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ワード等のフォントの著作権について質問いたします。

ワード等で使用できるMSゴシックなどを用いて文章を作り印刷し、同人誌のような小冊子を作成し販売した場合、著作権法上問題となるでしょうか?

マイクロソフトにメールで問い合わせたところ
http://www.microsoft.com/japan/legal/permission/ …
を参照して自身で判断してくださいとのことだったのですがいまいちよく分かりません(リンク先が英語だったりして。。)。

もし無断使用が問題になるとすれば、ワード等で作成した文書の配布自体が著作権法上問題となるということになると推測できます。
会社、学校等でのワードを使用した文書の配布は散見されますが、これらの行為も厳密には違法ということになってしまいます。実態としては放置ということでしょうか?

それともう一つ質問なのですが、フォントの使用にいちいち許諾がいるとした場合、書店などで市販されている書籍では各出版社は、一般的にはどのようなフォントを、どういう手続きを経て使用しているのでしょうか?この点も、お詳しい方がいらしたら教えて頂きたいと思います。

宜しくお願いします。

A 回答 (2件)

MSゴシックは、実はマイクロソフトが権利を持っているものではなく、MSが権利を利用する契約を結んでいるものです。

実際にはリコーに権利があります。

以下が詳しいでしょう。
http://font.ricoh.co.jp/backnumber/20040906.html

上にもありますが、リコーに使用許諾を得ないかぎり、実際には二次配布をするライセンスは結ばれていないという事になります。リコーの場合、営利目的ではない・無償の利用に関しては許されていますが、商用目的の利用は許されておりません。

さて、同人誌がその「利用許諾」を得る必要があるかどうか。これはリコーに問い合わせるしかない、という事になります。

商用使用許諾に関しては以下
http://font.ricoh.co.jp/solution/licence.html

ちなみに、フォントに「著作権」が認められるか否かに関しては論議を呼んでいます。
現行著作権法では、装飾性の無いフォントには、著作権を認めない方向が主たる見方です。
そのため、いわゆるコンピュータフォントの場合は、「プログラムとしての著作権」(フォントも一つのプログラムと考えるわけです。実際中身はデータですし)をベースに、「そのプログラムを利用する際の使用許諾」の中で、利用許諾の範疇を定める事が多いようですね。

って事で、やはり市販されている書籍などでは、1書体ごとに許諾を受け、その書体を利用する、ということになります(包括契約も良く結ばれます)。有名なのは

モリサワ
http://www.morisawa.co.jp/
ニィス
http://www.nisfont.co.jp/

などでしょうか。いや私さすがに商用印刷の分野には詳しくないですから。

さて、同人誌で権利の問題なくフォントを使いたかったら、まぁ商用契約を結ぶのももちろんアリですけど、ダイナフォントがいいんじゃないでしょうか。安いし。

ダイナウェア
http://www.dynacw.co.jp/

ここのフォントは標準で商用利用可だったはずです。いや、うろ覚えなんで一応確認してくださいね。

>会社、学校等でのワードを使用した文書の配布は
まぁ、実態としては放置って事だと思いますよ。
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この回答へのお礼

お礼が遅くなりまして失礼致しました。

やはり、フォントの著作権関係は甘く無い様ですね。
ワードの書体のままの印刷が権利関係上問題になるということのようですので、仮原稿をワードで打ってその後、
印刷屋さんに相談してみようと思います。
ダイナウェアの情報は助かりました。

貴重な情報、ご親切に有難うございました。

お礼日時:2005/10/26 22:29

No.1の方に対する補足です。


1)使用許諾書がありますので、それに従うのが原則です。基本的に出版社や印刷所では、商用利用可能なフォントを購入&登録で利用OKのものを使うのが普通です(モリサワ、フォントワークス等)。この場合、印刷所がライセンスを持っていれば、使用者がファンとを購入しなくても利用可能なケースもあります。
※スクリーン(画面表示用のフォント:きれいな形で出力はできない)はフリーで、プリンターフォント(商用利用に可能な高画質の出力ができるフォント)と区別されているなど。

出版会社などを対象にしているため、非常に高価です。こちらはさすがにお勧めはしません。

2)フリーフォントなら参考URLに多くありますので参考まで。また、商用使用OKな素材集に収録されているフォントも印刷物に利用可能なケースが多くあります。

3)購入するのであれば、No.1さんの通り、ダイナウェアのフォントがいいでしょう。最終的に出力するものが何かで変わりますが、普通のプリンターで出力するのであれば、TTフォントでも大丈夫でしょう(2のフリーフォントも、ほとんどがTT)。

4)いずれの場合も、フォントをデータとして販売する、フォント集といった出版物を販売するなどの行為は禁止されています。

>学校等でのワードを使用した文書の配布は散見されますが、これらの行為も厳密には違法ということになってしまいます。実態としては放置ということでしょうか?

微妙な規程なのですが、一応、MSゴチック等では、非営業目的で配布先が特定できる場合には許諾の範囲内で、不特定多数に配布する場合には許可が必要になります。
しかしながら、PDFを除けばパソコンにフォントがない場合、MSゴチックは表示されません(Macなど)。そのため、実質的に放置しているものと思われます。

参考URL:http://ohkadesign.cool.ne.jp/wabunfont/
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この回答へのお礼

お礼が遅くなりまして失礼致しました。

出版社や印刷所でのフォントの扱いのご説明、大変参考になりました。フリーフォントの情報も大変参考になります。
ご回答を踏まえて、今後の方向を考えてみたいと思います。
貴重な情報、ご親切に有難うございました。

お礼日時:2005/10/26 22:36

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