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サイリスタでターンオンする時に、ゲート電圧を用いることがありますが、ゲート電流(I)がターンオンした後に減少するのはなぜですか?

A 回答 (2件)

サイリスタの内部構造をご存知ですか?


ご存知ないという前提でお話しますがサイリスタはPNPとNPNトランジスターの組み合わせで出来ています。

図面を書いてみてください。簡単の為にPNPをQ1またNPNをQ2とします。

まずQ1のエミッターはドレインに相当し、Q2のエミッターはソース、ベースはゲートに対応します。ここでQ2のベースとQ1のコレクターを結ぶとサイリスターの出来上がりです。

この図面でQ1のエミッターにプラス、Q2のエミッターにマイナスを印加してもオンになりませんね。理由はQ2のベース電流がゼロだからです。
当然ベース電流を流せばQ2はオンになり、続いてQ1もオンになります。ところがQ1のコレクター電流はQ2のベースにも電流を供給する訳です。
結局Q2のベース電流を最初だけ流してやれば二つのトランジスターはオンになりっぱなしという訳です。

次にご質問の件ですがオン状態ではQ2のベース電圧は必然的に上昇する訳で外部から電圧を加えてもオフの時よりも流れにくいという訳です。
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この回答へのお礼

詳しく説明していただき、ありがとうございました。とても、参考になりました

お礼日時:2005/11/14 17:58

サイリスタで一度ターンオンすると、ゲートの状態に関係なくターンオンし続けます


これは、ゲート電圧が必要ない事を示します、したがってゲート電流も流れません
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この回答へのお礼

とても参考になりました。
ありがとうございます

お礼日時:2005/11/14 18:00

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