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パーソンズのAGI図式とは何でしょうか?AGI図式とはどういうものですか?

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A 回答 (4件)

 前回は、パーソンズを勉強させられた院生時代が懐かしくて、つい余計なことまで書いてしまい失礼しました。


 他分野の方の教養課程での勉強でしたら図書館か書店で有斐閣「社会学小辞典」でパーソンズやAGIL、構造-機能分析‥などの項目をみて頂ければよいのでは‥と思います。 理系の方でもこの小辞典は持っていて損はないと思います。5-6年前に出た新版(白っぽいビニール装)は4000円くらいしたと思いますが、30年くらい前の旧版(オレンジのビニール装)は古書店で1000円以下で手に入ると思います‥場合によっては100円コーナーに‥大学や短大がある街の古書店にならあるのでは‥お金とスペースがあれば大事典がいいですが、こちらは2万円くらいだったと思います。
 社会学はハヤリ-スタレの激しい流行歌並の研究領域ですが、旧版小辞典でも充分使えます‥これをみて周辺の概念なども勉強されるとよいように思います。
 前回の若干の補足ですが、構造-機能は、構造によって機能が生じ,機能によって構造が生成されるということです。また機能には必ず逆機能がある‥ともいいます。ですからAGIL過程とともに、LIGA過程もあります。

 後期パーソンズが社会進化論を書き、大学や医療機関をフィールドにしたことは関連があることだと思われます。保守的、統制的と批判された社会的相互行為論のなかに社会発展的な部分、善意の連鎖の部分に焦点を当てようとしていたのではないか‥と思われます。
 高城先生は、パーソンズ没後ハーバード大学に寄贈された遺稿を現地図書館で丹念に読み前述のような本を書かれています。巻末の文献集自体これからパーソンズを勉強するもののガイドになると思います。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。大変参考になりました。とはいうものの、全くの初心者には、なかなか理解できないのが正直な感想で(単に私が鈍いだけでしょうが)。図書館に社会学辞典(有斐閣)がありまして、調べたところ「パーソンズ」本人の事は載ってましたがAGILについてはありませんでした。不思議です。

お礼日時:2001/12/01 10:31

 パーソンズはヒトの社会的行為を分析・分類するためのいくつものパターン変数を考えました。

その中から(外的-内的、充足的-手段的)の二つの変数をとりその2軸で二次元のクロス表を作りました。その1-4象限に名前をつけたのがAGIL図式です。

 このミソは、ヒトの行為分析から始めて、そのヒトビトが属する社会集団・組織の維持や発展の仕組みとセットになっているということです。ヒトの行為は社会的行為過程をへて、社会集団組織レベルでは正義が実践される。他方ヒトビトの行為も社会システムの側から統制もされ‥もっと言うとマットウな人間になる‥ということでした。
 ですから社会システムと個人の行為や下位システムとの関係はこれを前提にすれば分析できるという仮説でした。‥それを「構造-機能分析」と呼んでいました。1950年代から1960年代初めにもてはやされましたが、60年代末から、その理論は保守的だということで徹底的に批判されました。たとえば家族論で性別役割分業の正当化だとフェミニズムなどに‥ 日本の学会では数年のタイムラグがありますが‥
 70年代末以降、遺稿などから見直しが始まりヒトの創発的行為によって社会システムは進化もする面もあったと言われています。それが社会進化論です。晩年,高等教育機関の分析や医療場面での行為・システム分析もしました。それらが没後注目を集めています。その部分は患者の満足度などをみる質的分析にいかされています。
質的研究の基礎 : グラウンデッド・セオリーの技法と手順 / アンセルム・ストラウス, ジュリエット・コービン著 ; 南裕子監訳 ; 操華子[ほか]訳: 医学書院 1999.4
データ対話型理論の発見 : 調査からいかに理論をうみだすか / B・G・グレイザー, A・L・ストラウス著 ; 後藤隆, 大出春江, 水野節夫訳. -- 新曜社, 1996

