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恐竜、翼竜、首長竜等が絶滅したのに、蛇、亀、トカゲが絶滅しなかったのはなぜですか?
今まで聞いたことのある仮説は下記のとおりです。

(1)変温動物は寒冷化に耐えられなかった。
(2)気候の変動にともなう食べ物の不足は大型の動物にとって深刻な問題だった。
(3)気候の変動にともなう食べ物の不足は直立歩行の爬虫類にとって深刻な問題だった。(直立する爬虫類は這いまわる爬虫類よりも多くのエネルギーを使った)
(4)恐竜は絶滅したのではなく、鳥類に進化した。

上記の仮説のうち、(4)はこのQ&Aの本旨からずれると思うので、今回は考察外とします。
絶滅した爬虫類と絶滅しなかった爬虫類を分けたものが何であったのか。これをうまく説明したのが(3)だと思いますが、仮にこの説が正しいとすると、翼竜と首長竜の絶滅の謎が解けなくなってしまいます。
多量エネルギー消費の観点から説明した(2)にしても、小型の恐竜が絶滅した理由を説明できるのかどうか。

蛇、亀、トカゲが絶滅しなかった理由がわかりません。

A 回答 (3件)

まずこの問題は,学会でさえも結論が出ていない問題です。

学者の中にさえこの問題を説明することが出来ずに「絶滅したのが恐竜で,生き残ったものが鳥類だ」といっている人がいるくらいです。ですから自分の意見(自説)を述べる場と考えますがよろしいでしょうか。

まず,私は隕石衝突説に賛成しない立場です。絶滅しなかった爬虫類やほ乳類の共通点は,(1)小型動物(2)夜行性動物ということです。また,植物に関しても隕石衝突の影響があまり及ばなかったと考えられるニュージーランド等でも大部分が変化しています。

これらのことは,恐竜絶滅の原因が,果たして隕石衝突による気候変動だけが原因だったのか疑問に思います。短時間に多くの生物が進化することが,単なる気候の変動で説明できないのではと思うのです。隕石衝突以前から恐竜の絶滅は始まっているようですし,CO2の現象等も同じです。

これらのことを説明できるものは,紫外線の増加等の太陽の異常が原因だったのではと思います。それならば夜行性動物は影響が少ないですし,その影響を受ける植物は突然変異の増加により被子植物に進化したと考えれば説明がつきます。しかしながらこれを証明する手だては残念ながらありませんね。
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この回答へのお礼

現在のワニとか亀はかなり大きな種もありますが、白亜紀のころはサイズが小さかったそうですね。たぶん哺乳類たちと同様にあまり目立たない存在だったんではないでしょうか。サイズが小さければ、気温や水温が下がったときには冬眠して耐えるという選択肢をとるのに有利だったのでは?、という気がしますが、どんなもんなんでしょう。

ニュージーランドで隕石衝突の影響があまり及ばなかったらしいという話は初耳だったので、質問した甲斐がありました。

NHKの教養番組とかでも、「爬虫類でありながら、白亜紀の大絶滅を乗り切ったグループがいて、彼らが生き残った理由は・・・・・・」という視点で恐竜や亀、蛇の話題を取り上げてくれればいいのに、と時々思います。

ありがとうございました。

お礼日時:2005/10/23 22:30

 #1です。

荒っぽい説明ですみませんでした。

 恐竜や翼竜では生まれたすぐの子供は親の糞に集まった昆虫を食べていた、などという説明がされています。サイズが違いすぎるし、保育していたと考えにくいからでしょうか。そのあたりの事情は知りませんが。マイアサウラの発見以降、恐竜も子育てをしていた、という話が流布しましたが、どのレベルの保育だったか疑問です。

 哺乳類や鳥類は親と同じ餌が自分でとれるようになるまで親が保育します。ですから、トータルとしては同じ環境で生きていける、ということです。親が子のために積極的に子供の周辺の環境を改変してくれるわけです。

