プロが教えるわが家の防犯対策術!

さいきんでは学生の学力低下が問題になっていますが、私が特に気になるのは数学力の低下です。
小学算数・中学数学の基本的かつ簡単な計算ができないという現状が信じられません。
最近の中学校では、クラス全員が分数の通分ができないという状況らしいです。

私が小学・中学生のときよりも宿題は増えているし、塾に通う子も増えているというのに、なぜ学力が低下するのか。
教員の教え方も(話を聞く限りでは)私が子供のころと大して変わっていないようです。
だから、私の頭では学力が上がっても下がることはありえないと思うのです。(なのに現実は違う…)

「これが原因だ!」という明確な理由はありますか?

A 回答 (15件中1~10件)

全体としての学力低下の原因は「勉強をする」誘因がなくなったからです。


つまり学歴による給料の差が小さくなったからです。

第二次大戦前の学士(大学卒業者)なんて超エリートで、卒業したばっかりでも、普通の人の10倍ぐらいの給料を平気で貰っていました。だから、就職したばかりでも一軒家を借りて女中の1人も雇って暮らせたのですね。その代わり、すぐに使い物になるために猛烈に勉強しなければなりませんでした。

戦後、高等教育が普及してこれほどの差があることはなくなりましたが、それでも大卒と高卒ではあきらかに給料が違っていました。それが今では大差のないものになってしまいました。生涯賃金を調べるとかろうじて大卒の方が多いようですが、実力主義と言われるこれからはどうなるか判りません。

さて、上のことを頭に置いといて下さい。
戦後、大学進学ブームの中で、上の学校に進むためには入学試験は競争試験ですから一定の学力が必要でした。しかし、現状では高校に行くだけでよいなら事実上全入状態で、学資さえあればほとんどノーチェックで入学できます。また大学ですら事実上無試験で入れるものが出てきました。試験が無ければ学力が低下するのは当たり前で、「分数なんて実際の生活で使わない」とか「小数点第2位の数字なんて使わない」から必要ない、勉強しなくても良いという言い訳が当たり前のように出てくるようになりました。

以前であれば「こんなこともできないなら高校には進学できない」という歯止めがあったのに、今は「そんなこと知らなくても高校に行けるもんねー」という状態です。ですから、ひらがなしか読み書きできない高校生とか、分数のできない大学生とかが多数出てくるわけです。

そうした中で、今でもエリートと目される職につこうとするものは勉強するでしょうが、これだけ豊かになった日本ではそこまでしなくてもそこそこ暮らせてしまいます。

結論として
1.進学しやすくなったこと
2.進学してもメリットが見えにくくなったこと
の二つが平均的な学力の低下を招いているものと思われます。
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この回答へのお礼

納得させられてしまいました。
豊かになってしまった付けがまわったんですね。
悲しいことです。
ありがとうございました

お礼日時:2001/11/29 20:43

No.6の補足です。


目で見、耳で聞き、肌で感じることすべてが情報だと思っています。
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私は今学生なのですが


確かに私より妹のほうが明らかに勉強量も少なく
母曰く、妹の学年全体が勉強意識が低く中学では小学生意識が消えてないとのこと。

只、中学のクラス全体分数の通分が出来てないというのは極端な例だと思います。
私はほんの数年前まで中学生でしたがさすがに今でも通分は出来ます。
(正直苦手ではありましたが)
今の中学生にも知り合い友人は多く居ますが通分が分からないと言う話はさすがに聞きません。

コレが原因 と言う理由について私は分かりませんが
学校自体 生徒自体の幼稚さは上がっているように思います。
授業中に五月蠅くしたりする人や 先生にたいして「あいつ」呼ばわりや「御前」呼ばわりなどがその最たるものだと思います。
理由について私には分かりませんが、汚い言葉を子供に教え込むメディア等も要因の一つではないでしょうか?
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原因はやはり学歴社会の崩壊に尽きるでしょう。



問題なのは、子供達の方がそれ(学歴社会の崩壊)をはっきりと感じ取っており、親や教師の方がそれに迷いがある所ではないでしょうか。

親や教師側が、学歴では立派な人間は育たない事を認識した上で子供達と向き合って見ればどうだろうか。
そこから信頼関係が生まれ、新たな授業内容も構築できるのでは。

僕も子供の頃数学の勉強をコツコツやっていて、頭の中でグラフを描けるのは今も大変役立っています。
しかし今のゆとり教育には賛成です。
数学は将来役に立たないのだけど何だか面白いよね。と言ってくれる人がいれば、僕はもっと数学を好きになっていたし将来に希望を描いていたと思うのだ。
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こんにちは。

「勉強」の意味が根本的に間違っているからでしょう。
教えるのは、公式じゃなくて、「勉強の必要性、(自身で考える事の必要性)」でしょう?
【勉強=公式 になっちゃってるからいけないんです】

ま、公式だけ教える教育をしてきた結果でしょう。

ボク自身、公式だけを教えるダメ教師にあたった時は、数学に魅力を微塵も感じませんでした。聞く気も起きませんでした。教科書の棒読みをする、テープレコーダは要らないんです。教科書があれば、それで済むんですから。レコーダ教師は、中学英語だけで充分です。
数学は、嫌いじゃないし コンピュータ業界で生きている上で必須なのですが、そんなもんです。

学級崩壊なんて、所詮甘ったれた教師と、”しつけ”をしない親の「言い訳」。
だらけてるだけじゃないんです。今の子は、「なぜ学校に行くのか」わかってないんですよ。
「授業中ふらふら出歩くと何がいけないのか?」聞いてみてください。
きっと、「わかんない」「別に悪い事じゃない」と返ってくると思います。

