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歴史上の戦闘でもっとも威力があって射程距離が長かった弓はどこの国の何時代の弓ですか?それと比べて日本の弓の優劣はどのようですか?またそういったことを扱ってる本とかURLをご存知の方がいらしたら教えて下さい。

gooドクター

A 回答 (3件)

当方弓道をやっておりますので、知る範囲でお答えします。


威力と射程は矢により変化(一般的に矢重に比例する威力と、矢重に反比例する射程はトレードオフの関係)するので、弓自体の性能についてお話しします。

 一般論になりますが、弓は当然ながら”強い弓”をより引き尺をとって使えば威力・射程とも上がります。
しかし引き絞った時に強いからといって弓にパワーがあるというわけではありません。
 正確には、「引き絞っていく途中の加重の積分値」が弓のエネルギーになります。
(平たく言えば、弓の引き尺に対しての加重をプロットしたグラフの、その曲線の下の部分の面積)
 木製・合板の弓や単純な湾曲の弓ではこの引き尺と加重がほぼ比例します。(和弓もだいたい比例します)
 しかし、強靭な材料を使い、湾曲を複雑にすれば、この曲線を上に膨らますことができるので、前者の弓と引き絞ったときに同じ加重でも(つまり、同じ筋力の射手でも)、より威力のある矢を飛ばせます。
 
この後者の条件に当てはまるのが、騎馬民族系の大きく湾曲した弓で、トルコ弓などとも呼ばれます。
(ちなみにコンパウンドボウという現代の弓は非常に高効率、正確なことで知られていますが、この弓をヒントに作られました。)

 そのため形状で言えば単純湾曲弓より、上記のような特徴を持つ湾曲弓のほうが高性能でしょう。実際、トルコ弓の最大飛距離は実用の矢で400m、遠矢用で約600mだそうです。
材質は、木だけのものは、折れるのを防ぐため引き尺が取れず(ロングボウは折らずに引き尺をとるために長いのです)しなりが少ないため不利で、木竹をあわせた合板弓(和弓はこれ)や、さらにはより強靭な角・腱・革を使ったもののほうが高性能でしょう。

結論として、ご質問のものは時代はわかりませんが、騎馬遊牧民族系の弓だと思います。

和弓では、長い距離を飛ばす競技で最高400mという記録がありますが、これは専用の軽い矢を使った記録なので、征矢では最大でも200m位だと思います。
因みに和弓は、番える位置が中心より下寄りになっているため矢は先端をやや上げて飛行し、遠くに飛びやすくなっています。

有効射程となると一口で言うのは難しいですが、
~2,30m だいたい急所を狙える
~40m だいたい人を狙える
~7,80m だいたい騎馬を狙える
くらいだと思います。
威力ですが、フライパンぐらいなら結構簡単に射抜けますし、
http://www.tamagawa.ac.jp/sisetu/kyouken/kamakur …
かつて明珍の鉄兜を串刺しに射抜いた人もいます。

書籍ですが、確か歴史群像シリーズの『北条時宗』で蒙古弓と和弓の比較をしていたと思います。
あとは検索で見つけましたが
http://www.coatl-head.com/arc.html
の『武器の歴史(Weapons)』(マール社)が詳しそうです。
キャッシュでしか見られませんが
http://72.14.203.104/search?q=cache:gEp-EUHAqMkJ:
www.if-n.ne.jp/member2/netdh/Item/mktext.pl
%3Fcorpus%3D0%26id%3DOTAwNjU
も詳しいです。
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弓を遠くに飛ばすには弦を堅くする必要があります。


しかしそうすると自ずから人力の限界があるので
当然 射程はその力によります。
弓には一つの素材できた単弓、
複数の板や竹を重ねた合板弓、
木や動物の角、腱など異なる素材を組み合わせる合成弓があります。
日本の和弓は合板弓に属しますが
合板の特徴としては丈が大きく扱いむずかしいということ。
合成弓は現代のアーチェリーもこれに分類されますが
小ぶりでも弾性が強いという特性から
扱いやすく強力です。
単弓はもっとも原始的なタイプ。
弓は一般に有効射程は短いのですが
飛ばし方を放物線軌道にすれば長射程も可能です。
有名なウェールズのロングボウは255メートル程度の
長射程を誇り、クレイシーやアジャンクールで
フランスの石弓に勝る速射と射程で英軍を勝利に
導きました。
ただしこれは照準をしない撃ちっぱなしの射撃なので
狙って射ることはしないのですが。

最大射程と有効射程の違いはここにあります。
現実的にはあまり長射程でも命中しなければ
役に立たないわけで、ウェールズ弓の場合は
集団で射て沢山の矢を集中させることで
効果を上げましたが、日本の場合は
武士は個人戦を前提としていたので
このような使い方はしませんでした。
和弓はどちらかというと決闘の武器に近く
武士の対決では名乗りあったあとお互いに
射あうことになっていましたし、
天草三郎(弓の種類)など強力ですが
速射は不可能です。
それで蒙古襲来のときは速射できる小さいモンゴル弓に
衝撃をうけたわけです。
優劣としては兵器としては日本の弓は
あまり実用的ではありませんが、確かに強力で
日本武士道の精神性と一体になったものです。


通常の弓は人力によりますが、
弩や石弓、クロスボーは、機械式の弓で
梃子の原理と板バネの弾力や、繊維のねじれで飛ばします。
だから論理的には人力を超える長大な射程も
可能となります。
攻城兵器の一つである、古代ローマの有名なバリスタは、
ねじれ式の石弓ですが、射程は420メートルにも及びました。

現代の素材を用いれば1キロメートル以上の
射程も可能ですし、矢を飛行させれば
相当な距離がでるでしょうね。
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 中国で開発された「弩(ど)」が、弓としては最強の部類だと思います。

ただ、これは、弦を引くのに機械を使用するものですから、「弓」という概念からはずれるかも知れません。
 西洋では、「クロスボウ」といいます。原理は同じです。

 時代ですが・・・かなり太古から使用されているようで、僕の知識ではカバー不能です。どなたかの補足をお待ちください。
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