プロが教えるわが家の防犯対策術!

皆さん、こんばんは。20代後半の男性です。

村上春樹さんの作品って、素敵なフレーズの宝庫だなー、と思っています。そこで、みなさんのお気に入りフレーズを教えてくれませんか?

ちなみに僕のお気に入りは、『そうだ、村上さんに聞いてみよう』(朝日新聞社)の中で「海外で生活したことがない。海外で暮らしたら得られるはずの何かを得られなかったんじゃないか。海外生活で得るものはなに?」という質問の回答なんですが、ちょっと長いですが下にあげてみます。

「僕は思うんですが、一番大事なのは、たとえどこにいようが、自分自身の中にどれだけ新しいフロンティアを見出していけるかということではないでしょうか。
しっかりとした意欲と行動力さえあれば、たとえ日本から一歩も出なくたって、新しい体験や価値観はいくらでも見つけていけるはずです。
(中略)
どんなに素晴らしいコンサートに行っても、あなたにもし演奏を理解する耳がなかったらそれは何の意味も持たないし、ラジオから流れてくる貧弱な音で聴く音楽だって、あなたの側に優れた感受性があれば、あなたの人生をすっかり変えてしまうかもしれない。
要するにもっとも大事なのは、あなたの外側にあるものよりは、あなたの内側にあるものだということです。僕はそう思います。」

みなさんもお気に入りフレーズをどしどし書き込んでください!

A 回答 (8件)

最後です。



「少なくともこの一年ぐらいのあいだに
耳にしたいろんな科白の中では今のあなたのが
最高にうれしかったわ。」

「大人の世界では、われわれはみんな冗談を言って
笑いあうんだよ。あるいは、それは下らない冗談かも
しれない。でも君もそれになれなくちゃいけない。」

「人というものは、知らず知らずのうちに
自分の行動思考の傾向を作り上げてしまうものだし
一度作り上げられたそのような傾向はよほどのことが
ないかぎり2度と消えない。
つまり、人はそのような傾向の檻の中に閉じ込められて
生きているのだ。」

「ただ自分に合った酒や音楽があるように
自分にとっての名文というのはある。
僕にとっての名文というのは、
恥をしっている文章、志のある文章、
(中略)まあ、スタイリストといってもいいかな
それぞれ少しずつ、バイタリティにかける部分は
あるけれど。」

「昼間、ランチタイムがあるでしょう
あれものすごく忙しいんですよ。(中略)
僕らの商売っていうのは、人に頭を下げる商売
なんですよね、(中略)お世話になった方にはね、
それは頭下げますが、それ以外じゃもう、一切
頭下げたくないとおもうよね。本当にこれは実感なのね
、良い子になりたいとはそんなに思わない。
だって世の中には本当に良い子なんていないもの。
僕だって親切な人間になりたいと思ってさ、
いろんな人に金貸したりしたよ、でも
一銭だって戻ってこないんだよね、それで一言
「嫌だ」っていえるように一生けんめい自分を訓練
したんですよ。だから生意気といわれても
しょうがないと思うのね。」

「ただ、自分の頭で物を考えるというのは
かなり疲れます。(中略)
だからあなたがまず決めなくてはならないことは
イカになるかタコになるかという選択です。
イカというのは異化(ほかの人とは違うようになること)タコというのは他個(みんなと同じように
していること)のことです。
その辺の決意がなく中途半端に自分の頭でものを
考え始めるとかなりきついですよ。」

「わずかな平凡な体験からでも多くの大きなことを
引き出すことは可能です。
どうしてもわからないものは、
無理にわかろうとしないで
わからないという事実をそのまま丸ごと
受け止めようとするといろんなことが自然に
見えてくるということはあります。」
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エッセイの中で、なるほど、と思った部分をいくつか載せます。




