日活不当解雇から10年後、鈴木清順カムバックを果たしたのは、「ツィゴイネルワイゼン」と思っていましたが、実はこの前に「悲愁物語」という作品を監督していたことが分かりました。「悲愁物語」の話の内容、感想、そしてビデオ入手について教えてください。どれかひとつでも大歓迎です。

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A 回答 (1件)

 『悲愁物語』は、清順氏が『殺しの烙印』で日活を馘首されてから10年後の'77年に、松竹系で公開された作品です。


 原作とプロデュースは、なんと「あしたのジョー」「巨人の星」「愛と誠」等々の劇画原作者としてあまりにも有名な梶原一騎。脚本は清順氏の弟子(といっていいでしょう)で、TV「ルパン三世」の生みの親のひとりでもある大和屋竺。
 で、内容ですが、新進女性ゴルファー(シングルマザー。演じるは素人同然の白木葉子)とマネージャー(原田芳雄)との恋愛ドラマ。……のはずなのですが、途中で、白木の隣人でファンが高じて大迷惑ストーカーとなった主婦(江波杏子)の狂気が完全に映画を喰ってしまいます。ですから、作品の完成度はというと、とても普通の尺度では計れません。当時、メロドラマだと思って観た人は怒ったでしょう(笑)。
 それでも、神経症的な緑・黄の色彩や、白木の家の妙なセット、清順的ジャンプカット、突然現れる満開の桜、清順作品のコメディリリーフ野呂圭介の怪演、など鈴木清順映画の烙印はあちこちで見られる怪作です。
 ビデオは昔むかしに出ていたと思いますが……。大きなレンタル屋を狙うしかないですね。
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この回答へのお礼

さっそくの丁寧なご返事、ありがとうございます!梶原一騎ファンなのに全然知らなかったです。一騎と清順とは天ぷらとウナギの2色丼みたいです。
ストーリーもさすが清順映画。ぜひみてみたいので、がんばってビデオ屋を行脚してみたいと思います。
この作品を教えてくれた知人は、「悲愁物語、ちっとも面白くない。みないほうがいい」と筋すら教えてくれず、困っていました。

お礼日時:2001/12/16 16:20

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