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古い木棺の一部なのですが、展示物として保存したいと考え、市の学芸員などに色々とアドバイスを乞うた結果、「木工ボンドを薄めた状態と同じもの」という名の透明の液体を分けていただきました。

早速その液体に木片を浸し、一応習ったとおりの保存は終えたのですが、殆ど使い切ってしまったために、まだ処理をしていない木片の分が足らなくなってしまいました。

学芸員の方とは、訳あってその後ご連絡がつかなくなってしまいました。
多分薬品なのでしょうが、確かに木工ボンドを薄めたように、薄く白濁した液体で、乾燥すると透明になりました。

これ、シロウトでも入手できるものなのでしょうか?また、木工ボンドでも代用はできるのでしょうか?

展示物としての加工ですので、見栄えが良ければかまわないのです。
よろしくご教示ください。

A 回答 (3件)

考古学は専門ではありませんが、木工ボンドの特性をよく知るものとしてお答えします。


木棺の一部を保存する目的は、
1.空気による酸化
2.紫外線による木材表面の劣化
3.虫害
4.カビ等の細菌に侵入。腐食もこれに含まれる
5.湿度変化による割れ
などを防止することだと思います。
木工ボンドを木材の表面に塗布すると「酢酸ビニール」の塗膜ができます。
この塗膜の効果は、上記の2.意外に有効です。
木工ボンドには、紫外線を防除する成分は含まれていません。
展示の照明の紫外線放射量を検討のうえでお考え下さい。
通常の蛍光灯のレベルならば問題はないと思いますが、特殊な照明が使われている場合は検討が必要ですから。

この回答への補足

回答ありがとうございます。追加で質問させてください。
「酢酸ビニル」という薬品が、その透明な液体にあたるのでしょうか?
これをシロウトが入手することは可能ですか?

おねがいします

補足日時:2001/11/22 16:26
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 木製遺物(木簡など)の保存の、ごく一般的な方法は、PEG 含浸法(ペグがんしんほう)ですが、PEG (ポリエチレングリコール)と木工用ボンド(酢酸ビニル)は、どうみても似たもののようには思えないので、わざわざその言葉を使ったのでしたら、別の方法かも知れません。



 以下のページで使われているようなキーワードで検索すると、他に多くの情報・業者が見つかります。


出土した木器の話
 http://osaka.yomiuri.co.jp/azuchi/ca000114.htm

○糖類を用いた古代木製遺物の保存処理法
 http://sugar.lin.go.jp/japan/area/ja_9906.htm

保存方法
 http://tokyo.cool.ne.jp/jomon/analy01.html






>>透明の液体

>>一応習ったとおりの保存(方法)

>>薄く白濁した液体

とは?


 

参考URL:http://osaka.yomiuri.co.jp/azuchi/ca000114.htm,http://sugar.lin.go.jp/japan/area/ja_9906.htm
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この回答へのお礼

HP見ました。が、よくわからないです・・・。
木棺は5,60年前のもので、かつ水分の多い土地でしたので、殆ど朽ちてはいません。中の遺骨もけっこうキレイに残っていました。

とりあえず、シリコーンなどとは違うと思いますので、酢酸ビニルを入手して試してみようと思います。
詳しい回答ありがとうございました。

お礼日時:2001/11/23 19:43

私の説明の仕方が悪かったようです。


木工ボンドそのものが『酢酸ビニール』です。これを水と混和させたもの(エマルジョンというらしい)が、市販されている液体の木工ボンドです。
そちらの手元にある保存液そのものが、「酢酸ビニール」かどうかの判断は私にはできません。
有機溶剤のにおいがすれば、木工ボンドではないと思いますが。
No1で説明した保存機能で満足されるならば、木工ボンドでもある程度の保存機能を発揮できると思います。
木工ボンドは各種ありますが、基本的な成分はすべて同じです。
成分表を見て「酢酸ビニール」とかいてあれば何でも良いでしょう。
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この回答へのお礼

補足ありがとうございました。
とりあえず業者さんなどにあたってみます。
ありがとうございました。

お礼日時:2001/11/23 19:38

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