プロが教えるわが家の防犯対策術!

DTPの仕事に係わっています。新米ですので印刷の事はよくわかっていません。現在写真の修整をするように言われ、色々と勉強したのですが、かえって頭が混乱してしまい、どういう手順でするのが一番ベストなのか、どうすれば印刷した時の色を合わせることが出来るのかわからなくなってしまいました。どうぞアドバイス下さい。

修正用の写真データは自社でスキャンしたものか、デジカメのデータが直接渡されます。スキャンしたものはTIFFからEPSへ変換して保存され、フォトショップで開くとCMYKデータになっています。デジカメのデータはプロファイルのない場合とsRGBデータの場合とがあります。修整する場合、色域の一番大きいlabカラー、16ビットに変換してからするほうが、画像の劣化がない、と思っています。しかし、一度CMYKやRGBとなったデータをlabカラーに置き換えた場合、その時点で画像は劣化してしまうのでしょうか?(一度欠落した色は復活しないというか・・)そして、labカラーで修整しきれないものはCMYKかRGBに変換して修整し、最終的にはCMYK8ビットにし、プロファイルを埋め込み保存しています。印刷物にする場合、どのカラーモードで修整するのが一番ベストなのでしょうか?簡単なのは最初から最後までCMYKでカラー値をどんどん修整するのが一番簡単ですが・・・。
プロファイルがない場合や自分のパソコンと違っている場合はどうすればいいのでしょうか?それと、私の作成したファイルは印刷屋さんではどのように扱われているのでしょうか?CMYK値は絶対値として扱われているのでしょうか?

A 回答 (2件)

たぶん回答が付かない理由はlabカラーという単語がひっかかるのだと思います。

確かにlabカラーはプロファイルによって色が変わってしまうRGBやCMYKとは違うカラーモードです。通常RGB~CMYKにカラーモードを変換する場合にもlabを通ってCMYKに置き換わりますが、labですべての画像を補正するというのはあまり聞かないですね。確かにlabは明度のチャンネルLとカラーのチャンネルabに分かれ,abチャンネルのみでも補正となるのでやりやすいとも言えますが・・・でも私がlabに置き換える時は必ずRGB~lab~CMYKという手順でやりますね。labにする理由はabチャンネルにてデジカメのノイズを除去したい場合、またシャープネスをLチャンネルに効かせる事により平面(色)へのノイズを極力少なくする時くらいにか使いません。
またCMYK~lab~CMYKにする場合ですがせっかくスキャナーでスキャナーメーカーのノウハウに基づいたCMYK分解が出来ているのにlabから再度フォトショップでCMYKにすればスキャナーメーカーのCMYKノウハウは台無しになるのはいかがなものかな・・・と思います。
ですから普通はスキャナーで分解した画像は90%はスキャナーで作って補正しても残りの10%をCMYKでやるのが良いと思います。
またRGBであるデジカメの画像は一般的にはRGBで補正します。labが使いやすければlabでやっても良いですけど、補正で一番重要なグレーバランスの調整をlabではやりづらくないですか?
CMYを例えばC20M20Y20で掛け合わせた場合、グレーになりませんよね。少し赤が強いグレーになりますよね、ですからグレーを作る場合C25M20Y20のようにCをやや多めに入れてやる事になります。でもRGBならそれぞれの値を同じにしてやればCMYKに変換した時点でそれが反映されているので考える必要ないですよね。
また16bitにするについては気持ち程度の事しか改善されないと思いますがいかがでしょうか?

「プロファイルがない場合や自分のパソコンと違っている場合はどうすればいいのでしょうか?」
という問はフォトショップのバージョンを聞きたい気もします。なぜならば5.5や6ではEXIF情報が埋め込まれない関係でプロファイルを読み込めずプロファイルが無いと表示されてしまう事があるからです。
あと5.5ではプロファイルにそこそこしか対応していないので開きかた間違うと色違ってしまいますね。
この辺は先方との事前の打ち合わせも必要かと思いますけど私の場合は作業用スペースをsRGBにしてプロファイルの無いものはsRGBとみなし、プロファイルが作業用スペースと違った場合は埋め込みプロファイルで開くようにしています。

「私の作成したファイルは印刷屋さんではどのように扱われているのでしょうか?CMYK値は絶対値として扱われているのでしょうか?」
これは印刷屋さんのスキルにもよるでしょうがCMYKにプロファイルを埋め込む理由が知りたいです。そのCMYKプロファイルってその印刷屋さんの印刷機に特化したものなのでしょうか?プロファイルを付ける=カラーマネジメントしているというのは印刷機がわかってはじめて成立する事だと思いますので日本の標準的なCMYKプロファイルならいいとしてもあまりわけのわからないプロファイルを付けてしまうとかえって混乱を招くようにも思いますがいかがでしょうか?

