はるか昔、子供のころです。どこで見たのかは忘れたけど、コピー機から紙が出てくるのを熱心に眺めていました。出てきた紙は全体が水色で、その中に文字や線が濃い青色で描かれていました。また、出てきたばかりの紙は濡れていて、しばらく放置され乾かされていたようにも覚えています。そんな昔の思い出だったはずの、青色のコピーをさっき見つけてしまい驚きました。ひょんなことで、建物の設計図や、室内の電気配線図を目にしたのですが、図面はことごとく昔見たままの青色のコピーでした。とても驚きました。昔のものだと自分が勝手に思っていたのにまだ健在とは。建築の分野などではまだ使われているんでしょうか? それにしても、普通の(?)コピーじゃなくてどうして青色のものを使うんでしょうか?
・・・それにしても懐かしかったです。
No.8
- 回答日時:
改ざんについては、今の時代は残念ながら、ジアゾ機で定着がかかるまえに改ざんできちゃうような機器が、多いです。
カラーペンでなぞって、そこを消したりとか、設計図を一部変更して増築なんてときに便利なので、、、、で、おっしゃるように、定着後、プリントアウトしたものの改ざんは、難しいです。とくに、朱肉を押したその朱肉を写し取るのは、ちょっと難しいです。
レーザーコピーの朱肉印は、いんちきできちゃいます。(方法は内緒です)
No.7
- 回答日時:
ANo.3のPAPです。
御礼を書いていただきありがとうございました。さて、「改ざんできない」の意味するところですが、私も正確なところはわかりません。
推測すると、通常の白焼きといわれるコピーはコピー用紙の上にトナーを吹き付けて定着させます。言ってみれば紙の上にトナーが乗っている状態ですからうまく削り取れば文字を消すことが可能です。
一方のジアゾ複写機はジアゾ複写機用感光紙と言う用紙を利用しますが、この用紙は光が当たった部分が化学変化を起こすことによって複写されます。複写された内容は定着という工程を経て出てきます。一旦定着したら後から光が当たっても変化はしません(ただし光とは関係なく微小な変化は起こり続けていますので、長期保存すると退色します)。ちょうど写真と同じですね。写真もネガを元に光を当てて用紙の表面に化学変化を起こし、定着の工程を経て手元に来ます。写真も同じネガから何枚も焼けることから青焼きのコピーと似ています。
そう考えるとインクジェットでデジカメの写真を印刷する場合は、紙にインクを吹き付けますから白焼きと似ていると言えるでしょう。(レーザープリンタの場合は基本的に白焼きコピーと同じ原理です)
従って、青焼きの場合は表面(印字面)全体が化学変化を起こして写真のように焼き付けられた状態となっていますから、削り取るなど一部を変化させることが困難です。おそらく、これが改ざんできない理由であろうと思いますが・・・
自信はありません。(自分の頭の中ではかなり自信があるのですが、根拠のない自信かも知れませんので)
たいへん論理的なお考えで、納得してしまいました。そうですよね、白焼きはトナーを吹き付けているんでした。青焼きはまた違うんだ・・・。
No.6
- 回答日時:
そうですね。
いまでも、A0とかA1、A2とか大判は、青焼きが多いですよ。コストが、5分の1くらいですから、設計図書を何部か作れば、コストが全く違います。
入札などで、10社入札なんて場合でも、2次原図を作って、青焼きしたほうが、レーザーコピーの価格、と比べたら安いですからね。今も私は、よく利用しますよ。コピーで安いのはA3までの大きさで、それ以上の大きさは、値段が高いです。
コピー機も、1千万とかしますしね。ジアゾ機なら、安いですから。。。
最近はCADで、設計図作りますが、やはり、プリントは、大判は青焼きですよね。コストですね。
「A0」・・・。
こういうサイズ、本当に使われることあるんですね。
いやあ面白い。こういうときは青焼きなんだ。
しかも何十枚(もう一桁上だったりして)も
コピーするとなると、コストも並大抵ではない
のでしょうね。
No.5
- 回答日時:
建築などの業界にはいまだに残っています。
もちろん一般のコピーやプリンターを使用することが増えてきたのですが、青焼きにはコピーと比較して圧倒的に優れたところがあります。その昔設計図などを手で書いていた頃が顕著ですが、細い線や薄い線をにじんだり太くなったりかすれたりせず表現できます。たとえば2本の細い線を細かく書き込む場合、一般のコピーでは1本の太い線に表現されます。また、鉛筆で塗りつぶした所もがさつなコピーでなく繊細に描いたまま表現してくれるので、建築などの設計者の意図を表現しやすいためです。
