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社会の授業で、宗門人別帳についてやりました。キリスト教じゃない事を証明するのに、寺に所属していることを証明するものと習いましたが、今現在 その当時の暮らしを調べるのに資料としても役に立つと言われました。戸籍としても使えるという事でしたが、研究者の方は一体 何にどうやって使っているのですか? 名前と年齢しか書いていないもので 暮らしぶりとかがわかるものなのでしょうか?
よろしくお願いします。

A 回答 (3件)

m-jiroさんが答えていらっしゃるような事柄が宗門人別改帳に記載されています。


そして、人別帳が時代ごとに残存していれば、統計的に時代ごとのその村の人口、年齢構成、婚姻状態などの社会構造がわかることになります。
それ以外にも石高が記載されている帳面等が残っている場合は、人別帳と組み合わせることでより深い考察が可能になります。
また、例えば、他の史料で出てきた人物を補足するのに使われたりもします。

暮らしぶりがわかるかということですが、宗門帳だけでは、どのような物を食べていただとか、どのような農具を使っていたか等の具体的な事はわかりません。けれど、上記のような基本的な事柄が理解できるため、大変、重要な史料です。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
統計的に使うなら名前と年齢が書いてあればいろいろな事を調べられそうですね。石高とかもわかれば、収入が良かったとか、おじいさんの代から石高が上がったとか調べられる気がします。

お礼日時:2005/10/03 19:07

m-jiroです。

ひとつ書き忘れていました。
宗門帳には女性の名前が書いてあることです。
一般に系図には女性の名は書いてありません。墓にも書いてないことがありますが、宗門帳には名前と出身が必ず書いてあります。
小生も宗門帳にあった女性の名前から一族の者の系譜を知ることができました。
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宗門帳に書いてあることは、


名前  年齢  続き柄  出身(嫁・養子)
「家来」「厄介人」といった身分
五人組の構成(誰と誰が同じ組、など)
苗字(苗字御免の人のみ)
また数年分を見ると奉公中に行方不明になったとか、除帳されたり帰帳されたこともわかります。
ただ乳幼児は記されていないことがありますので、要注意です。
以上は戸籍的な要素ですが、裕福だったどうかなどは宗門帳には書いてありません。持高や年貢の量を調べないとダメでしょう。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

名前や年齢だけではなく、身分とか五人組とかも書かれていたのですね。知りませんでした。寺の檀家に○○さんはなってます。のような事だけ書いてあるのだと思っていました。

お礼日時:2005/10/03 19:02

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