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ナスダック指数の計算方法はどうなっていますか?

単位がドルでなく、ポイントだとうことは、何かの比率でしょうか?

A 回答 (1件)

回答



(1)ナスダック指数は、時価総額加重式株価指数です。

(2)基準時、1971年2月5日にナスダック市場に上場していた普通株の時価総額の
  総和を、基準時価総額、すなわち、100.00ポイントとします。

 基準時価総額=Σ(各銘柄の株価×発行済み株式数)=100.00

(3)この基準時価総額に対し、現在の時価総額を比較します

 ナスダック指数=(比較時時価総額/基準時価総額)×100

(4)但し、(3)の式では、たとえば指数が上昇した場合(分子が増加)、
  それが株価上昇によるものなのか、あるいは、株価は変動しなかったのに、
  新規上場・公募増資・上場廃止等、株価変動以外の要因によるものなのか判りません。
  従って、そのままこの算式を利用すれば、株価変動を表す指数としては、
  連続性が欠如することになります。

(5)そこで、そのような株価変動以外の要因による変動を取り除くため、
  このような場合、基準時価総額を修正します。

 修正前時価総額/修正前基準時価総額=(修正前時価総額±修正額)/新基準時価総額

 式を変形すると

 新基準時価総額=修正前基準時価総額×{(修正前時価総額±修正額)/修正前時価総額}

(5)具体例にて
  ある日の
    基準時総額=2億$
    時価総額=20億$
    NASDAQ指数=1000.00ポイント
  翌日、すべての上場株価が変動しなかったが、新規上場が1銘柄あり、
  その1銘柄の時価総額が2000万$とします。
  このまま指数を算出すると
    基準時価総額=2億$
    時価総額=20億2000万$
    ナスダック指数=1010.00ポイント
  となり、株価変動を表す指数としては使い物になりません。そこで、
    基準時価総額=2億$
    修正前時価総額=20億$
    修正額=2000万$
    新基準時価総額=2億$×{(20億$+2000万$)/20億$}=2億2百万$
   ∴ナスダック指数=(20億2000万$/2億2百万$)×100=1000.00ポイント

(6)最後に、ナスダック指数は、現在3177銘柄、また、時価総額を浮動株に絞って
  算出する、すなわち浮動株を反映したナスダック指数は、
  FTSEナスダック指数として別途4種類が発表されています。

では、では・・・いきなり株価指数の世界へワープされ、
さぞ、びっくりされていることでしょう。がんばって下さい。
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この回答へのお礼

なるほど! 時価総額を基準にした指数がベースで、さらに、発行株式数増加などにより変動分を調整しているわけですね。

ていねいでわかりやすいご説明、大変ありがとうございました。

お礼日時:2005/10/14 21:31

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