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SUS304のタンクに50%苛性ソーダを水道水で2倍希釈して貯蔵しています。そのタンクに黒~黒褐色の付着物がべったりと張り付いていました。
付着物の成分を分析すると50%がNaで10%程度がMgでした。また、若干ですがFe、Ni、Crも検出されました。
なぜこれほど多くのNaが析出するんでしょうか?SUSと異種金属接触腐食が関係しているのでしょうか。
苛性ソーダの貯留にSUSは良く使われると思うのですが、やはり腐食はするのでしょうか・・・。

また、なぜMgが多く析出するのでしょうか?水道水由来ですとCaも確認されてもいいかと思うのですが。SUSまたは苛性ソーダ中にもMgが含有されているのでしょうか。
長い質問で申し訳ありませんが、ご存知の方がいらっしゃいましたら、宜しくお願い致します。

A 回答 (2件)

 水道水中のCaとMgですが、高pH域で、Mgは水酸化物を形成して沈殿するのに対し、Caは余り沈殿を形成しません。


 この差が、スラッジ中のMgとCaの濃度差になったのでしょう。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
なるほど、水中のカルシウム硬度の測定方法(キレート法)の原理と一緒ですね。(pHを上げてMgを沈澱させて、Caのみを測定する)

お礼日時:2005/10/31 08:57

> 50%がNaで10%程度がMgでした。



その付着物(スラッジ?)を分析にかける際、水洗はされたのでしょうか?
もし、変質を恐れるなどして、水洗をされていないのだとしたら、泥が水を含むように黒色微粒子が苛性ソーダ溶液を含んだ為(或いは包み込んだ状態で固化?)、そのような分析結果になったのではないかと思います。
(で、主体はFe・Ni・Cr(あとO・H?)、と)


> やはり腐食はするのでしょうか・・・。

通常、SUSはアルカリに安定とされていますが、水は金ですらわずかに溶かすことから、完全に溶解性0ということはないと思います。
(通常は無視できるレベル、と)
上記金属はAlのように両性酸化物をつくるわけではありませんが、濃アルカリと触れ続けることで、恐らくそれに近い形でごく微量の溶解が起き、沈殿となったのではないでしょうか。


> なぜMgが多く析出するのでしょうか?

確かに、Caが出てもおかしくないですね。
BeとMgが、Caのような典型的なアルカリ土類ではないということと何か関係が・・・?
すみません、これはちょっと推測がつきません。
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この回答へのお礼

早速の回答ありがとうございました。
今回はEMSで、乾燥固形物として測定しました。
私もNaを除けばと思い、水洗浄して0.45μmのフィルターでろ過した残渣も測定してみました。そしたら、Na-5%、Mg-35%、Ca-0.5%、O-40%、P-2%、Fe-10%、Ni-0.1%、S-0.5%、Cr-0%でした。0.45μではSUS成分は抜けてしまったのでしょうか・・・。なぞなんです。
SUSタンクは10年近く経過しているんで、厚さ等を測ってタンクを変えるか検討してみます。

お礼日時:2005/10/28 18:44

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