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原子力発電所は被爆の問題もあり、また人件費等もものすごくかかるとききました。さらにエネルギー生産量をコントロールできないから無駄なエネルギーを生んでしまう、など様々な問題を指摘されています。

しかし日本では発電量で原子力発電の占める割合が年々増しています。

火力発電と比較した時の原子力発電をつくるメリットとデメリット
そして原子力発電に代わる新しい発電方法

が知りたいです。
おねがいします。

A 回答 (7件)

日本で原子力発電が増えるのは理想と現実の差だと思います.


理想で言えば無いにこしたことはありませんが,我々が自宅で直接使用する電力や第2次産業が使用する電力を安く大量にまかなうには現状としては原子力発電しか選択しがないように思えます.
無くて良いという意見は理想としては賛成ですが,同じ電力を供給できる手段は当分見つかりそうにありません.
政治からみると安く大量に電力を供給できるという意味が大きいのではないでしょうか.安定して国を成長させ国民生活を豊かにするという側面で(電気がついたり消えたりすると大変ですよね)
産油国は政情不安な国が多いですし,価格もかなり変化します.価格変動によって電力がまかなえないという事態は政治的に見れば避けたいわけで.
さらに我々は燃料費高騰に伴って電気代が高くなるのはなかなか認められないわけでして...

火力発電の短所は燃料がいつまで採掘できるか,またco2排出問題.さらには原子力発電と比較すると得られるエネルギーがあまりにも小さい問題があります.
ウラン235が1gが核分裂して得られるエネルギーは,炭素12から得られるエネルギーの約200万倍です(損失が同じとしてですが.出典は伝熱学のテキストです)
この核分裂エネルギーを超えるものといえば核融合しかなさそうですが,実現は遠い将来でしょう.

あと原子力発電の無駄なエネルギーの部分でエネルギー生産量をコントロールできないといありますが,コントロールできますよ(制御棒を入れる.もしくは燃料棒のを減らす)
現状の発電方式の最大の問題は,火力,原子力と問わず必要な時に必要なだけの電力を供給することができない点です.
そのためある程度余裕をもって運転しないと今年の夏のように電力が逼迫するわけです(電力会社の算出した余裕分が十分だったため幸いにも停電しませんでしたが..)
この余裕を無駄といわれれば,電力が逼迫してくるといつ停電してもおかしくないわけでして..
そして停電すると我々は騒ぐわけでして...
この急な需要に余裕をもって耐えられるのは原子力発電しかなさそうですしね(得られるエネルギーの差から)


近年"水素=究極のエコ"と騒がれていますが,自然界に水素は単独では存在しないので水素化合物から水を製造する必要があります(水を電気分解する等).
では,その電気はどこからくるのかといえば,原子力,火力発電から得られるわけでして.全体で見ると一体何がエコなのやら...

我々の文明が電気で成り立っているので,それを捨てて不便になってもかまわないというぐらいの世論があればベストでしょうね.

ちと脱線しましたが,原子力発電のメリットデメリットは以下です.
・メリット:火力発電と較べて環境負荷が小さい(二酸化炭素は地球規模の問題ですが,放射性廃棄物は局所的な問題).燃料は天然資源であるが石炭,石油と較べると今後も安定して供給できそう.
・デメリット:破棄する際に時間と費用が掛かる.放射性廃棄物の行き先(発電所も破棄する場所も地方に依存している).さらに事故が起きたときの被害が甚大.

デメリットはヒューマンエラー(永遠になくならない)とメンテナンス(お金をかければ何とかなる)が主ですので,メンテナンスに関しては我々がどの程度電気代として負担することができるか(それを認められるか)によるのではないでしょうか.

新しい発電方法は核融合(実現が極めて難しそう)太陽光発電とか潮汐発電,地熱,太陽電池が考えられます.
では得られるエネルギーは?と言われると核融合以外は火力発電にすら及びません.