 樹木の例では、針葉樹が進化した段階では草という生き方・戦略は存在しなかったのです。とにかく上を目指し、上をとったら勝てるんだというバブリーな時代に出現した植物です。大規模な攪乱が起こらない生態系ではそれが正解だったのでしょう。木の下に草が生えても木は枯れません。草は光不足で枯れます。短期決戦型の草という戦略は勝負の場がなかった。しかし、地殻変動により大陸が分断され複雑な地形と気候を持つようになった地球では、短期決戦型の戦略もあり、という風に変化したのです(たぶん)。

 資源という言葉は生態学で言うニッチ(あるいはニッチェ)をこう表現しました。餌も光も温度も利用する空間も水もすべて資源です。光も資源ですが、suiranさんのかかれた暗闇というのも資源です。他の多くの生物が活動できないところで活動できるわけですから、暗い時間が存在する、というのは資源ととらえることが可能なわけです(と書いてsuiranさんの御説と私の説を姑息に統合しようとしているわけではないのですよ。あくまで、資源という言葉をつかった、その意味合いの説明です)。

 よけい判りにくくなっていたらすみません。ご質問の内容に関しては「自信なし」ですが、私の回答の中の言葉の説明などはいたしますので。

この回答への補足

ワニとかカメ(の先祖)は限られた資源を使うことができたから、大絶滅を免れたのだ、という考えであるというふうに解釈しましたが、これでいいのですか?

補足日時:2005/10/29 10:39
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この回答へのお礼

どうもありがとうございました。

お礼日時:2005/10/29 10:40

(3)の仮説は哺乳類や鳥類が生き残ったことを説明しませんね。

また、(4)は生き残った方のグループに鳥類を加えることで、一本化可能な疑問です(なぜ蛇、亀、トカゲ、ワニ、鳥は生き残ったのか、と。中生代後期を生き残るために恐竜が鳥に進化したと考えるのはナンセンスです、それ以前から鳥の化石は見つかっていますし)。

(1)に関しては恐竜は恒温動物であったという考えが今は主流であり、有鱗類や亀が生き残ったという事実と逆行しています。

(2)に関してはご指摘のとおり。

で、私なりの勝手な推論。恐竜は子孫を残せなくなったから絶滅した。

イチョウやメタセコイアは生きている化石といわれるように、かつて繁栄したが絶滅したと思われていた生物。でも、今やどこにでも植えられていますね。スギやヒノキにしても原生林はごくまれ。でも、日本中スギ・ヒノキだらけ。これらの植物が衰退したのは、子孫が残せなくなったからです。

生育の初期の段階と成体とで要求する資源が大きく異なる生物は、資源が豊富な環境では問題なく成育できても、資源が乏しい環境では滅びやすいのです。子供から大人まで同じ資源を必要とするのなら、それに特化して進化できるでしょうが、これが食い違う場合、進化の方向性を失い、絶滅への道をたどるのです。

先の針葉樹の例では、種から幼齢木に育つ過程で草や他の木との競争に勝てないので衰退しているのです。でも、苗木まで人間の手で育ててやればその後は育つのはごらんの通り。

恐竜や翼竜でも同じようなことが起こったのではないでしょうか。そして、もともと限られた資源だけを利用していた生物が生き残ったのでは?

この回答への補足

>生育の初期の段階と成体とで要求する資源が大きく異なる生物

イチョウ、翼竜、恐竜がそういう生物であるというご指摘であると解釈しましたが、よくわかりません。「要求する資源」とは食べ物、あるいは光量の豊かな環境のことですか?
哺乳類は生育の初期の段階に母乳を摂取し、成体の段階では草、肉などを食べるから、「生育の初期の段階と成体とで要求する資源が大きく異なる」という条件に当てはまるけど、おっしゃっていることと反対になってしまうから、ますます理解できなくなってしまいました。

すみません。このへんのことについて説明の補足をお願いしたいんですが。

補足日時:2005/10/23 11:02
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

お礼日時:2005/10/23 11:12

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