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たとえば、gooの辞書で「人生」をひくと・・・
http://dictionary.goo.ne.jp/search.php?MT=%BF%CD …
『――朝露(ちようろ)の如(ごと)し
 〔漢書(蘇武伝)〕人の命は、日が出ると~~』
というように、漢書・蘇武伝、とでてきます。
他にも、どんな辞書で「雁の使い」を調べても、漢書・蘇武伝が由来だと説明されています。大漢和辞典でも…。

しかし、漢書の目次を見ると、「蘇武伝」というのは列伝の中にありません。
(参考・http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%BC%A2%E6%9B%B8
 この他、筑摩文庫の「漢書」などを調べました。)

この蘇武伝というのはどこにあるのでしょうか。
中国語のサイトで蘇武伝の全文をのせているところはみつけられたのですが、日本語のサイトで「蘇武伝」を検索すると、辞書からの孫引きや、「この言葉は漢書・蘇武伝からくるらしい」という記述しかなく、書誌情報はありませんでした。
まさかとは思いますが、漢書の中に蘇武伝はなく、あまたの辞書が間違っているのでしょうか。
これって後漢書ではなく前漢書のことですよね…。

出版されている本で、漢書の中に蘇武伝が収録されているものはあるでしょうか。
日本、中国、どちらの書籍でもいいので教えてください。
(中国語の全文をのせたサイトは信憑性が低く資料としてあまり価値がないので、書籍を探しています。)

A 回答 (2件)

 蘇武は蘇建の子なので、『漢書』の目次で調べる場合には、蘇建のところを見ればいいと思います。


 『漢書』巻54には「李広蘇建伝」とあるので、その中に蘇武伝が載っているはずです。
 『漢書』などの史書類は、引用された伝名がそのまま目次に載っているとは限りません。
 目次には親の名前を載せて、親の伝の後に子の伝を記述している形式が、『漢書』においては一般的なのです。
 有名(?)なのは、中華書局で出版されているシリーズの『漢書』でしょうか(全て白文ですが)。
 しかし、まずは筑摩文庫の『漢書』の上記の箇所を調べてみてはいかがでしょうか?

この回答への補足

お礼の追記
・全然知らずに、内容的に関連のありそうな匈奴伝ばかり見ていました…。なんて見当違いだったのでしょう、自分(汗)

補足日時:2005/09/25 02:24
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この回答へのお礼

なるほど、親の後に子がくるのですか。まったく不勉強で知りませんでした。
教えてくださってありがとうございます。
明日、さっそく筑摩文庫の方を調べてみます。確認できしだい、ポイント発行いたします。
筑摩文庫は訳しかのっておらず、白文がほしかったので中華書局の方をご紹介くださって助かりました。
本当にありがとうございます。

お礼日時:2005/09/25 02:23

 No.1です。


 補足です。
 中華書局版は、おそらく一般の書店では販売していないと思います。
 購入される場合、専門の中国書専門店に行かなければならないか、またはインターネットでの購入になるでしょう(後者の場合、その巻だけのバラ売りは難しいかと…)。

 関東にお住まいならば、東大赤門の近くの書店「琳瑯閣」か、神田神保町の「東方書店」へ行かれるといいと思います。

 また、関東にお住まいでない場合、近くの大学で、東洋史(学)の専攻のある大学の研究室HPにアクセスすれば、書店のリンクが貼られていると思いますので、そこから探すこともできると思います。

 直リンクですが、下記のURLが最も見やすいかと思います(私はこの大学の関係者ではありませんが^_^;)。
 2度手間になってすいません。

参考URL:http://www.littera.waseda.ac.jp/major/tousi/link …
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この回答へのお礼

ご丁寧にありがとうございます。
本日確認しましたところ、たしかに李広蘇建伝の後にありました!
こんな無知な質問に親切に答えてくださってありがとうございます。

中華書局の方は、昨夜調べましたら自分と関係のある大学で所蔵していることがわかったので、とりあえずそちらで現物確認してからお教えくださった書店に行こうと思います。
(できればバラ売りで手にいれたいので・笑)
URLまで調べてくださって、本当にありがとうございます。本当にわかりやすく、大変参考になりました。

お礼日時:2005/09/25 15:37

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