現在ではプリンターがその多くに取って代わりました。しかし、味わいのある表現は今もって人気あると思います。ただし、最近の設計者は表現の方法を知らないPC頼りの人もいると思われ徐々に青焼きが減っています。
ご回答を見て、思わず笑ってしまいました。
「味わいのある表現」「表現の方法を知らないPC頼り
の人もいると思われ」というところです。
いえ、決してバカにしているのではありません。
むしろその逆で、感情とか情感などはまったく反映さ
れないであろう(と勝手に思っていた)工業用の図面に
も、「味わい」などがちゃんとあるのだなと
感心したのです。k-kosさんの、お仕事への深い愛情まで
うかがうことが出来ました。ありがとうございました。
No.4
- 回答日時:
青焼きは『ジアゾ複写機』と言って現在も販売されています。
印刷に専用の用紙を使うのは、白焼き(通常のコピー機のトナーを焼き付ける方法)とは印刷方法が異なるため、普通紙は使えないのです。同じサイズが印刷できる大判コピー機ならジアゾの方が本体価格が安いので大手コピー機メーカーなら、取り扱っているところも多いはずですが、大判の白焼きも価格が下がっていますので、無くなる傾向にあるのでは…と思われます。
参考URL:http://www.ricoh.co.jp/diazo/what.html
質問に書こうと思って忘れていたことがあります。
「今も紙は濡れた状態で出てくるのか」という
ことでした。乾いたものと濡れたもの、両方ともある
んですね。
No.3ベストアンサー
- 回答日時:
懐かしいですね。
この青色で印刷されるのが特徴のコピー機は
「ジアゾコピー機」「ジアゾ複写機」「青焼き複写機」
などと呼ばれています。
さて本題ですが、私自身が使用しているわけではありませんのでサイトの紹介しかできませんが、参考URLをご覧ください。
コスト面や等倍精度が高いことなどでの優位性で現在でも需要があるようです。等倍精度とは等倍で複写したときのひずみが少ないことを言います。
この回答のためにチョット調べるまで(懐かしかったもので)、私もとっくになくなったものと思っていました・・・
参考URL:http://www.ricoh.co.jp/diazo/what.html
リンク有難うございました。
リンク先が、すごく簡潔でしかもわかりやすく、
感心しました。ああいう文章を書けるように
なりたいものです。
「等倍精度」という点でも優れているんですね。
これも知らなかったことでした。
それにしても、リンク先の(4)に書いてある
「改ざんできない」ってどういう意
味なんでしょう?
No.2
- 回答日時:
「青焼き」または「青写真」などとも呼びます。
今でも設計の分野では使われていますし、役所などに成果品として提出する際にも青焼きが普通です(最近は電子納品を行うようになってきていますが、紙媒体の提出も義務づけられています)。なぜ未だに青焼きか、というとその方が安いからです。
#1さんもいわれていますが、A3くらいなら一般のコピーでも安価に出来ますが、それ以上になると機械が非常に高価となり、維持費もかかります。又、用紙も青焼き用より高いです(以外かも知れませんが、そうなんです)。
もちろん機械と用紙さえあれば、普通紙コピーの方が手軽なのですが、外注でコピー屋さんなどに頼むと、普通紙の大判コピーの方が請求額が高かったりします。
ただ、耐久性は普通紙の方がいいのですけどね。精度も青焼きは一度薬品に漬けるため、湿気により若干栗が生じます。
ちなみに、図面の原図が普通紙でなく青焼きに対応している半透明な用紙に印刷されるのは、湿気による狂いを防ぐためです。最近は、トレーシングペーパーではなく、フィルムタイプの物を使います(インクジェット用の物があり、鉛筆での書き込みも出来ます)。
A3より大きくなってくると一般のコピーの
ほうが高くなってくるんですね。僕は最大でも
A4までしかコピーしたことがありません(それが
どうした)。でもたいていの人はそうです・・・。
何かのプランを立てることを「青写真を描く」って
いうけど、ひょっとしてこのコピーのことから
来てるのかな? ・・・原語のカテにでも
行ってきます・・・。
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