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原子力発電について、調べています。
そこで、教えていただきたいことがあります。

電力会社は、原子力発電を推進しようとしていますが、それはなぜなのでしょうか? 原子力による発電の割合が増加すると、なにかメリットがあるのでしょうか。
別の原子力に関する質問を見ると、コストが安いからではないとありましたが・・・

A 回答 (9件)

ちょこっとCO2排出についてかじってたことがあるのですが、


日本国内でのCO2排出量に占める火力発電由来の量というのはかなり多いです。
そんななか、原子力発電はランニングにおいてはCO2を排出しません。
つまり、日本が国としてCO2削減する場合、「発電」におけるCO2排出量削減は
絶対的に必要になります。
となると発電業界としては火力以外の発電に比重を移さざる得ず、
火力に代替可能な大規模発電は原子力だけっていうことになるわけです。

そんなこんなで、アメリカが批准しなかった京都議定書も
実は、JCOの事件で原子力発電所の建設が沢山白紙撤回されたために、
日本での履行が大きく不可能に傾いた様です。


ただ、原子力もこれまで通りの運転だとウランの可採年数ってあと数十年です。
プルサーマルで百数十年・・増殖炉ができなかったらあとちょっとです。
原子力研究がストップしたら増殖炉の実現も露ときえますけども・・
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私たちの国民性、風土の問題ですが、


「権威のある存在は、けして間違えては
いけない」という
考えが根底にあるような気がします。

電力会社は、権威のある組織の最たるものの
ひとつです。



原子力発電という事業は、
大事故のリスクが付きまとうばかりでなく、
最終的な廃棄物を管理するコストが
莫大であることが問題です。
将来の世代に天文学的な経済負担を
幾世代にもわたって
強いることになるでしょう。

そのような問題のある発電手段を
推進し続けるのはなぜなのか?…、
素朴に考えれば疑問に思われます。


しかし、電力会社の立場からすれば、
反対派から原子力への懸念が表明されれば
されるほど、これまでの原子力開発の歴史が
有意義なものであったと証明するために、
原子力を最優先とする方針を、よりいっそう
高く掲げる必要があるのかもしれません。
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 HPのリンクやいろんな回答があるので補足みたいな物になると思いますが、



 1.メリット
  発電単価が安い、CO2、NOX等を出さない、燃料は1年に1回入れるだけで燃え続ける。燃料の再利用ができる。大規模の電気がつくれる。石油に比べて地球の残存量が多い(量自体は少ないけど発電として使用できる量)、輸入先が発展途上国ではない。等色々あります。
 日本は燃料をほとんど輸入に頼っているので、再利用できるのは大変魅力的です。また、土地も狭いので、風力,水力発電には制限があります。電気の需要がどんどん伸びる中、少ない燃料で多くの電気が作れるのは魅力的です。

 2.デメリット
 燃料再処理時に少量ではあるが高放射性廃棄物が出る。
 燃料の再処理等海外に委託している部分がある。(船で運ぶ祭に、テロリスト等に襲われる可能性もある)
 事故時に放射性の気体、液体が環境に出る可能性がある。
 発電所が老朽化して廃棄する祭に高レベルの廃棄物が出る。
 使用済みの燃料の処理が間に合っていない。(私としては、これが一番の問題点だと思います)燃料を使用した後、再処理待ちの燃料が発電所の中に残っています。今もかなりぎりぎりの状態で、発電所内の設備を変更して対応したり、他に置くところを探しています。理由としては、 東海村の事故などで、処理施設が停止していたり、外国での処理にほとんど依存している事があげられます。
 日本でも青森の六ヶ所村に処理したり保管するところがありますが、住民の反対があったり前途多難です。早く六ヶ所村の処理施設がフル稼動してくれることを祈ってます。また日本にも処理する施設がまだ必要になると思います。
 

 
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原子力発電の問題点も、あげておくべきでは・・・。


原子力発電の問題点として、その潜在的な危険性とともに、廃棄物の問題がありますね(政治の問題ももちろんですが)。確かに原発を使えば火力・水力発電を補うことにはなりますが、廃棄物に関して未解決の技術はやはり問題が残ります。
現在原発から出る廃燃料は、海外で処理して六ヶ所村に「とりあえず保管」されているようですが、要するにちゃんと処理されているわけではありません。これを高速増殖炉やプルサーマル炉でさらに利用するにしても、各種レベルの廃棄物は出続けるし、プルトニウムを大量に使うことになりますので、潜在的な危険性はさらに高まります。他国からみれば、日本はいつでも核武装できるようになると見える事にもなります。
また、今後老朽化した原発の炉を廃棄することも増えるようですので、かなりのレベルの廃棄物が出ることでしょう。これらはすべて、次世代の本格的な処理に向けて、「保管」されることになります(PCBみたいですね)。通常のゴミの最終処分場さえままならないのに、どうなることでしょう。
こういった未解決の問題点もありますが、それでも「原子力増加」にゆくのは、やはり「見直しを嫌う官僚的事業」だからと言う面も有るのではないでしょうか。

もっとも、代替えエネルギーについて、他に選択肢が無いのも確かですね。
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LDC(発展途上国)は扱いやすい化石燃料で発展していかなければなりません。

