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34歳の男で、コンピュータソフトの開発をしています。
文章を書いていて、「よかった」を丁寧に書こうとして、「よかったです」と書きたくなることがあります。現在の若者の間ではこれでいいのでしょうが、年輩の方や国語の先生などは、間違った日本語と思うでしょう。
そこでどう言い換えるか困ってしまいます。
「よろしゅうございました」「よいと思いした」「よいのでした」「良好でした」と言い換える事ができますが、若干ニュアンスが変わってしまったり、堅苦しい言い方になります。ほかに適当な表現は無いのでしょうか。日本語は英語に比べ合理的では無いので、仕方が無いのでしょうか。

A 回答 (14件中1~10件)

昔の学校文法では、「です」は活用のない語に接続し、


形容詞や動詞には付かないとされていました。

丁寧形として「~い・です」の形は使えず、

×よいです  → ○ようございます
×美しいです → ○美しゅうございます
×おいしいです→ ○おいしゅうございます(…岸朝子ふう)
×大きいです → ○大きゅうございます
×危ないです → ○危のうございます

のように、「ウ音便化した連用形+ございます」の形か、
または「名詞形+です」とするしかなかったわけです。
(ただし推量の「でしょう」は例外的に許容)

しかし現在では、「~い・です」は、平明・簡素な丁寧形
として認められています。その根拠は、昭和27年4月の
国語審議会建議「これからの敬語」にある下記の一節です。
--------------------------
7 形容詞と「です」
 これまで久しく問題となっていた形容詞の結び方
 ――たとえば,「大きいです」「小さいです」などは,
 平明・簡素な形として認めてよい。
--------------------------

これ以降、学校文法でも「形容詞+です」を正しい形とし
て認めているはずです。半世紀以上も前のことです。


ただし、過去形についてはどうなのか? という話ですね。

×よいでした   ●よかったです   ○ようございました
×美しいでした  ●美しかったです  ○美しゅうございました
×おいしいでした ●おいしかったです ○おいしゅうございました
×大きいでした  ●大きかったです  ○大きゅうございました
×危ないでした  ●危なかったです  ○危のうございました

この「~かったです」を誤りとする人もいるようですが、
「~い・でした」に比べれば、違和感はないと思います。


なお、「動詞+です」は、今でも正しくないとされています。
×書くです   ○書きます
×食べるです  ○食べます
×するです   ○します
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
詳しく説明して頂きまして、ありがとうございます。
今までの疑問がおおかた解決しました。

お礼日時:2005/12/12 18:38

#11です。

お返事 ありがとうございます
>>外国人向けの日本語教科書でも、
>外国人向けなので、簡略化のため、あえて間違っている
>言葉を採用しているのではないでしょうか。

外国人向け教科書は、会話が中心ということもあるようですが、実は、それだけではなくて、日本語学の標準(スタンダード)として決っているということなのです。権威主義風味を避けたく間接的な書き方になってしまいました。。

>>社会的にも認めていいと思います
>「認めていい」ということは、本来は認められないが、
>認めざるを得ないということではないですか?

ま、そういうことです。言葉は、時代とともに変遷するものなので、今の日本語学では保守主義をとっていません。そのため、定着度を重視する目的でしばしば「認めてもよい」という表現が使われます。一種の業界用語なのです。

>>違和感があるのは、「である」「だ」の丁寧語という
>>無意識の感覚があるため
>私はまさに、その感覚があります。これは正しいですよね。

はい、私も同じ違和感があります。
私自身は、文書にはまず使いませんね。^^; 
文脈によって「試験結果は良好でした」、「~が最善の~でした」など、良、善などを使った漢語にすれば、おおかたの文章は書けるような気がします。

ちなみに、文章を書く仕事(たとえばSE)の人は、↓のような類語辞典を利用すると便利ですよね。検索後の類語をさらに類語検索するというのも面白いです。

参考URL:http://dic.yahoo.co.jp/bin/dsearch?p=%CE%C9%A4%A …
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
今後文章を書くときの参考にさせて頂きます。

お礼日時:2005/12/12 18:40

普通に「よいと思います」でいいのでは?過去形なら「いいと思いました」「いい事でした」「いい結果が出ました」「いい結果が出て、安心しました」「ほっとしました」「安堵しました」等々。



祝着至極にございます、とか書くとさすがに堅苦しいとは思いますが(笑)。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
「思います」などをつけることにより、違和感がなくことは知っていますし、いつそのようにしてます。
今回は、「よかった」をそのまま丁寧語にすると、文法的にどうなるかが知りたいと思っています。

お礼日時:2005/12/08 20:01

>年輩の方や国語の先生などは、間違った日本語と思うでしょう。



そもそも、ここがちょっと違います。おそらく「よかったです」という表現を間違いだと言う人は、今の日本語学者でもほとんどいないでしょう。
外国人向けの日本語教科書でも、「美しいです」「美しかったです」など、形容詞+「です」を教えているそうです。大野晋の『日本語練習帳』にも「(このような表現を)社会的にも認めていいと思います」とあります。
また、明治時代の文学作品にすでに例もあり、昭和初期にはちらほら目にする表現でもあります。「です」自体、江戸末期頃から使われ始めた新しい言葉です。違和感があるのは、「である」「だ」の丁寧語という無意識の感覚があるためだと思われます。普通、「美しかったのだ」とは言っても「美しかっただ」とはいいませんものね。質問者さんご自身も違和感を持たれているのではありませんか。

