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植物から有効成分をTLCやLC、NMRによって精製したいと考えているのですが、
有機溶媒の性質がいまいち把握出来ていません。
エタノールやヘキサン等の極性や、どの様な物質が溶けるのかが分かるサイトや本を教えて下さい。

A 回答 (1件)

ずいぶんと大雑把な質問ですね。


大雑把に答えるならば、C、Hのみからできている化合物の極性は小さいですし、分子中の酸素の割合が大きくなると極性も大きくなります。
ヘキサンはC6H12ですので、非常に極性の小さい溶媒ですし、エタノールやメタノールは非常に極性の大きい溶媒です。酢酸はそれらよりもさらに極性が大きいと言えるでしょう。

これまた、大雑把な話として、極性の大きい物質は極性の大きい溶媒に溶けやすく、ヘキサンなどの極性の小さい溶媒には溶けにくい傾向があります。
極性の小さい物質ではその逆になります。

シリカゲルやアルミナのTLCでは極性の大きい展開溶媒を使うほどRf値が大きくなります。

有機溶媒の場合にも、他の一般的な有機化合物と同様に、官能基の数や種類、アルキル基の大きさ等によって、極性も含めた化学的性質が決まります。
何らかの化合物を分離する場合には、その分離される化合物の性質も考慮する必要があります。そのように考えるならば、やはり、有機化学の基礎からしっかりと学ぶ以外の道はないように思います。

その上で、どのような物質がどのような溶媒に溶けるかということを、経験から体得して行くのが現実的だと思います。

ところで、NMRは精製方法ではなく、構造決定のための装置(あるいは手法)です。
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