文系大学院への進学を考えている現在大学一年生です。
一つでも構いません、よろしくお願いします!
Q1
できれば大学院の博士課程卒業までを親に頼らずにやっていこうと考えています。
学費や生活費を自力で捻出することは可能でしょうか?
生活費は9万円を目安にしています(家賃や食費など)。
(ちなみに現在学部一年生なので、少しずつ貯金していくという手段もあります。)
Q2
現在文学部に所属しています。来年より具体的な進路が決定するのですが、ドイツ文学か哲学のどちらかに進むつもりです。
研究力(?)をつける上で学部生に有効な手段・学習方法はないでしょうか。
時間だけはやたらとあるのに何をしたら良いのか分からず、時間だけ流れていきます。
全くどうしたらいいか分からない状態です・・・。
Q3
高校生の時に大学へ行ったらたくさん書けと色々な人からアドバイスを貰いました。
その時はそれで分かった気になっていたのですが、大学に入ってみてその意味が分からなくなりました。
例えば卒論なら、3年の後半辺りから数ヶ月かけて、それも教授の指導の下で完成にまでこぎつけます。
たくさん書く、というのは、たくさん書けるということです。論文を一度も書いたことのない人が書く????
院生が学部生に「たくさん書け」とアドバイスする時に想定している論文はどんなものなのか、多分で全く構いませんので教えてもらえたら幸いです。
No.3ベストアンサー
- 回答日時:
Q1.
http://homepage2.nifty.com/yshimizu/researcher.h … に「学校では教えてくれない研究者の就職事情」と題してそこらへんの時間・経費などについても上手くまとめてあるページがあるので、よければ見てみてください。内容は、理科系のケースを主に想定して書かれていますが、質問者さんが修士課程または博士課程に進学するころには、人文科学系でもがんがん課程博士を出すころになっていると思いますので、いずれそうなると思って参考になるのではないかと思います。
人文科学系でこれまではどうだったか、という話は
http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=1795740 …
に寄せられた回答群が参考になるかと思います。
費用については、生活費のほか学費もかかるということと、人文科学系では書籍・コピーの山に住むような生活になり、一人で住んでいるのに文献のために2DKに住むというような話もそれなりに聞きますから、文献の確保と維持にかかる費用というのもそれなりに考えておく必要がありそうです。紙媒体を極力スキャナで読み取ってPDF化してかさばらないようにしているとかいう努力も見受けられますが。
研究が、成果を発表していくフェーズに進めば、No.2さんがおっしゃるように学会への参加費や交通費なども考えないといけませんね。
アルバイトについても、考えないといけないとは思いますが、大学内でのアルバイト(図書館とか情報施設とか学会事務とか)や、学外でも家庭教師・塾講師などの学修に接する場所か、あるいは情報系の実践になるアルバイトか、とにかく表面的なバイト代だけではなく研究生活にプラスになるものを探したほうがよいのでは、と思います。
ご事情もあろうかとは思いますが、ご実家からの援助が期待できるのであれば、少なくとも今の段階から選択肢からはずす、というのは避けたほうがよいかもしれません。選択しないに越したことはないでしょうが、早く業績を積んでアカポスに就いて孝行するんだ、くらいの気持ちでもいいのでは。
Q2, Q3.
やはり「論文に触れること」「論文を書くために必要な能力を高めること」ではないでしょうか。
大学院で求められる能力は、自分の研究を論文として表現・発表することなのですが、それにはまず論文が何者かを知る必要があります。学部段階だと、文献というと書籍をイメージしがちですが、それは研究者としてひとり立ちした人が書くものであり、時として研究者生活の集大成として書かれていたりもするものです。それはそれで基本文献でありおさえなければいけませんが、まずは論文というものが何者か、目にしておく必要があるかと。ぜひ図書館の学術雑誌コーナーで論文を読んでください。
そして、何か興味ある論文があったら、文章中に参考・引用した文献が紹介されているはずなので、それを追跡する能力・経験を積んでください。amazon などのネット通販のほか、大学図書館の文献複写・相互貸借などのサービス、学術データベース業者のオンラインジャーナルなどで世界中からネット・紙の形で取り寄せることができるはずです。その手に入れ方を身につけるとともに、ある論文の趣旨にどう引用・参考とされているのか検証してみてください。
このほか、入手した文献の整理法や情報処理能力、それに独語・ラテン語などの素養を高めましょう。
なお、文献の整理法と論文作成への活用法は人それぞれで、自分なりの方法を見つけるまでに時間がかかるのですが、学部のレポートなどはその方法を見つけるためのトレーニングだと思って実践していってみてください。
実践の舞台には、卒論がありますが、これは卒業するために最低でも一度論文を書いてみてね、という親心的なもの・最後の防波堤のようなものなので、これに限ることなくいろんな機会を見つけて人に見てもらってください。いろいろコメント・チェックをもらってみてください。
アドバイスありがとうございます!