 図式の説明などは、社会学事典をみるといいです。普通は有斐閣の「新社会学事典」1993‥電話帳みたいな大きさです。同じく有斐閣の社会学小辞典‥辞書のサイズ‥もあります。
 もう少し深くお知りになりたいのでしたら、パーソンズ・ルネサンス期の文献もみてください。その方面で日本語文献ですぐれていると思うのは、高城さんのものでしょうか‥流行っていたころの文献はAGILを前提に各論に入っていますから、批判をへた高城さんの本をみるとAGILもよくわかると思います。


パーソンズの理論体系 : Parsons / 高城和義著: 日本評論社, 1986.6
現代アメリカ社会とパーソンズ : Parsons / 高城和義著: 日本評論社, 1988.1
 まず「パーソンズの理論体系」の一読をお勧めします‥

 余談ですが、お父上は20世紀前半に活躍された有名な福音主義の牧師さんで著書や伝記も多数あります。パーソンズが1979年に亡くなる前年に関西学院大学で行った講義が本になってでていたりもします。
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この回答へのお礼

AGIL→変数が分かりませんでしたが、最初の3行で何か靄が晴れたような感じです。自分自身でどの位理解できるか分かりませんが、折角丁寧な説明を頂いた以上、頑張ってみます。ありがとうございました。

お礼日時:2001/11/23 02:08

 


  オンラインでの情報は、検索エンジンで調べると、大体出てきます。
  「AGIL パーソンズ」などで調べると、例えば、以下のURLなどが出てきます。色々な検索エンジンを使うと、色々と出てくると思います(以下は Google で調べています):
 
  http://www.top.or.jp/~blaques/css07.htm
  このページは、短くて、分かり易いのではないでしょうか?
 
  次のページは、直接AGILについて述べている訳ではありませんが、社会学のなかでの位置付けを、スペンサーとの関係で述べているようです。
  http://www.lian.com/HASAMOTO/articles/spensum.htm
 
  また、以下のURLでは、社会学関係の理論がまとめられて表になっています(社会学をよく知らない人には見取り図として便利ですね):
  http://www.ops.dti.ne.jp/~t-h/shakai.htm
 
  書籍だと、以下の本があるようですが、高いですし、どう考えても、入門者用ではありません。
  「パーソンズの社会進化論」
   松岡 雅裕 (著) 単行本 (1998/10/01) 恒星社厚生閣 価格:¥2,800
 
  大型の書店に行き、新書で、社会学とか、社会システム論、パーソンズなどで調べると、何か分かり易い本があるかも知れません。オートポイエーシス理論の序論的部分で、社会システム論として紹介があるようですが、それはあくまで紹介です。
 

参考URL:http://www.top.or.jp/~blaques/css07.htm
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この回答へのお礼

参考URLは助かります。なかなか図書館など休日でないと行かれないもので…理系の自分にはかなり難解です。ありがとうございました。

お礼日時:2001/11/23 02:03

 


  タルコット・パーソンズはアメリカの社会学者で、以下のURLのページの論文で述べられているように、「A-G-I-Lの図式」によって、アメリカの大学制度を検証したようです。長文なので、わたしは読んでいません。参考文献も載っているようですから、参照されればどうでしょうか。
 
  http://www.anna.iwate-pu.ac.jp/~tetsuro/article/ …
  http://www.anna.iwate-pu.ac.jp/~tetsuro/article/ …
 

参考URL:http://www.anna.iwate-pu.ac.jp/~tetsuro/article/ …
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この回答へのお礼

非常に参考になる文献URLありがとうございました。AGIL図式という以上、何か図式らしきものがあるのでしょうか?自分は理系の学生で一般教養であるのですが、もっとやさしい次元の文献をご存知でしたらお教え下さい。ありがとうございます。

お礼日時:2001/11/17 11:24

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