この回答への補足

詳しく色々とご説明いただきましてありがとうございます。そもそも私の会社には色調補正のプロがいなくてかなり自己流でやっています。labカラーの件は参考になりました。先輩から教わったのは、モニタの見た目、は全く関係ないということです。とにかく画像のCMYKの値をカラーチャートの色に合わせて修整をかけていく、というやり方です。そのため、プロファイルを埋め込まなければせっかく修正したカラー値が変わってしまい台無し、というわけです。でも、印刷屋さんがそのプロファイルを適用してくれていなければそれもまた意味のないことをしているなぁと納得のいかない日々を送っています。プロファイルはジャパンスタンダードv2というのを埋め込んでいますが、言ってみればカラー値が変わらなければなんてもいいんです。でもモニタの見た目と印刷物が一番似通ってるのがこのプロファイルなのでこれで補正をしています。CMYKモードを使う理由も、その方が、ここの青にシアンを10%足す、というようなやり方でやっているのでRGBだとその加減が逆に難しいです。でもカラーバランスはRGBの方がやりやすいのでそちらでバランスとったりもします。(先輩はカラーバランスはとらないそうですが・・・)
フォトショップは6を使っています。スキャナは、これもまた使いこなせる人がおらず、ただ単にスキャンするだけで、色補正は行っていません。スキャンした画像そのものがけっこう色かぶりしているのでそれもまた悩みの種です。
CMYKの値を頼りに修整をかけるやり方、ってどうなんでしょうか?下請けなので印刷屋さんも1件だけではありません。よろしかったらまたアドバイス下さい。

補足日時:2005/12/09 06:55
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再度、質問がありましたのでアドバイスさせていただきます。



「モニタの見た目、は全く関係ないということです。とにかく画像のCMYKの値をカラーチャートの色に合わせて修整をかけていく、というやり方です。」

確かにチャートは絶対的なやり方だと思います。昔ドラムスキャナーや色校のオペレーターがチャートを元に色合わせをしていたのを思い出します。
モニタは紙とは媒体が違いますのでシビアに追い込むには難があると私は感じますが、高額なモニタキャリブレーターが発売している事を考えるとモニタでの色合わせも有りかと思いますがいかがでしょう?実際、私もモニタでの色合わせをメインに行っておりますし、印刷物などと見比べてもさほど遜色無いように思います。たださきほども申し上げたようにシビアには追い込めませんのでこの色は刷り上がりはこうなる・・・というような経験は必要になってくるでしょう。ちなみに写真の修整ですよね?地色を近似させるならチャートが手っ取り早いと思いますが・・・

「そのため、プロファイルを埋め込まなければせっかく修正したカラー値が変わってしまい台無し、というわけです。でも、印刷屋さんがそのプロファイルを適用してくれていなければそれもまた意味のないことをしているなぁと納得のいかない日々を送っています。」

プロファイルはジャパンスタンダードv2を使っているという事ですから日本の標準的な印刷に適したものでご本人も納得のもの・・・という事ですから問題ないと思います。
そしてそれを印刷屋さんに持ち込めばフィルム出力の段階(CTP?)でそのプロファイルが無視される事はありませんが印刷側でご自身のモニタとピッタリなものが出力されるとも思えません。これはジャパンスタンダードv2がその印刷会社の印刷機の特性をすべてカバーしていないから仕方ない事です。
また複数の印刷屋と取引しているという事なので標準的なプロファイルを使うのが正解かと思います。(現在のやり方で問題ない)

「CMYKモードを使う理由も、その方が、ここの青にシアンを10%足す、というようなやり方でやっているのでRGBだとその加減が逆に難しいです。でもカラーバランスはRGBの方がやりやすいのでそちらでバランスとったりもします。(先輩はカラーバランスはとらないそうですが・・・)」

グレーバランスって重要ですよ。もしも青にシアンを10%足してその部分の青は原稿に近似したとしても他の赤系は濁りませんか?ですからグレーバランスが揃えば初校の段階では問題ないと思うのですがいかがでしょうか?そしてそれが再校などで赤字が入った場合、全体に赤が強い場合は赤を押さえる補正をしますけど個別の色に関しては特定の色域や色相、彩度で対応するのが無難かと思います。

「フォトショップは6を使っています。スキャナは、これもまた使いこなせる人がおらず、ただ単にスキャンするだけで、色補正は行っていません。スキャンした画像そのものがけっこう色かぶりしているのでそれもまた悩みの種です。」

ただ単にスキャンは良くないですね。グレーバランスを揃えてスキャンしないと後工程辛いですしクオリティーはどんどん下がります。スキャナーにもそれぞれの原稿に応じた特性プロファイル(テンプレート)を作る機能があると思いますので(印刷関係ですからそこそこハイグレードなスキャナーですよね?)最低でもプリント原稿用やリバーサル原稿用や印刷物用と言ったものぐらいは作っておく必要があるとも思います。
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この回答へのお礼

沢山色々と教えていただき、本当にありがとうございます。とっても勉強になりました。自分達のやり方があながち間違っていなかったのもちょっと意外です。モニタを見ながらできると良いのですが、とっても貧乏な会社でモニタキャリブレーション装置を買ってくれるわけもなく、暗~い事務所の蛍光灯のもと、パソコンも古くて、同じ画像を違うパソコンで見るとそれぞれのパソコン全部違って見えてしまうという有様です。スキャナーの件はちょっと頑張ってみようと想います。たしかにすっごく高そうな洗濯機みたいなスキャナーなのに使いこなしていないのはもったいないですよね。ちょっとやる気が沸いてきました。感謝します。(*^_^*)

お礼日時:2005/12/09 20:29

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