

No.1ベストアンサー
- 回答日時:
はっきり言って、この量に関する化学的な重要性は低いです。
ただ、想像しますに、第1段階としてアニリンの塩酸塩を作っています。その際に、塩酸塩になっていないアニリンが残らないようにという意味で、塩酸がアニリンよりも多くなっています。
酢酸ナトリウムは、アニリン塩酸塩をアニリン酢酸塩に変換するために加えています。すなわち、アニリン塩酸塩は無水酢酸と反応しませんが、酢酸塩は無水酢酸と反応しアセトアニリドを生成するからです。
すなわち、アニリン塩酸塩を「確実に」アニリン酢酸塩に変換するためには、酢酸ナトリウムの量は塩酸の量よりも多くなければなりません。
無水酢酸の量は、上述のアニリン酢酸塩をこれまた「確実に」アセトアニリドにするために、計算量よりもかなり多く使われています。
過剰の無水酢酸が仮に未反応で残っても、比較的容易に加水分解されて酢酸になるために、後の処理に問題は生じません。
こうした理由も、無水酢酸がかなり多めに使われる理由です。
No.2
- 回答日時:
こんばんは。
学生実験でしょうか、多分反応を確実にいかせるために多めに入れていると思われます。
酸無水物とアミンからのアミド合成では、酸無水物は半分しか反応に使われません(構造を見ていただくとわかりますが、カルボン酸が2つくっついています)ので2当量は入れないといけません。なのでアニリンの約2倍入っています。
#1さんもおっしゃっていたとおり、化学反応は理論的な量ではなかなかいきません。なので経験値で量を決めたり、多少過剰に入れるようにしていますよ。
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