個人的には核融合が実現するまでは原子力発電は必要悪と理解しています.
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世界中に原子力発電所が建設され、一時の反対があっても増え続けています。


電気を使う量が増えており、実際に事故らしい事故は軽水発電所にはないので、しばらく原子力発電所は増え続けるでしょう。
原子力の発電コストは安いのですから、それに代わる(安価な)発電方法が探せれば大儲けになります。

「エネルギー生産量をコントロールできないから無駄なエネルギーを生んでしまう」ことがないように、一定の発電をするように基礎的な電力として扱われています。

実際には石炭火力のほうが放射能をたくさん放出しているという話もあります。
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人間の生命の根幹を揺るがすような危険物(施設)に、デメリットを上回るメリットなど有りません。


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このHPを見てもわかるとおり、原子力発電なしでは、日本のエネルギー需要をまかなえないという現実があり、原発に変わる新発電方法は原発にとって変わるほどの電力が得られない、火力で原子力のぶんをまかなうのにも最近の原油高などもあるのでほぼ不可能。

よって日本のエネルギー政策は、原子力発電の比重をもっと上げてその電力を蓄電する方法を開発するというのが現実的ではないでしょうか?

参考URL:http://www.enecho.meti.go.jp/policy/oil/oil01.htm
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基本的な情報はNo.1さんのご紹介になったURLを良くお読み下さい。



大切なことは、日本の原子力発電は、技術的問題よりも、むしろ政治的都合で拡大されてきたことであると思います。
国またはそれに準じた公的機関がしっかり監督しなければ、原子力はあまりに危険なエネルギーと思うのですが、事故が起きるたびごとに、「安全神話」=しっかり造ったから大丈夫なはず、という論法の甘さが浮き彫りになります。

使用済み核燃料の最終処理技術が未完成で「トイレのない高級マンション」という言われ方もしています。今後の研究次第では、有望なエネルギーとは思いますが、日本とフランス以外は次々に撤退している中で、意地になってかじりつくのはどうかと思います。

「経済発展のため」という名目で、どんどんエネルギー消費を増大させるシステムをつくってきたのが日本の経済界と思います。政治はその代弁者であったというのは言い過ぎでしょうか。
「不便でも環境負荷を少なく生きる」という選択肢はいつでも考えておきたいものです。
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メリット


1.なんといってもCO2排出量が低いことでしょう。ウランの掘削、精錬さらには使用済み燃料の処理等を考えても火力とは大差。水力発電の新たな建設箇所が存在しない日本にとって、京都議定書をクリヤする唯一(国民が個人あたりのエネルギー消費低減を容認しない限り)の道。
2.紙の上の計算だけでは発電コストも現時点では火力をしのぐのでは。原子力反対の方は、紙の上のごまかしだとおっしゃるかもしれません。石炭火力の方が安いよという声も聞こえますし、ウランの価格が原油価格のように高騰しないはずがないという反論もでそうです。また原子力の廃棄物の処理コストがおかしいといった声も聞こえそうです。
デメリット
1.やはり安全上の問題ですね。作業者の被爆、作業ミスなど人為的なミスによる放射能漏洩などの問題、老朽化による大事故などの恐れ。なんといっても地震などの自然災害、最近ではテロも考慮する必要があるでしょう。
2,新たな立地がむつかしい。 火力も同じか。デメリットとはいえないかも。
3.新しい発電方法
太陽電池や、燃料電池など分散型の発電方法が研究されています。風力発電もその流れ。分散型発電で、電気の安定供給(量、質ふむめ)が確保できるとは思えないので、やはり大型の発電所は必須でしょう。
核融合、現在の延長線ではとうてい実用化できそうもないのでは。これまで核融合に投入してきた莫大な開発費、実験設備の駆動に必要な膨大な電気を考えると・・・・。
海外で巨大ダムを造り、発電、電気を何らかの形で貯蔵し、日本に輸入という案がありますが、その国のエネルギー消費が日本並みになった時点で必ずエネルギーナショナリズムの嵐が吹き荒れ発電国内での消費にならざるを得ない。
CO2の分離固定化技術が進展するという前提での、現在未使用の低品位化石燃料使用火力発電か、徹底的に安全対策の検討を原子力に注ぎ込むしか無いのではないでしょうか。もちろん省エネ技術開発の推進とならびエネルギー消費下げる新たな国民意識改革も大切(クールビズ成功をもっと掘り下げるべき。お上に弱い日本人の国民性につけ込むべき)  
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一つ目の質問についてはこちらにまとまっています。


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8E%9F%E5%AD%90% …

二つ目の質問についてはこちらの核融合炉が該当するでしょう。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A0%B8%E8%9E%8D% …
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