そのため我々先進国がいつまでも石油、石炭に頼ってはいけないと思います。
 あるシンポジウムでは、既にアメリカ、北海では最大生産量を上回ったと言う話もありました。もちろん温室効果の二酸化炭素の問題もあります。
 また、EUではくまなく送電線が全ヨーロッパに張り巡らされているため、電気の融通は行いやすいのです。さて、わが国はどうでしょうか?資源はない、土地もない、隣国との送電線ネットワークもない。
 その中では
1,なるべく再生産ができること、
2,安定した国から燃料が供給できること
3,最小限の土地で最大の効果を得られること
が必要と考えられます。
 そうすれば、今の段階では原子力発電が適当と言わざるを得ないのです。
 風力は場所が限られます。水力は場所もないし、自然破壊の原因ともなります。太陽光・熱はあまりにもエネルギーの密度が小さく、とても大規模発電にはなりにくいです。(もっとも、スペースコロニー級なら話は別だが)
 石油は、東南アジア、北米、北海油田地域では枯渇し、今後中東や南米(ベネズエラ)のみになっていきます。中東は政治不安、南米の石油(オイルタール、オイルシェール)は質が悪く、大量の窒素酸化物、二酸化炭素が排出されます。
 究極的には燃料電池(水素と酸素の化合でエネルギーを発生する)か核融合は分かりませんが、二十一世紀半ばまでは日本では、原子力発電推進が続くでしょう。
あるいは、驚異的に省エネルギー(首都圏なら今の発電量四十%減)が進めば原発は要らなくなるかもしれませんね。
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#3の補足です。


原子力資料情報室のホームページを記載します。
いろいろな情報を集めて、取捨選択することが
肝心かと思います。
あと、NSネットという団体から、発電所の
評価レポートが公表されていますので、
そちらも参考になるかと思います。
NSネットのURLは
http://www.nsnet.gr.jp/
です。

参考URL:http://cnic.jca.apc.org/
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電力会社が作っている「電気事業連合会」の


ホームページのURLを記載します。
ここに「原子力発電」の項目があります。
電力会社の考え方は、ここに集約されています。
ここからQ&Aのページにジャンプすると説明が
出てきますが、エネルギーの安定供給、電気料金の
安定化、炭酸ガスの低減などを理由に挙げています。
なお、各電力会社のホームページにも
いろいろQ&Aが出ていますが、電気事業連合会
のリンク集からジャンプするのが便利です。

参考URL:http://www.fepc.or.jp/
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この回答へのお礼

ご回答、ありがとうございました!
すぐに該当するHPのURLが出てくるなんて、すごいですね。しかも要約もつけてくださって。。。

しかし、電力会社のHPを見ると、いいとこばっかり書いてありますね(当たり前やけど)。
デメリットって言えば、最大のものはやっぱり安全性になると思うのですが、他にはないんでしょうか。。。
そういうのがわかりやすくまとめてあるところを、ご存じないですか?

よろしければ、ぜひ教えてください。

お礼日時:-0001/11/30 00:00

エネルギー効率が抜群にいいのです。


火力発電所をいくつも作るより、原発1件の方が割安です。
立地を決めるためには住民との調整が必要ですから、
僕のげすの勘ぐりですが、政治家にも色々とメリットがあるのではないかと・・
・・裏付けがないので忘れて下さい。

但し、事故が起こればそんな経済性など吹っ飛んでしまいます。
まだ、人類には早すぎる技術なのかも知れません。
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この回答へのお礼

ご回答、ありがとうございました!

エネルギー効率ですか。。。
確かに、火力発電所の燃料、石油は燃やすと無くなってしまいますが、ウランは再利用できると聞きました。
そういうことなのでしょうか?

政治的思惑についてですが、原発誘致に関しては、住民のほとんどが反対でしょうからあまりメリットがないような気もします。あるとしたら建設会社とかかなぁ。。。
政治には明るくないので、ちょっとよくわからないんですけれども。

ともかく、ありがとうございました。
参考にさせていただきます。

お礼日時:-0001/11/30 00:00

いま世界的に二酸化炭素の削減が叫ばれていますよね。


「何年までに何%削減しなければいけない」
というようなものです。
現状を考えると、二酸化炭素は年々増加しているのです。
増加しているところを減少させるにですから、
ただ事ではないほど難しいのです。

原子力発電は、その二酸化炭素排出量が少なく、
多くの電気を発電することができるのです。
だから、原子力発電に切り替えようとするのです。
逆を言えば、原子力発電にしなければ、二酸化炭素削減目標を達成することができなく、各国からにらまれるどころでは・・
済みませんね・・(^^;;

原子力発電もきちんと使えば、安全な発電です。
しかし、「きちんと使えば」のところがネックなのです。
東海村の事故でもわかるように、人間は楽をしたがる生き物ですし、しっかりやっているつもりでも、ミスを犯すのです。そのときに、原子力はもっとも危険ですよね。
だから、反対も多いです。
とても、難しい問題ですね。

風力、太陽などの自然を活用した発電方法も研究されてますが、まだまだ発展途上段階でしょう。
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この回答へのお礼

さっそくのご回答、ありがとうございました。

なるほど、二酸化炭素の排出量の問題もあるのですね~。。。
しかし、ひとつ疑問に思ったのは、国によっては原子力発電を撤廃しようとしているところもありますよね。。。そういう国は、炭酸ガス削減対策をどうしているのでしょうか。
ドイツなんかは、フランスから電力を輸入することで解決しているそうですが。

よろしければ、教えてください。

お礼日時:-0001/11/30 00:00

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