院生活にかかる費用を全て自分だけで捻出するのには無理がありました。
学費は親に出してもらえないか相談してみる予定です。
それでダメならその時には厳しく考えてみます。
論文の裏側の苦労を知りました。具体的にありがとうございます。
参考文献を追跡する能力、整理法、情報処理能力、語学、これらを体得して速やかに実行できるのも研究には必要な能力ですね。
反省してみると、論文を「書く」ところばかりに目がいきがちでした。
そこに持っていくまでの型というか基本能力も重要ですよね。
その能力を高めると頭の回転が速くなりそうです。
やっぱり基本は大事ですね。実践あるのみ。やるぞー!
No.4
- 回答日時:
親に頼らずに、自分で…すばらしい考えだと思います。
夢に向かって頑張ってください。1.可能です。貯金をしていった方がよいでしょう。いまから精一杯頑張って、トップの成績だといろんなところから奨学金が出ます。例えば日本学生支援機構では、トップの人は返済免除の特典があります。めちゃくちゃ勉強してくださいね。
2.履修以外の授業にたくさんもぐってください。特に2年生、3年生の講義(ゼミは無理かも)。分からないところは先生たちを質問攻めにするくらい、やる気を出してください。ドイツ語は誰にも負けないというくらい、語学力を磨くのも大切でしょう。めちゃくちゃ勉強してくださいね。
3.授業をたくさん履修して、レポートをたくさん書けばよろしいかと。そのかわり、参考文献は山ほど読んでください。僕もレポートはたくさん書きました。めちゃくちゃ勉強してくださいね。
ちなみに文系大学院を出て、職はありません。重要なのは「優れた業績」と「教育」と「人格」と「運」です。特にチームワークが取れる、社会人としての常識があるひとほど、職が決まっているようです。だから勉強ばかりしていると変人になりやすいので気をつけてくださいね。
回答ありがとうございます!
自分で捻出するとかカッコつけたものの、学費は親に頼ることになりそうです。
そうなんですよね、勉強に没頭しすぎると変人になってしまいます。
教壇の真ん前に席を取ってる学生はおかしな人が多いような・・。男女問わずに若さを失ってるような・・。
怖いのは本人に自覚がないということ・・。妙なテンション・・。
でも今の僕は彼らのようになってもいいかなと思わないでもないんですが・・。そこの席に座ろうかと・・。
一応最近は、特定の友達だけは世界が広がっていかないので、見知らぬ人とでも話せるよう休憩中とかに自分から声をかけたりしてます。
女の子に避けられ始めたら変人の兆候だと考えて、反省してみようと思います。今はまだ大丈夫かと。
活字の世界からも眼前に広がる世界からも両方ともめちゃくちゃ勉強します!
No.2
- 回答日時:
大学4年で、来年大学院に進学する文系のものです。
Q1 どうなのでしょう。少なくとも免除シンセを出さない限り、授業料は国立でも54万はかかります。生活費も9万円/月としても、年108万はかかりますよね。それだけで162万です。奨学金を借りれば月8万は得られるようですので、96万は補えます(返還義務がありますが)。ただし、それ以外に図書購入やコピー代なども結構かかりますので・・・。
私の場合、現状でも、バイト代のほとんど(2万円+α)が本代に消えていますし・・・。
なお、修士課程で論文を書き、実績があれば日本学術振興会特別研究員に採用される可能性もあります(狭き枠ですが有力大学なら可能性があります)。そうすれば、親に頼らなくても大丈夫でしょう。HPを見てみてください。
なお、博士課程が終わるのは名目5年とはなっていますが、博士論文が書けて博士号が獲れたときです。文系の場合だと、まだまだ獲れずに単位取得退学をするケースも少なくありません。つまり5年で終われるとは限らないので注意が必要です。また、修了後もすぐに研究職の就職があるとは限りませんので。ない場合のほうが多いのではないでしょうか。
Q2 1年生のことから、私はとりあえず雑誌論文と基本文献を集めまくっていました。図書館には専門の学術雑誌があると思います。その新刊を日々チェックし、コピー。バックナンバーをあさって興味のあるものをコピー。あとはネットの古本サイトで基本文献を探して購入。それを読んでいました。基本文献などは研究のアイテムですので、大学の先生にいろいろ聞けば必要な順に教えてくれると思います。
まずはそれらに足と手を動かすのが重要ではないでしょうか。将来的に広い知識は無駄にはならないはずです。
それと西洋哲学とかなら語学(ラテン・ギリシャなど)は必須なのではないでしょうか?
