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バブル期にどんな経済学が注目されていたのかを調べています。

今のところケインズ経済学とマクロ経済学が当時注目されていたのではないかと見ています。(これは国会図書館の蔵書検索を年代ごとで行い、頻繁に使われている言葉を調べた結果です。)

しかしなぜこの二つが当時注目されていたのかがどうしてもわかりません。
どなたかよろしくお願いいたします。

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A 回答 (3件)

まず、非常によく似た質問がちょっと前にあったので御紹介しておきます。

参考URLをご覧ください。ただ、バブルの頃の経済学というよりも、いわゆる「バブル経済」とは何か、の議論が半分ぐらいあるようには感じますが…。
その質問は、私が回答を用意している間に締め切りとなったので、結局書かなかった事を、この際書かせて頂きます。

80年代末に、仕事の関係上、多少マクロ経済学を勉強しなくてはならなくなったので、その時の記憶をたどって見ると、景気循環に関する議論が相対的には盛んだったような気がします。簡単に言えば、長い好景気は、経済が構造変化して(従来に比べれば)「インフレ無き経済成長」の仕組みができたからなのか、あるいはそれまでの景気循環と本質的な所では違いが無いのか、という議論です。(例えば、POSの普及により、在庫循環の影響はごく僅かになった、という今から思えばかなり無理な事を言っている人もいました。)
これは、少し前(所謂「ITバブル」崩壊前)のアメリカでの「ニューエコノミー論」と、「インフレ無き成長の仕組みが出来た否か」という点ではすごくよく似ています。

いずれにせよ、当時の主な関心は、「好景気は本当にずっと続くと思って良いのか?」って事でしたから、マクロかミクロかという意味では、マクロ経済学が興味の中心になっても少しもおかしくないと思います。

それから、経済学という範疇から飛び出してしまうのですが、上昇を続ける資産価格(土地・株)についても議論は当然盛んでした。今でも良く覚えているのは、若杉敬明東大教授のQレシオ論です。当時から、「バブルでバブルを説明するもの」という批判がありました。正直言って、学者の真剣な議論の対象になるようなほどの「理論」として取り扱われていなかった記憶はありますが、あの時代の独特の「雰囲気」を伝えるものではあります。もっと「低レベル」なやつでは、「経常収支の黒字→国内金余り→株高」論というのもありました。(さすがにこれは、私程度の経済学の知識でも馬鹿馬鹿しい事が直ぐに理解できましたが、結構真顔で言っている人がいました。さすがに経済学者はいなかったと思いますが…。)

尚、No.1の方が言われていた、レーガノミックスやサッチャリズムとの関係で言えば、日本では中曽根政権の「民活」というのがありました。いわゆる「バブル」の時代よりは前ですが、当時から日本の財政状況は(今とは比べ物にならないが)あまりよくありませんでしたから、伝統的な公共投資などの政府支出による景気刺激策(=あえて言えばケインズ的)と、減税などで民間の消費を間接的に刺激しようとする策についての議論も当然ありました。バブル期の経済学からはかなり離れますが、バブルをうんだ一つの要因として、プラザ合意による円高ショック以降の、金融・経済政策を調べてみるのも、面白いかもしれません。

以上、何かのお役に立てば幸いです。

ご参考までに、Qレシオ論についてのURLもいれておきます。

参考URL:http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=179067, …
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この回答へのお礼

参考URLに入れて下さった質問も質問者は違いますが私がしたものです。
お手数かけてすみません。(授業での「発表」については終わったんですが最終報告レポートが課されまして、また質問させていただいた次第です。)

確かに好景気がどれだけ続くのかは関心を集めるでしょうね。
参考になるご意見ありがとうございました。

お礼日時:2001/12/22 23:45

ご質問の主旨とは異なりますが・・・


学問の世界の話なので、用語を厳密に定義したほうがよろしいのでは。
一般的に「マクロ経済学」の考え方のひとつにケインズ的な考え方があるわけで、
その意味では「マクロ経済学」と「ケインズ経済学」という表現(言い方にせよ)を並べるのはいかがな物かと思います。

ちなみに、分かりやすく言ってしまえば、ケインズ以前の「経済学」には、現在いわれるような「マクロ」と「ミクロ」の区別がありません(どちらも、同じ基本定理の上に成り立っていたのです)。それにに異を唱えたのがケインズでして。それは、マクロ経済分野においてのことです。ここで初めて、マクロ経済分野には世界観(前提条件)において大きく異なる学説が二つ対立することになるわけです。
ですから、そのような対立の無い部分(ミクロ)とある部分(マクロ)が分けて、考えられるようになったのです。
逆説的ですが、いわゆる「マクロ経済学」という学問はケインズの存在によって、生まれたのです。

ご質問は、以下のように何種類にも解釈できるのではないでしょうか?
「マクロ経済学分野において、ケインズ学派が優勢であったのは何故か?」
「(そもそもTVや新聞の経済解説は常にマクロ経済のお話ですから)ケインズ色の強い政策が唱えられたのは何故か?」
「ミクロ経済学よりもマクロ経済学が流行ったのは何故か?」
など。

所詮学問の世界の話ですから、いろんな見解があるかとは思いますが。
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この回答へのお礼

すみません、自分はまだマクロ経済学やケインズが何なのかもわかってないものでして。
わかりやすいご説明ありがとうございます。

質問の解釈についてはその3つとも当てはまるといった感じです。

お礼日時:2001/12/22 15:29

バブル前に何が起きていたのか、から追わないと事象だけの議論となり、本質が見えなくなります。



80年代のアメリカは双子の赤字に悩んでいました。貿易赤字と財政赤字です。
この状況の中、不況下のインフレが発生し、これをスタグフレーションと呼びました。
このような経済状況からどのように脱出するか?が課題となり、登場したレーガン大統領が採用したのはケインズ経済学ではなく、シカゴ大学のミルトン・フリードマン教授(ノーベル経済学賞受賞者)をブレーンとするマネタリーアプローチによるもので、これを「レーガノミックス」といいます。
この時代「ケインズは死んだのか」という議論まで活発になります。

その後、アメリカ経済が復調すると、やはりケインズの有効性が言われ始めるのです。
ケインズ派をケインジアン、シカゴ学派をマネタリストともいいますが、これにレスター・サロー教授の供給サイドの経済学などが加わった議論となります。
レーガン時代のアメリカと同時期のイギリスではサッチャー革命が行われ、米英が似通った経済政策を実施、反対にミッテラン大統領のフランスでは社会主義政策が実施されます。
こうした環境下、強い経済力を誇る日本に対して、円高策を強要したのが「プラザ合意」で、強くなった円を背景に日本ではバブルが発生します。

バブル時に有効需要をいかに高めるか、というケインズ経済学が華やかになるのは、好景気に浮かれた日本で、もっともっと、という欲望の爆発がさせたといってよいでしょう。
逆に、ケインズの警告を聞く耳を持っていたら、とも思えることはたくさんあります。
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この回答へのお礼

大変詳しい回答ありがとうございます!
ケインズが注目された理由がわかり、とても参考になりました!

お礼日時:2001/12/21 00:55

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