したがって「よかったです」をそのまま使うか、別の言葉に置き換えるか、のどちらかということになるでしょう。個人的には後者をお勧めします。違和感あるものは使わないのにこしたことはないでしょう。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

大変専門的な知識をお持ちの方からの回答をいただき嬉しく思っています。

>外国人向けの日本語教科書でも、
外国人向けなので、簡略化のため、あえて間違っている言葉を採用しているのではないでしょうか。

>社会的にも認めていいと思います
「認めていい」ということは、本来は認められないが、認めざるを得ないということではないですか?

>違和感があるのは、「である」「だ」の丁寧語という無意識の感覚があるため
私はまさに、その感覚があります。これは正しいですよね。

>違和感あるものは使わないのにこしたことはないでしょう。

私は、できることなら「よかったです」を使いたいのですが、違和感があるので、フォーマルな場面では別の言葉に置き換えています。しかし、なぜそんな手間のかかることをしなければいけないのかという疑問をずっと持っていました。それでこの質問をしたのです。

お礼日時:2005/12/08 19:57

口語表現ですよね。


文脈はわかりませんが
私なら
「よいことでした」
「よい経験でした」
などと、ルーティンどおり
「です」の前を連体形に整えるか、
「よかったと感じました」
のように副詞化をしてみます。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
口語表現でもあると思いますが、文法的に間違っている、または、不自然でなないかということです。
日常的には、回答者様のように回避していますが、「よかった」をそのまま丁寧語にするとどうなるかが知りたいのです。

お礼日時:2005/12/08 19:15

素直な感想として「よかったです」と言うのであれば、特に失礼だとは思えないです。



作品等であれば

「良く出来ていると思います」
「良く練られていると思います」

こんな言い方をする事もあります。

それから、

「○○はよかったです。今後の参考にしたいと思います」

言葉は何でもいいですが、感銘を受けた事を付け加えてあげれば、見下して評価している印象は無くなると思います。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
失礼かどうかの問題ではなく、文法の問題です。

お礼日時:2005/12/08 19:11

「結構でした」では・・・?

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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
「結構でした」などと言い換えることなく、丁寧な表現はできないかと思っています。

お礼日時:2005/12/08 19:10

#1のお礼欄に、論文試験とありますが、どういう文脈の「よかった」なのでしょうか。



報告書などで「対策Aを早期に実施できた点が、総合的にみて最もよかった」という評価をあらわす場合なら、「~~よい結果につながりました」「~~よかったと分析しております」のように、具体的な言葉を補うのがよいでしょう。

「よかった」というあいまいな形容詞で終わる文自体、あまり論理的な印象を与えず、感想文のようになってしまいがちなので、何かを論ずる文章では扱いが難しいように思います。

「OSの破壊を逃れることができ、本当によかった」のように、心情・感想を述べる場合なら、「~~ほっとしました」「~~安心することができました」と言葉を変えるか、「~~“よかった”と感じました」と心情部分を括弧書きのように客体化してしまい、別の言葉で受けることもできます(実際に括弧を付ける必要はありません)。

> そのたびに別の言葉を考えるのが大変です

実はこのことが重要です。言葉を合理化しようとすることと、稚拙な表現を選んでしまうこととは、とても近い関係にあります。

簡単な言い方で統一しようとすると、同じ文章内に似た表現が連続します。日本語ではこれが一番たどたどしくぎこちないものに見えるので、注意が必要なのです。どんなにぴったりの表現があっても、それが頻発すると駄目なのです。華美に飾ることはありませんが、多様な表現パタンを駆使することが、日本語の求めるもののひとつなんだと思います。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
ご指摘の内容はとても考えさせられる部分があり、今後文章を書くときの参考にさせていただきます。

>「~~よい結果につながりました」「~~よかったと分析しております」
実際、文章を書くときはこのように書いています。
> 言葉を合理化しようとすること
すべて合理化しようとしているのではなく、「よかった」などの合理的な丁寧語はなにかが知りたいだけです。多くの言葉のなかの一部分に限っての話です。
文章を書く場合、多様な表現を使わざるを得ないと思っています。

お礼日時:2005/12/08 19:09

文法的には「ようございました」でしょうね。

今はそんな言い方をしないので必然的に言い換えなければいけなくなっています。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
全く同感です。
いままで漠然とそう考えてきたのですが、それが本当か知りたかったのです。

お礼日時:2005/12/07 20:51

良いという言葉を使用して表現すのならば、何が良かったのかを具体的に表現すればよいと思います。

たとえば、料理ならば「味がよいです」「良い考えです」「センスがいいです」「リラックスできていいです」という感じで、いかがでしょう。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
「よい」というのは一例です。
「よかった」や「わるかった」などの丁寧語は正しくは何というかが知りたいのです。言葉を変えずにです。

お礼日時:2005/12/07 20:49

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