プロが教えるわが家の防犯対策術!

遺伝子や病理に関する研究機関で
仕事をしています。

人体にかんする研究を
しているらしいですが、いつも
人間から採取したサンプルではなく、
ねずみをモデルに使っています。


なぜ 人ではなく ねずみなのでしょうか。

人を丸ごと実験台に持ちいるのは 倫理的に
問題になるのはわかるのですが、
わたしの研究所では血液を数mlとか皮膚の
組織をちょっと、とかも用いてないです。


ねずみは人とそんなに似ていますか??
 

私は研究者ではないので わからないので
質問します。

A 回答 (6件)

遺伝子的には、ショウジョウバエでも、かなり共通があることがわかっています。


98%、ヒトとチンパンジーは一緒ですし。
ネズミなら85%くらいは共通するんじゃないかなあ。
    • good
    • 8

こんにちは。

ご質問がまだ閉じられていないですね。

いろいろ回答がなされており、タイミングを失っているかもしれませんが、ちょっと視点を変えて次のようなお話はいかがでしょう。
ポイントは、「ねずみと人間のどこが似ているのだ」との質問に対して、「生きている点で似ている」・・・

勤務されている職場が詳しくはどのような研究をされているかわからないのですが、仮に多くの医療・生物系研究所と同じように将来の人体への応用を考えた実験の場合、共通して次のような悩みがあります。
それは、「in vitro」「in vivo」と呼ばれ、要は「試験管内での実験なのか」「実際に生きている体での実験なのか」ということです。

 既にお考えのように、多くの薬等の実験では、血液や組織を切り出して、試験管やシャーレの中でそれに薬を加えることで反応が確認できます。一方、実際に生きている体では、他の臓器や短時間しか寿命のない酵素、長期的な影響などにより、思いもかけない反応が出るので、「生きている体」での実験は重要なのはお気づきでしょう。
 しかし、当然、人体での実験はそう簡単にはできませんよね。

 その結果、たとえ組織を切り出しての実験でも、近い将来に「生きている体」で再実験することを考えるならば、「種族が違っても、生きている体での実験のしやすいねずみを使う」のか「切り出した組織でしか実験ができないが、種族が同じ人体の一部を使うか」の選択を最初から迫られることになります。
勤務されている研究機関の扱っている分野では前者を選んだのでしょう。

 もちろん、後者を選んでいる機関もありますが、実際には人体の組織の入手自体も結構困難なので、実は後者の研究の多くは事前に他の動物での研究を経てから行うことが多いのです。

さてさて、ご参考になったでしょうか。
お役に立てれば幸いです。
    • good
    • 2

 齧歯類を使って研究してます。

大まかなところは下の皆さんの言っているとおりです。(哺乳類の中では最も繁殖率が高く、小型であり、データの蓄積がある)

 少し付け加えますと、各系統の遺伝的背景がしっかりしており、個体差が限りなく少ないということです。例えば薬を投与して効果をみる実験をするとき、目的の薬を投与する個体と偽薬を投与する対照群をつくる必要があるのですが、個体差が大きいと、薬の効果なのか、個体差なのかが判別できないのです。

 人で考えてみますと、食生活や睡眠時間が一定でないような二人に同じ薬を投与した場合、生活習慣の違いなのか薬の効果の違いなのかがわかりませんよね。皮膚の状態だって、風呂の回数、使う石けんの種類・量、入浴時間など色々な条件が個人によって異なります。ですから人が沢山いるからといって、適当に採決した血液を使うとか、皮膚を使うとかは出来ないのです。もし使ったとしても、まともなデータにならず、倫理面という以前に実験計画として失敗ということになります。

 ということで、まずは、同じ哺乳類であるマウスなどで実験の成功と失敗を重ね、次に比較として様々な種の動物で同じ効果が得られるのかを確認して種間差を明らかにした上で、さらに人への効果を推定できたところで、実際に確認するという手順になります。

 勿論、最初にどの実験動物を使うのが最も効果的な近道かというのは、研究テーマによって違いますから、必ずしもマウスから始めなくてはいけないということではありません。必要な場合ははじめからヒト組織を使って行うこともあります。
    • good
    • 5

私も昔同じような疑問を持ったことがあります。


そのときは、
マウスは哺乳類の中でも増えやすい上に飼育しやすく、大きさも小さい為に大学や研究所で飼育してもスペースを取らないから
という結論になりました。

遺伝の教科書でショウジョウバエを用いるのは、ショウジョウバエがごく短期間で成虫になるために、遺伝子操作の結果や子孫への影響を調べやすいからだそうです。
ただ、ハエと人間では大きな違いがある。そこでショウジョウバエ程ではないにしろ、哺乳類の中で早く殖えるマウスになったんではないでしょうか。
    • good
    • 1

おそらくほ乳類の中でも一番生産性があるからだと思います。


ネズミの場合は他のほ乳類動物と比べて飼育が容易・大量生産可能(一度に5匹出産)・3週間で成人になる、などといった理由があるからだと思いますが、いかがでしょうか。
人間の皮膚といっても、採取するには人体を傷つけますからそういった倫理面の理由からもあるかもしれません。
専門家ではありませんので、コスト面で考えてみましたがいかがでしょうか。
    • good
    • 0

私は動物は素人ですが、元生物専攻です。


マウスを扱った経験はありません。
1人に近いから。つまり哺乳類だから。
2哺乳類の中でサイクルが早い。(ハツカネズミなら20日)遺伝学なら特に重要点です。
3小さく飼育が簡単。世話にコストもかからない。
4みなが利用しているので経験の蓄積があり利用しやすい。(これは卵が先か・・・になりますが。)
ぱっと思いつくだけでもこのくらいはあります。どんな実験かわかりませんが、マウスの一般的な利点は簡単に思いつくだけでこのくらいはありますよ。
    • good
    • 2

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!