また、探せば大学間の学部生の勉強会・研究会なども結構あるようです。それらに参加するのも良いのではないでしょうか。それ以外に自分の大学で自主的に勉強会を立ち上げるとか(私は両方ともやりました)。
Q3 とりあえず、自分の論を書いてみて、先生に読んでもらうとか手段はいろいろあるはずです。簡単に行ってしまえば、学術雑誌に掲載されているような体裁で論理的文章を書けばよいのです。少なくとも、論文やレポートの「書き方」を一から指導してくれる先生はあまりいません。文章の添削とか内容面での指導をしてくれる先生はいますが。書いて、添削してもらうのが一番です。別に内容的な善し悪しより、体裁が最初は重要です(参考文献の書き方など)。内容は論文をたくさん読んだり、いろいろ知見が深まる中で変わっていきますし。
参考URL:http://www.jsps.go.jp/j-pd/main.htm
アドバイスありがとうございます!
授業料は親に負担してもらうしかなさそうです。
貯金して何とかなる額ではなさそうです。
勉強を疎かにしてバイトに精をだし貯金するなら可能ですが、それでは本末転倒・・。
学費さえなんとかなれば、生活費などは貯金と奨学金の合わせ技で十分になんとかなりそうですね。
大学入学から今まで行動してこなかったことが悔やまれます。
この間でも進んでる人は進んでるんですよね。
同じ学校の学生でも力をつけている人が随分いると思うと・・。
(そういう個人差を見ずに学校でカテゴライズする学歴って本当にくだらないと思いました)
明日からさっそく行動を起こしてみます。
やることはたくさんあるんですね。
No.1
- 回答日時:
文系大学院生(D3)の者です。
Q1について
博士課程修了までとは「博士後期課程」修了ととりますがよろしいでしょうか?
大学院ではほとんどの人が希望すれば奨学金を受けることが出来ます。奨学金で学費をまかない、生活費諸々をアルバイトや貯金でまかなうということになると思いますが、生活費が月9万円というのは少々甘いかもしれません。
実際はそれにプラスして研究費がかかってきます。大学院で専門的な研究をするには、どうしても図書館などでは間に合わない資料を入手する必要があります。ドイツ文学を専攻されるなら、原書で読む必要も出てくるでしょうが、そのような本が全て図書館にあるとは限りません。実際、私はロシア語を使って研究をしていますが、洋書(特に英語以外)の専門書は流通ルートも限られてくるので高額です。
さらに、学会等へ入会して研究会に定期的に参加することになると、年会費や交通費もかなりかかってきます。また、順調に5年間で全課程を修了できるとも限らないし、博士号を取得したとしても職が見つかる保証は(特に文系は)無く、その場合やむを得ず大学院に残ることになるかもしれません。こういうことも考慮したうえで、もう一度、諸経費の計算をしなおすことをおすすめします。
ちなみに私は奨学金とアルバイトでなんとかやりくりしてますが、バイトを3つ掛け持ちしています(非常勤講師、電話応対、データ入力)。自力で捻出というのは可能ではありますが、体力的にも相当ハードですし、研究の時間もかなり削られるので、本当はバイトをやめたいです。
Q2について
哲学にすすむにしても、文学に進むにしても、まず大事なことは語学でしょう。特にドイツ語などは使う頻度が多くなるのではないでしょうか(英語はなおさら)?学部時代にある程度、辞書なしでも読めるレベルになっておけば、その後の研究がスムーズに進むでしょう。ただし、学部の4年間でそこまでのレベルになるためには相当勉強することが必要です。
ほかにも、専門の分野に関連する基礎知識をつけることが重要です(邦訳されているドイツ文学を完全読破するとか、ドイツ史を学ぶとか)。大学院に入ってからこれをするのは遅すぎます。いくら時間があっても足りません。ですから、今のうちにやることをおすすめします。
Q3について
いきなり論文を書こうと思っても、それは難しいことです。実際、多くの学部生は卒論で初めて論文にトライするのですが、文章を書きなれていないせいか、支離滅裂な文章を書くことが多いのです。
「たくさん書く」というのは、何も論文を書くということではありません。文章を書くことに馴れるということです。例えば、哲学史についての本を読んだとします。まずはそれの要約を書いてみます。丸写しではなく、自分の言葉で書いてみること。そうすれば、意外と難しいことが分かると思います。あるいは、ある研究者の論文を読んだとします。論文には筆者の主張がありますから、それに対して自分はどう考えるかを文章にしてみる。これも大事な練習です。
こういう地味な作業を繰り返して論文が完成するのです。原稿用紙5枚でも10枚でもいいですから、そのような練習をしてみましょう。
***********
長くなってしまってすみません。でも、今から真剣に取り組んでいけば、きっと立派な研究者になれると思いますよ。お互い頑張りましょうね。
アドバイスありがとうございます!
今自分のすべきことは基本的な能力を伸ばすことだと実感できました。
どうしても先の事ばかり考えてしまって、今すべきことが見えていなかったようです。
語学と基本の充実という足場を固めて行きたいと思います。
「自分の言葉で書く」のは苦しいかもしれませんが、何だか楽しみです。
>お互い頑張りましょうね。
はい、頑張りましょう!
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