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仕事で高分子化合物を合成して、できた化合物の分子量をGPCで測定しているのですが、GPCで測定したデータを横軸分子量、縦軸検出電圧強度のグラフにしたとき、分子量分布が統計学上の何分布に従うのか分かりません。ちなみに、分布のピークは低分子量側にあり、高分子量側にすそを引く形になっています。このような分布は何分布というのでしょうか。どなたかご存知の方がいらっしゃいましたら教えてください。また、その分布に従う根拠をご存知の方がいらっしゃいましたら、あわせてご教授願います。

A 回答 (5件)

もしかしたらFlory分布じゃないでしょうか?(Flory-Schulz分布、もっとも確からしい分布とも言われているらしいです。

)でもこれは重合分率と重合度の関係だから違うかな?
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。ネットで検索してみたのですが、Flory分布が何者なのかよくわかりませんでした。ただ、高分子関係の勉強をすれば少しは分かりそうだということは分かりました。もし高分子関係でおすすめの本があればご紹介ください。

お礼日時:2005/10/30 01:11

低分子両側にピークがあり、高分子量側にテールということは、縮合系の高分子と思われますが、どうでしょう?


もし、そのような系でしたら、分布の名前は知りませんが、理論的な分布式はあります。

例えば「高分子合成の化学」大津隆行著の222ページとかはどうでしょうか?(少し本が古いのですが‥)

他の本でも逐次重合の速度論みたいなところを探せば見つかると思われます。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。会社のことなのであまりはっきりとは言うことができませんが、脱炭酸による縮合反応です。何で縮合系だと分かるんだろうと思ったら、専門家の方だったんですね。専門家の方にまでアドバイスいただけてたいへん感謝しております。いろいろな本に載っていそうだということは、分子量分布はわりと基礎的な事柄のようですね。ご紹介いただいた本も今度探してみようと思います。

お礼日時:2005/11/02 19:50

No.1です。


僕が見ている本は高分子化学(村橋俊介ら編著、発行所は共立出版、第4版が最新版かな?)という本です。そこの31ページにFlory分布は載ってますが、前にも書いたようにぜんぜん関係ないので間違ってたらごめんなさい。^^;
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この回答へのお礼

ありがとうございます。関係なくても興味を持ってしまったので、今度暇なときに本屋でも行って見てみます。そのうち分子量分布の研究をしている先生を探しそうなくらい、分布のことに興味を持ってしまいました。きっかけを与えてくださったpopo888さんにはとても感謝しています。分子量分布に限らず、もっと学生のときに統計の勉強をしておけばよかったといまさらながら思います。

お礼日時:2005/11/01 20:35

>は高分子を専攻すれば習うことなのでしょうか。


学校と教授の趣味によりますので.わかりません。
高分子にも色々種類がありまして、生体高分子.近年のペプチドの場合は、「末端を保護して反対がわに特定のアミノ酸をつないで行く」方式なので.分子量の捕らえ方が異なります。
高分子の先生には.立体特異的高分子しか扱わない人もいますし。
学生によっては「微分積分何の事。数列なんてわかんない」から化学に来た日とばかりの学校では「学生が理解できないから全員留年させるわけにも行かず教えない」という選択をするところもあります。

これらの学校を除けば.教えているでしょう。

手元に「なんとか高分子」という教科書が10冊くらいありますが.分布名が載っていたのは1冊だけでした。昔読んだ内容なので分プめいは記載できません。

反応式を見て.終了反応が存在しない場合には.「隣の分子が結合可能か」だけで判断できるのであれば(このあたりのモデル化するときの仮定条件を覚えていない).たしか.二項分布かポアソン分布になるはずです(隣の分子との結合が終了反応になるか.継続する反応になるかの選択)。
探してみてください。「高分子なんとか」なんて本はせいぜい100冊程度しか図書館の蔵書にはないと思います。かるく読み飛ばせば1日で終わるでしょう。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。私もはじめはポアソン分布あたりかなと思いましたが、分子量が大きくなると反応性が落ちてきたり立体的に丸め込まれたりすることは当然ありそうで、それをどのように扱えばいいのか悩んでいました。教科書にあまり載っていないということは、マニアックすぎるのかいろいろなケースがありすぎるのかはわかりませんが、ものすごく基礎的なことというわけではないことは分かりました。分子量分布のことは実はまだ世の中で誰もよくわかっていない、なんていうことであれば私がぜひ研究してみたいのですが、さすがにそんなことはないでしょうね。まあ、これを機に高分子のことを少し勉強しようと思っているところなので、いくつか本を読みあさってみます。

お礼日時:2005/10/31 20:00

>根拠をご存知


は、結合する確率を計算してみれば県とつくはずです。
隣接する単体が結合する確立.さらに結合する確率の高いものは単量対価.二両対か....と考えて行くと.
腐りが長いほど.渦巻き状に内部に篭ってしまって伸びないのです。内部に入ってしまうとそれ以上伸びませんから。

内部に篭るのは.ファンデルスワールス力で考えれば説明がつくでしょう。同種の構造が集まる性質です。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。おっしゃることはなんとなく分かっているつもりですが、具体的に数式で計算してみようと思ったとき、たとえば何度か反応して大きくなった分子と単量体との反応確率の違いをどう扱えばいいのかとか、いろいろと分からないことがあったのでこの質問をさせていただいた次第です。てきとうに関数F(n)とか書けば形にはなりますが、GPCの結果をフィッティングしたいときなどは困りますよね。だからF(n)の具体的な形とか詳しいことを知りたいなと思ったんです。内部にこもるのはファンデルワールス力というのもイメージでは分かりますが、数式で扱うにはどうしたらいいのか私には全く思いつきません。そういうことは高分子を専攻すれば習うことなのでしょうか。

お礼日時:2005/10/30 23:08

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