「対立遺伝子」は、それぞれの遺伝子での表現型が
異なっているときだけに使うのですか?

例えば、塩基(翻訳後のアミノ酸)配列が一個異なるけれども、
形質に影響していない程度の違いを持つ遺伝子どうしも、
「対立遺伝子」と呼んでいるんですか?

多型という表現との関連は?

A 回答 (2件)

 この問題は結構奥が深く、一義的には答えられません。

といいますのも、「対立遺伝子」の定義が人により、時により、異なっているからです。

 一見王道のように見える定義は、同じ遺伝子座に存在する「遺伝子」が異なっていればそれらを「対立遺伝子」と呼ぶ、というものです。しかし、これはさらに細分化できます。
 このような定義は遺伝子の本体が何であるか分かる前からあったわけで、当然表現型が異なる場合にだけ使われたわけです。例えば、エンドウ豆のしわ型と丸型は対立遺伝子の発現で生じる、という具合。この使われ方は現在でも様々な場面で見られますし、間違っているとはとても言えません。
 しかし、相同染色体上に同じ表現型を発現する遺伝子が乗っているとしても、塩基配列がお互いに全く等しいとは限りません(というか、ほとんどない)。といいますのも、遺伝子の中にはアミノ酸配列を変えても最終的な産物に影響を与えない部位があるし、また同義置換もたくさんあるからです。これはご存じですね。
 分子生物学が進み、様々な遺伝子の塩基配列が分かるにつれ、アミノ酸配列にすら影響を与えないような変異が多数見つかってきました。この段階で、これらの遺伝子のことも「対立遺伝子」というようになったわけです。これも間違った定義とは言えません。大切なのは、その言葉を発する人がどう定義しているのかをはっきりさせることです。
 「多型」という言葉についても、本来は表現型に現れるような変異を遺伝的多型と定義していたと思いますが、いまではアミノ酸多型、DNA多型という言葉が誕生し、それぞれが遺伝的多型に含まれます。

 ところで、「対立遺伝子」にはもう一つの定義があります。それは、「相同染色体上で同一の遺伝子座を占める二つの遺伝子」というようなもので、つまり、この場合にはこれら二つの間に違いがあるかどうかは問題でなくなります。ある遺伝子座がホモ接合していたとしても、それについて、「これらの対立遺伝子の片方は父親から、他方は母親から受け継がれたものです」と説明して間違いではないのです。
 分子生物学者の間ではこの定義が一般的で、遺伝子間で配列が異なっていれば「対立遺伝子」ではなく「多型」と表現するのが普通なような気がします。

 自分の知識を整理する良い機会になりました。ありがとうございました。
  
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この回答へのお礼

ごていねいに、どうもありがとうございました。

お礼日時:2001/11/26 09:16

どもでーす。


上から3つ質問があるようなので順番にお答えします。

違いますよ。

その通りです。
ただ、高校生物レベルではそこまで考えないため、上の質問が出てきたのかなって思いました。

すいません、分かりません。汗・泣
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この回答へのお礼

わかりました。ありがとうございました。

お礼日時:2001/11/26 09:16

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こんにちは。複製について簡単にお答えします。

複製開始点については、その通りです。
1つの複製開始点が支配して複製するDNAの範囲をレプリコンといいます。
原核生物ではレプリコンは1つ、
真核生物ではマルチレプリコン(ヒトでは細胞あたり1万個)です。

細胞周期について。
原核生物では、複製が終了しないうちに同じ複製開始点からもう一度複製が始まります。
真核生物(少なくとも哺乳類細胞)では、DNA全部の複製が終わるまでは複製開始点が2度と働かず、細胞周期のG2,M,G1期を通過しないと次の複製が始まりません。
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真核生物ではendoreduplicationが禁止されています。

原核生物の複製は次のように考えられます。
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これは図を描いてみれば分かると思います。

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分かりにくければ追加でご説明します。
もしも誤りがありましたらご指摘ください。

こんにちは。複製について簡単にお答えします。

複製開始点については、その通りです。
1つの複製開始点が支配して複製するDNAの範囲をレプリコンといいます。
原核生物ではレプリコンは1つ、
真核生物ではマルチレプリコン(ヒトでは細胞あたり1万個)です。

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#1です。その分野の専門家でもなんでもなく、ただ、遺伝子関連に興味はあって、せいぜい図書館で本を借りてくるだけです。

遺伝子関連の本はたくさん出ていますが、私のようなしろうと向けで、読んだので記憶にあるのは、
●「ヒトゲノム=生命の設計図を読む」岩波科学ライブラリー 清水 信義 (著) 単行本 (2001/12) 岩波書店

●「ゲノムを支配する者は誰か―クレイグ・ベンターとヒトゲノム解読競争」ケヴィン デイヴィーズ (著)

>「古い解析手法にとらわれすぎて出遅れた」
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参考URL:http://www02.so-net.ne.jp/~tokushu/d-net16dr_kanamaru.html

#1です。その分野の専門家でもなんでもなく、ただ、遺伝子関連に興味はあって、せいぜい図書館で本を借りてくるだけです。

遺伝子関連の本はたくさん出ていますが、私のようなしろうと向けで、読んだので記憶にあるのは、
●「ヒトゲノム=生命の設計図を読む」岩波科学ライブラリー 清水 信義 (著) 単行本 (2001/12) 岩波書店

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とのことですが、違いはいくらでも挙げられるのでとりあえず考えられる点を挙げておきます

・原核は転写後修飾を受けない、真核は修飾を受けた後翻訳される
・原核は転写と翻訳を行う場所が一緒(細胞質)なのに対し、真核は核→細胞質
・開始のアミノ酸はN-ホルミルメチオニンに対しメチオニン
・原核には開始コドンの周辺にシャイン・ダルガーノ配列がある
・真核の方がリボソームが大きいし、複雑
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こんなものでしょうか

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表現型AB,配偶子の分離比,遺伝子の分離比などですが、生物学ではそんなこと言うんですかね?

Aベストアンサー

岩波生物学辞典 第4版 「分離」からの引用です
「各表現型または遺伝子型をもつ個体数の比を分離比(ratio of segregation)とよぶ」

個体数の比であれば、配偶子の比は該当しません。
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