また、どうして学校に行くの?と聞けば、
「親が言うから」「友達が居るから」・・・

これは、親のせいだと思うけれども、みんな「学校のせいだ」と言うんですよ。不思議な国です。
このようないろいろな、環境的要因・人的要因が、悪い方へ悪い方へ・・・。
抜本的対策はどうなのでしょうね。

ちょっと、気になったのですが・・・
「算数」と「数学」を混同しない方がいいと思いますよ。
 算数=計算
 数学=分析

それでは。
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この回答へのお礼

「算数」と「数学」にちゃんと定義があったなんて知りませんでした。
算数=計算
と、いうことは、最近の大学の数学は算数ってことになっちゃいますね。
みんな意味がわからなくても計算だけならできますから。

お礼日時:2001/11/29 20:53

色々書こうと思ったのですが、皆さんの回答を読ませていただくうちにどんどん悔しくなってきてちょっと今かなり興奮状態です。

コメントをつけていらっしゃるfrankさんと同じように感じます。

「ゆとりの教育」私も被害者です。いきなり「確立」の単元が教えてもらえなくなったのです。ものすごく悔しくて、独学でやりました。
勉強はそれそのものが楽しいし、各分野を総合させて学問まで推し進めれば人生において絶対に無駄になることなんて無いのに。なんで基礎を教えてくれないんだ!!!!

円周率が3になるなんて、許せない。。。。。

世の中には、割り切れないものがあるんだ。ということを悟らせるのにも素晴らしい材料なのに。これではますます、「世の中は自分の思い通りなるんだ」と勘違いするストーカータイプ人間が増えるのではないでしょうか。

分数がなかったら、事象の分析や予想はいったいどうやってやるのでしょうか。想像力のない人間になるんじゃないですか。私は毎日1回は小学生程度の分数を生活でも考察でも使います。ただのOL兼主婦ですが、数学を使わない日なんて1日も在り得ない!!

こんな悪い時代は続かない。私もなにかで必ずや貢献しようと心に決めました。
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この回答へのお礼

「円周率が3」
子供をバカにしてるとしか思えない暴挙ですよ。
こんなヒドイ教育を受けて社会に出る子供達を救えるのは、結局私達大人のなんですよね。
悲しくなってしまいます。

お礼日時:2001/11/29 20:48

数学力の低下ですが.極端に低下はしていないでしょう。


というのは.「教えている範囲内で」という条件です。
分数を教えていませんから.分数についてまったく知らなくても当然でしょう。

現在労働力が有り余っていますので.貧乏人を育てて労働力として使用する必要はなく.日本の機能を維持するのに必要な人間5%の人間に限って教育し.他の人間は教育しないという方針を立てています。具体的には.地方大学は不要であり.経営の縮小を小泉は政策として打ち出しました。

貧乏人は常に劣った成績でなければならないという(役人や金持ちが常に貧乏人よりも優秀でいられる)基本方針ですから.小学校を出てすぐに勤めていた戦前の学力状態と比較すると.けして学力は落ちていないと思います。
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(数学に限らないのですが)


 No.6のご回答とその補足について、情報の中には、このokwebのようなインターネット情報源も含まれると思います。学生さんのレポート対策と思われる質問もちょくちょく見かけますし。
 私もこのサイトでの質問を仕事や生活に役立ててる一人ですが、安易に使うことで自分自身の思考力を退化させてるかも知れないと、少し考えてしまいました。
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この回答へのお礼

ほんとうに幅広い意味で「情報」なんですね。
ありがとうございました

お礼日時:2001/11/29 20:26

20年ほど前から、「落ちこぼれ」問題がクローズアップされ、授業や指導を低い側に合わせはじめてから、妙な方向になってしまったと思います。



 「平等・公平」を勘違いして、試験の成績を重要視しないとか、徒競走はみんなで手を繋いでゴールする、体罰や成績順の座席順にした教師を糾弾したり、ゆとりの時間導入、夏休みの宿題を出さない、挙句には円周率を3にする暴挙。
http://www.okweb.ne.jp/kotaeru.php3?q=77933
http://www.okweb.ne.jp/kotaeru.php3?q=77891

こうした問題は、おおもとをたどるとあまねく、文部科学省に日○組系の人たちがはびこり出してからなんではないでしょうか?

数学力が低い子供が大人になったら、搾取する側にとっては、なにかと都合がいいのかもしれません。
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この回答へのお礼

学力が落ちて、日本がおちぶれていくことは目に見えているのに、なぜこんな政策をとるのか。
日本をダメにしようとしているとしか思えませんね。

参考URLのほう、ありがとうございました。
日本の将来を考えると、涙が出そうです。

お礼日時:2001/11/28 23:48

わたしが考えるに…


昔は情報が少なく、その少ない情報を組み立てて物事を考えることが当たり前だったように思いますが、情報過多の現在では、考える前に誰かが解決している回答を見つけて来るということが当たり前になって来ているように思えます。
つまり、物事を系統立てて考えるよりも、既にある回答を探す方が[楽]になっているからです。
昔:難しい問題に直面→考える→解決
今:難しい問題に直面→雑多な情報から回答を見つける→解決
こんな感じでしょうか?
ですから、昔のままの教え方を踏襲していては、ますます学力が低下していく一方だと思います。
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この回答へのお礼

> 昔は情報が少なく、

ここでいう「情報」とは、ゲームやテレビなどの娯楽といったものでよいでしょうか?
それとも、問題集などにある多くの問題を効率よく解くための解き方のことでしょうか?
それとも、また別のもの?

お礼日時:2001/11/28 23:43

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