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こんにちは。核について調べているのですが、核は何のためにあるのでしょうか。私が思うには、核があれば強いということで持っているのでしょうか。核をなくすことはできないでしょうか。

A 回答 (6件)

核兵器の開発は、第二次世界大戦においてナチスドイツ(当時核物理学では最先端をいっていた)が「核兵器」開発に乗り出したことから始まります。



それに危機感を持った物理学者アインシュタインらが、当時のアメリカ大統領ローズベルトに、ヒットラーのドイツに先んじて核兵器開発を行うことを進言します。こうして、アメリカで原爆開発(マンハッタン計画)が始まりました。

その後、ドイツは降伏し、開発された原爆は日本に対して使用されたのは知っているでしょう。この時点で、原爆開発技術を持っていたのはアメリカだけでした。

ところが、ほどなくしてソビエト連邦が原爆開発に成功します。アメリカを盟主とする資本主義陣営と、ソビエト連邦(のちに中華人民共和国も加わる)を盟主とする社会主義陣営は、世界を舞台にして激しい対立を繰り広げるようになりました。(東西対立、米ソ対立)

米ソは、お互いに相手より強力な軍備を持とうとし(軍備拡大競争)、それは核兵器の数や、水爆の開発のようにより強力な破壊力を持つ核兵器の開発競争へと突き進んでいきます(核軍拡競争)

原爆開発のきっかけを作ったアインシュタインや、マンハッタン計画に携わった科学者の一部は、こうした現実に驚き、核兵器の開発中止・廃棄を訴えます。
しかし、米ソを初めとする大国は、「核兵器を持つことによって、相手の攻撃を思いとどまらせる=核抑止理論」や「もし相手が攻撃してきても、反撃によって相手にも同じような、より以上のダメージ(破壊)を与える=相互確証破壊論(MADといいます。文字通りマッド=「狂った」理論です)をもとに、核兵器開発の競争を繰り広げてきました。

その結果、多いときで約50,000発の核兵器が地球上に存在するような状況が生まれました。(ちなみに、この核爆弾が全部爆発させると、地球を30回くらいは完全に破壊=「死の星」にすることができるそうです)

現在はソ連も崩壊し、核兵器の廃棄も一部では進んでいますが、核抑止論は今も行き続けています。実際、核兵器は「使うための兵器」というより「俺たちは核をもっているぞ」という「脅かし」としての兵器の性格が強い兵器です。しかし、No.3さんがおっしゃるように、アメリカは「使える核兵器」の開発を進めており、これは非常に危険なことだと思います。

<核をなくすことはできないでしょうか
本当になくせれば一番よいし、なくすべきでしょう。しかし、根本的に人類社会から国家間の対立や、民族間の対立、宗教間の対立など、さまざまな対立・紛争をなくさない限り、核兵器を持とうとする、欲しがる人たちはあとを絶たないのではないでしょうか(悲観的ですが)。
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他の国に核を使わせないために核を持つ、といったような悪循環に陥っているような気がします。



地球の石油資源はあと40年で枯渇すると言われていますから、これから核(原子力)の開発はもっと盛んになるのではないでしょうか。原子力発電より、太陽発電などの方が地球にも人間にもやさしくていいと思うのですが、太陽発電はきっと原子力発電よりも儲からないから電力会社が開発に乗り気じゃないんじゃないか、と疑ってます。

将来は、民族紛争ではなく、エネルギーの所有をめぐる戦争が頻発するかもしれません。いずれにせよ、これからは大変な時代に突入しようとしています。お互いに戦うのではなく、力を合わせて生き延びなければなければならない状況になってきています。自国の利益を超えて、人類の利益を考えることができる指導者が各国に、特に大国において必要になっていると思います。

しかし、現在の状況を考えると、地球から核がなくなるのは、人類が利用に失敗して全滅してしまった時じゃないか、などと悲観的に考えてしまいます。
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もともと物理学者のアインシュタインが考え付いたE=mc2(二乗)という公式が作り出した怪物です。


アインシュタインは核兵器として利用するのではなく、平和利用または科学の進歩のために考えたのですが、アメリカがこれを利用してしまいました。

さて、本題です。
核兵器を持っている=強いってことではありません。
核爆弾として利用しようと考えている国はほとんどいないと思います(アメリカぐらいかな)。
北朝鮮は「核兵器を使うぞー」と脅していますが、それは最後の手段です(使った瞬間、北朝鮮はアメリカ軍などによって攻撃されちゃいますし……)。

多くの国が、「核兵器を持つことによって他国からの侵略を防ごう」と考えているのです。つまり、核の抑止力を利用した「脅し」の材料です。
日本でもこうした動きが政府または自民党保守派に見られます(が、ここではあまりぐだぐだ言わないでおきます)。

核兵器をなくすことは、「無理」かもしれません。
原子力発電所(これは核の平和利用バージョンです)も廃れることはないだろうし、どの国も核を欲しがっていますし……。
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核爆弾は、より強力な兵器の確保を目的に作ら、その対抗策として各国で開発が進みました。


「核の抑止力」として、各国が開発を進め、北朝鮮の核開発もこの路線ですし、インド・パキスタンも同様に開発競争を行っています。

しかし、使用時の影響による非難もある中で、アメリカは戦術核兵器として、使える核兵器の製造を行い、中性子爆弾や小型核兵器の開発を進めました。

原子力発電が行われている限り、核の問題は避けて通れない問題ですし、爆発しない核爆弾の危険性も残ります。
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こないだTVで見たのですが、核兵器を持ってる国の人の意識としてはやっぱり、「核を持っていれば攻められない!」「隣のあの国が作ったからウチも作らなきゃ!」というのが強いようです。


 
核を無くすには、「戦争」というものが、全ての国の人々の意識の中で「過去の遺物」となるまで待つしかないのかも知れませんね。その時初めて、緊張が解かれ、核がなくなるのだと思います。
   
でも、私はこれを決して遠い未来への叶わぬ希望、という風には考えていません。だって、時が経つにつれて、「戦争なんかもう嫌だ!」という人がどんどん増えているのですから。戦争の正当性が立証できない世の中になって来ていますよね。当然、いつかは戦争を謳うようなお偉いさんが全く支持されない日が来ます。きっと、その日は近いと私は思います。ちょっとづつですが、戦争は「過去の遺物」となってきていると思います。
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人類の発明は、ニーズがあって生まれる物ではありません。



人類が作る事が可能だったのでできたのでしょう。

地球温暖化で一番張り切っているのは原子力発電業界です。
彼らは、なくなると二酸化炭素が増えるから困ると言うでしょうね。

これまで人類は何度も大きな問題を克服してきました。
核兵器が作られて60年経ちましたが、兵器としては、実験目的で2発使っただけで、その後使う事無く今に至っています。
よくがんばっていると思います。
今後も使わない努力を皆が行う事ができるようにしたいものですね。
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