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私は現在、労災の障害補償年金を受給しています。
障害補償年金には、給付基礎日額のスライド制があるということですが…

http://www.rousai-ric.or.jp/frame/03frame/i0305. …

上記ページの「5、給付基礎日額」の(5)のスライド率の表を見ると、被災した日からの経過期間が長くなるほどスライド率が高くなっていますが、今後、長生きをすればするほどスライド率がアップするということですか?

A 回答 (2件)

いえいえ、この表の最近の部分を見て下さい。


「99%」というところがあるでしょう?
これは「マイナス1%スライド」ということです。つまり、スライド率のマイナスも十分あり得ます。

スライド率というのは、毎年の全国の給与水準の調査から計算されるのですが、昭和51年以前が高いのは、インフレのせいで当時の給与の額面が今より相当低かったからです。特に、昭和22年以前がスライド率が段違いに高いのは、当時の政府が実施した旧1円→新百円の通貨の切り替えのためです。

その昔、かけそば1杯30銭の時に「日額1円」と決められた人が現在も受給しているとして、その金額のままで今も月額30円しかもらえないなんて、そういう馬鹿なことが起きないようにするのがスライド制です。
(だから、もし昭和22年に日額1円と決まった人なら、現在は日額2万円ほどになるわけですね。そんな高い日額の人も居ないと思いますが)

よって、スライド制は経過時間が長ければ率がアップすると決まっているものではありません。むしろ、現在のようにデフレで物価がどんど下がっていったら、ダウンすることも十分にあります。
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この回答へのお礼

わかりやすいご説明ありがとうございます。
そう考えると…今後、現在よりも景気が良くなって平均的な給料水準が上昇しない限りは、数十年後も今の年金額とさほど変わらないということですね。日本経済ガンバレ!!

お礼日時:2005/10/16 16:14

ものすごく平たく言うと、お金の価値はインフレ・デフレ、そして回りの人たちの給与水準により上下します。


スライド制はそれに合わせて受給金額を上下させることで、現在の生活水準を金銭価値が変化しても維持すべく、同じ価値のお金が受給できるようにする手法です。
その為の具体的操作としてスライド率云々の計算をするわけですが、まあこの計算の目的は上記のためということなので、深く考えなくてもそうなるということです。
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この回答へのお礼

アドバイスありがとうございます。
どうやら私の表の見方が間違っていたようです。もう深く考えるのはやめます。

お礼日時:2005/10/16 16:26

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