています。それならば小児科医は少なくてよいのではないかと思われることは当然だと思います。
しかし,です。実際に来院されている患者さんは増えている傾向にあります。確かに,祖父や祖母のアドバイスがあり受診率が低かったものが、核家族化が進んだためすぐに不安になり受診するため受診率が急上昇したことは大きな原因の一つです。でもそれは決して,両親の同居がわずらわしい,の一言で片付けられる問題ではないでしょう。
かわいい我が子が少しでも異常を見せれば不安になるのは当然です。少子化が進もうとも,小児科医のニーズは上昇する一方なのです。
それに最近,新たな問題があります。それは,メディアです。最近は,病気を呷るような番組が多くあります。例えば万に一つも無いような,医者が一生涯かかっても1人出会うか出会わないかのような病気を,さぞ今すぐ我が子に襲うかのような文句で吹聴しているものが多くあり,それに影響され来院される方もたくさんいらっしゃいます。私たちが聞いて驚くような病名を口にされる方もいらっしゃいます。
これらに対応するには,今では小児科医は少なすぎるのです。
単に統計を比較すれば,小児科医の減少数は少子化のスピードよりも緩やかかもしれませんが,小児科医のニーズがそれを超える勢いで上がっています。
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この回答へのお礼

確かに、両親の同居がわずらわしい,の一言で片付けられる問題ではないと思います。
メディアの煽りも困ったものなのですね。
ご回答、ありがとうございました。

お礼日時:2005/09/20 10:23

他の方も述べられていますが、小児科医が儲からず一人前になるのが難しいというのが大きな原因だと思います



付け加えるなら、医療訴訟のリスクが大きいということもあると思います。産婦人科に関しては、参考URLのPDFファイル9ページに、具体的な数字があります。小児科医については調べられなかったのですが、参考URLの3ページにアメリカでの報告があります。さらに、個人的な印象ですが、産婦人科・小児科の医療過誤は、他の科より大きく感情的に報道されることが多い気がします(例えるなら産婦人科・小児科は飛行機事故、他の科は自動車の事故のように報道されている気がします)。

参考URL:http://kobe.cool.ne.jp/drg/RiskReport.pdf
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この回答へのお礼

参考URL拝見いたしました。
こういう資料があるんですね。
確かに私も産婦人科・小児科の医療過誤は、他の科より大きく感情的に報道されることが多い気がします。
ありがとうございました。

お礼日時:2005/09/20 10:17

こんばんは。



私の地方では、入院施設のある大病院の小児科医は確かに減っています。特に小児科医が一人だと、その小児科医は休む暇がありません。つまり、定年までその医師の自分の時間というものはありません。皆、耐え切れなくなって辞めていきます。

反対に開業する小児科医は結構多いようです。開業すれば夜は診ないと決めれば診ないですみます。
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この回答へのお礼

そうですか。
普通に考えても一人だと耐えれないでしょうね。
私の地域でも大病院の小児科のことはよく取り上げられます。
ご返答、ありがとうございました。

お礼日時:2005/09/20 10:20

>ちょっと、いいすぎでしょうか?


はい、言い過ぎですね。

小児科が少ないのは、第一に、コストがかかる事です。子供は暴れますので、どうしても看護婦などスタッフの数が通常より多く必要です。入院に至っては、母親代わりに抱っこしたり遊び相手になったりしなければなりません。また成人のように検査や薬をバンバンやって点数を稼ぐ事も出来ません。病院として経営コストがかかる以上縮小せざるを得ないのが現状です。第二に高度な医療技術が必要です。子供は自分の症状をうまく伝えられるとは限りません。親の判断だけで治療する訳にも行きませんから、どこが悪いのか、総合的な判断を求められます。血管や臓器も小さいので、注射一つとっても成人よりは遥かに高度なテクニックが必要です。また子供特有の病気は突然来ますし進行が速いのも特徴です。成人のように我慢して翌日受診するというような事は難しいでしょう。

なので、病院としては儲からない上にコストがかかり、一人前の小児科医になるのは専門医を目指すより難しいとなれば、なり手も減りますし小児科の看板を下ろす病院も増えるでしょう。そうなるとますます頑張っている小児科に患者が集中するのでキツイ仕事になり、なり手が減る・・という悪循環になります。
もっと行政サイドで、小児科の点数を上げるとか、工夫しなと大変なことになると思います。
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この回答へのお礼

コストとニーズの関係は難しいでしょうね。
貴重なご意見ありがとうございました。

お礼日時:2005/09/20 10:26

質問者は悪いけれど、実際に減っています。


地方では、実際に公立病院で産科が無くなり、産科医の確保に苦慮しています。
同時に、小児科医師も減っています。
というのは、保険診療点数が低いので、勤務の割りに収入がないために、なり手がないのです。
この傾向は、地方に顕著です。
そして、研修医制度の実施で、地方の中核病院に派遣されていた医師を大学病院に呼び戻して、派遣医がいなくなっているのも事実です。
また、同時に個人病院の医師の高齢化に伴う閉院も拍車を掛けています。
ですから、少子化だから同時に減ってるのは、事実です。

この回答への補足

丁寧な回答ありがとうございます。
私の意見の根拠は以下の2つのデータから来ています。
(少し古いですが)

医療施設従事医師・歯科医師数の年次推移,診療科名
<http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/ishi/02/t …
平成11年10月1日現在推計人口
<http://www.stat.go.jp/data/jinsui/1999np/>

これらのデータによりますと小児科の受診対象となる14歳以下
(でいいのかわかりませんが)は明らかに減少しています。
しかしながら、小児科医師数は昭和50年(約30年前)と
同水準で人口減少率を上回っているようにはとても思えません。
この数字に休業中の医師も含まれているということなのでしょうか?
調査票には従事先の所在地を記載するように書いているので
含まれないのかと思っていました。
もちろん地域差もあるのでしょう。
しかし、田舎に小児科医が少ないと言うのであれば、
田舎は高齢化が進んでいるのでは?若者は都会に多いのでは?
とも言えると思います。

お役所の数字だけでは現場のことはわからないといわれれば
その通りかもしれませんが、客観的なデータがないと何ともいえないので
補足させていただきました。

補足日時:2005/09/14 15:46
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根本は小児科医の三割が女性で、出産や育児で辞める事で勤務が厳しくなり、小児科医に成りたくないと極自然な結論と結果です。



その為に女医の育児を、病院などでみる等として打開策をされている様ですが、その為の人手を考えていません。

女性の社会進出は女性の生活を苦しめる側面がある事が表面化して来ただけです。
役所のように一人二人が休んでも、人材が余っているところは良いのですが、専門職や中小企業では出産や育児と寛容になる事は、破滅への道です。

親との同居などで経験的知恵もなく、無駄の多い社会に成ったと考えます。

何千年と引き継がれた事を、平等や差別として否定してきた80年頃から、いろいろな社会問題が多くなっています。
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この回答へのお礼

そうですよね。
小児科だけの問題ではないと思います。
ありがとうございました。

お礼日時:2005/09/14 15:54

それが小児科医が実際に減っているんですよ。


いや、この場合は小児科「医」が減ってるんでなくて「小児科自体」が減っているんですけど。
おっしゃるとおり少子化でみるべき子供がへっているので、「割りに合わない」として、小児科を閉鎖する病院が増えてるんです。
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この回答へのお礼

たしかに、開業医で小児科があるところは少なくなって来たような気がします。
ありがとうございました。

お礼日時:2005/09/14 15:57

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