これといってたいした経験はしていないのだけど、ちょっとしたことに面白みや悲しみやらを、他人とは違った視点から感じ取れる人たちもいる。

ジャズを聴くのは好きだけれど、自分でゼロから何かを創造するというのはそれとは全く違った種類のものだ。そういう創り出す喜びを一度知ってしまうと、「ただ聴くだけ」ということを仕事にしているのがだんだん辛くなってくる。

高校のときのホームルームでまじめな学級委員の女の子に、「ムラカミくんの考え方はちょっとおかしいです」と追求されているような気分になる。そういうことを言われると、「しょーがねえだろう、生まれつきおかしいんだから。でもそういうお前の顔だって相当おかしいぜ」と開き直りたくなってくる。そんなこともちろん言わないけど。


村上春樹のソフトな口調が、より効果を出していると思います。
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初めまして。


色々あるんですが一番気にいってるのは
「春の野原を君が一人で歩いているとね、向うからビロードみたいな毛なみの目のくりっとした可愛い小熊がやってくるんだ。そして君にこう言うんだよ。『今日は、お嬢さん、僕と一緒に転がりっこしませんか』って言うんだ。そして君と小熊で抱きあってクローバーの茂った丘の斜面をころころと転がって一日中遊ぶんだ。そういうのって素敵だろ?」
(『ノルウェイの森』より)

ちなみに「やれやれ」は独り言で結構使います。
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つづきです。



「優れた知性とは、二つの対立する概念を
同時に抱きながらその機能を充分に発揮していく
ことができる、そういったものである。」

「だれかの人生というのは、結局のところ
その誰かの人生なんだ。
君がその誰かにかわって責任をとるわけには
いかないんだよ。」

「世界というのは、実にさまざまな
はっきり言えば無限の可能性を含んで成立している
というのが私の考え方である。」

「間違えようのない簡潔な事実というのは、
この世でもっとも、好ましいことのひとつだ。」

「彼らは、世界が何の変化もなくこれまでどおりに
動いていると信じているのだ。でもそうではないのだ。
世界は彼らの知らないところで、どんどん変化
しているのだ。とりかえしのつかないくらいに。」

「完璧な文章というものは存在しない。
完璧な絶望が存在しないように。」

「とにかくありがとう。はっきりいって
とても嬉しいよ。」
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こんにちは。




「どれだけ注意深く捜してもしるしのようなものは
何ひとつ発見できなかったけれど、それで
とくにがっかりしたりしない。大切なしるしを
探すのは、気むずかしい動物を飼いならすのに
似ている。そう簡単にはいかない。
我慢強さと注意深さ、それがこの作業にとって
もっとも大事な資質だ。そしてもちろん直感。」

「10日目の朝、僕はすべてを忘れることにした。
失われるべきものは、すでに失われてしまったのだ。」

「人生には、そんなもの必要ないんだ。
必要なのは、理想ではなく、行動規範だ。」

「まるでビニールラップにくるまれて
冷蔵庫に放り込まれて、そのままドアを閉められて
しまった魚のような冷ややかな無力感が
私をおそった。」

「悪いことというのは、往々にして重なるものである。
これはもちろん、一般論だ。しかしもし実際に
いくつか悪いことが重なってしまえばこれはもう
一般論なんかじゃない。」


出典は、探してみてください。
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 村上春樹先生大好き十?年の30代♂です。


 お気に入りのフレーズ・・・と言うか1文です。

 僕は思う――文章と言う不完全な容器に盛る事の出来るのは不完全な記憶や不完全な想いでしかないのだ。

 ノルウェイの森の第1章からです。
 文字をコミュニケーションの媒体とする今のネット社会にも通じる所もあるかと。
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「やれやれ」は頻度高いですねー。


一番よく使う台詞です。
次は「100キロだって走れる」でしょうか。
疲れた?と聞かれたらこう答える様にしてます。

ささやかな自慢(?)ですが、朝日堂(スメルジャコフ)に僕のメールが掲載されてます(笑)。
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「やれやれ」



全シリーズを通して気に入ってますw
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