検査項目により、血清を使った方がよいものと、血漿を使った方が良いものがありますが、血清と血漿で測定値に明らかな違いが出る検査項目がありましたら教えて
ください。できればその理由も。
 ちなみに、凝固系は血漿を使用するというの知っています。

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A 回答 (2件)

まず血清でなく血漿を使わなければならない理由を考えていただければだいたいわかると思います。


血漿は抗凝固剤を使っているので当然、凝固系の検査には血清を用いることはできません。
次に、EDTA(-2K、-2Na)によって酵素反応を止める(阻害)するものには、アンギオテンシン1(レニン活性)、2があり、これらは血漿を使用しますが、ACE(アンギオテンシン転換酵素)は逆に血清でないと測定できません。アンギオテンシン1はACEの働きでアンギオテンシン2に変化します。そうするとA1がどんどん消費され低値を示し、A2が増加します。
次に、血清分離は普通室温で行いますが、血漿分離は採血後、すぐに氷冷下につけます。よって安定性の悪い項目は一般に血漿を用います。さらにアプロチニンなどの蛋白分解酵素抑制剤を加えて凍結融解によるダメージを抑えています。よって血清分離すると低値にでます。ACTH、intact PTHなどです。
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この回答へのお礼

こんばんは。回答していただいたのに大変お返事が遅くなり申し訳無い限りです。
ありがとうございます。

お礼日時:2002/05/05 20:28

こんにちは。


>凝固系は血漿を使用するというの知っています。
ということは、凝固系検査は除外してよいという事でよいでしょうか。

すると総蛋白がまず違いますね。
フィブリノーゲンなどが結構な量含まれているので値が全く異なってしまい、どちらかに統一しないと比較できません。

また、同じ原因でモイレングラート値は、希釈時にフィブリノーゲンの析出が起こりやすく、値が変わる可能性が高くなります。
しかしビリルビン値は影響を受けません。

また、同じ理由からリバルタ反応、チモール混濁試験(TTT)、硫酸亜鉛混濁試験(ZTT:俗にクンケルといいます)、A/G比なども値が変わります。

あと血糖を計るときに、フッ化ナトリウムを入れるのは凝固防止ではありません。
赤血球のぶどう糖消費を止める為にフッ素イオンを入れて解糖系の反応を止めて経時変化を防ぐのです。
血清が用いられないのは、赤血球による消費を防止できないからです。

それから、金属(鉄、銅その他)等の極微量しか含まれない物質の場合は、抗凝固剤に含まれるわずかの不純物が大きな影響を及ぼしてしまいます。
したがって抗凝固剤を用いる血漿は実際上使うことができません。

カリウムは、赤血球中に大量に存在し、凝固時に赤血球から一部流出するので
血漿での値より血清の方が高くなります。

こんなところでいかがでしょうか。
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この回答へのお礼

こんばんは。回答いただいたというのにお返事が遅くなりまして
大変申し訳無い限りです。すみません、ありがとうございます。

お礼日時:2002/05/05 20:29

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