例えば、私たちが生きている間にも刻々と環境変化があり、
それに合わせて将来の子孫たちは適応種になっていかなくては
生存し得ないと思うのですが、そういう外的要因(環境など)が
遺伝子に働きかけるとか、私が「こうなった方が便利なのに、楽なのに」とか
思ったコトなどは遺伝子に反映されると言うコトは、
長い目で見た場合あるのでしょうか?
 また、戦時中は、男子が減るため、男子出生率が上がるとか
聞いたコトもあります。こういう現象とかも「意志と遺伝子」で
考えたくなります。

 現在の「進化論」では、そうでなく、たまたま、その環境に合った者が
生存する、と言うことになっていますよね?
やっぱり、それだけのコトなんですかね・・・?
 そうなら、適応できなかった者たちの化石はなぜないのですか?
完全シロウトで、ヘンなコト言ってるかもですが、ニュアンスを
汲み取って頂けたら嬉しいのですが・・・。

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A 回答 (4件)

 


  生物の遺伝子は、時間と共に、変化して行くことがあります。この原因については、幾つかの理由が考えられます。
 
  1)生物は普通、雄と雌に分かれ(動物も植物も)、二つ以上の「遺伝子的性」のある生物もいますが、とまれ、雄と雌では、遺伝子の配列が、固体的な違いがあります。固体的な違いというのは、同じ種類の生物のなかで、個体で変化できる遺伝子の部分があり、これが個体の違いを生み出すのです。雄と雌が、互いの遺伝子を提供し合い、二つの遺伝子を元に、どちらとも違う、二つの遺伝子を混ぜ合わせたような遺伝子を造ります。これが、雄と雌のあいだに生まれる子供あるいは、植物なら受精花粉で、同じ種類の生物のなかで、こういう風に遺伝子が色々なヴァリエーションができます。
 
  2)上の1の遺伝子の混ぜあわせは、「同じ種」の生物同士しか普通成功しません。「種」が違う生物だと、子供が産まれないか、成長しません。ところが、自然界には、色々な種がある訳です。人間同士で幾ら結婚して子供を作っても、人間から猫が生まれることはありませんし、逆に、猫から人間が生まれることもありません。すると、「種」というのは、どうして、こんなにたくさんあるのかというと、色々仮説が出ていますが、「突然変異説」というのが有力です。これは、色々な原因で、遺伝子に変化が起こり、従来の「種」とは、別の「種」が生まれるのです。普通、こんな風にして生まれた新しい種は、死ぬのが多いのでですが、長い時間では、生き残る場合も起こり、こうして、色々な「種」が生まれ、更に、種よりももっと大きな違いのある生物も段々に変化して生まれて来たとされます。
 
  「突然変異」の理由は、宇宙線などに含まれる高いエネルギーの粒子や放射線で、生殖細胞の遺伝子が変化し、これが、まったく新しい種、新しい生物を造ったのだという説が有力です。遺伝子は、他にも、有害な物質などに触れると、壊れたり、変化したりします。これも、変異の理由かも知れません。
  
--------------------------------
 
  突然変異によって、色々な生物が造られるのですが、環境にうまく合わないと、滅びます。しかし、例えば、象などで、氷河期が厳しくなった時、長い毛を持つような象が突然変異で生まれた時、これは、環境にうまく適応するので、こういう毛の長い象が、段々増えてくることになり、毛もどんどん長く濃くなって来て、これはマンモスという象になりました。こうしてマンモスという象が生まれたと考えられます。
 
  「人間の意志」では、遺伝子に変化が起こらないことが、現在では定説になっています。しかし、あるいは意志で願うと、新しく遺伝子が変化するのかも知れません。現在では、そういうことが起こっているという「確かな証拠」が見つかっていません。(しかし、そんなことはない、ということも分かりません)。
 
  >また、戦時中は、男子が減るため、男子出生率が上がるとか
  >聞いたコトもあります。こういう現象とかも「意志と遺伝子」で
  >考えたくなります。
 
  願ったり、祈ったり、必要だと思うと、遺伝子が変わったり、上の出生率があがるというのは、人間の望みですが、そういうことはないようです。ただ、男女については、環境によって、男児と女児の出生割合が違って来る可能性はあるかも知れません。
 
  >現在の「進化論」では、そうでなく、たまたま、その環境に合った者が
  >生存する、と言うことになっていますよね?
  >やっぱり、それだけのコトなんですかね・・・?
 
  上に述べたのは、突然変異と適者生存(というか、環境システム全体としての生物群の適者生存が起こるようです)による生物の進化ですが、他に、「定向進化」とか、「目的的進化」という考え方もあります。「定向進化」は、何故か象の鼻が長くなって行ったということを、適応により説明する以外に、鼻が長くなるような進化を始めると、その方向に進化が続くのだ、という考えです。「目的的進化」は、いまの生物の形や種類は、偶然でできたのではなく、何か、モデルがあって、それに従って遺伝子が変化したという考えです。「目的的進化」は、現在では、確認されていません。
 
  >そうなら、適応できなかった者たちの化石はなぜないのですか?
 
  化石は、非常に稀にしかできないのです。長い歳月、広い範囲に住み、たくさんの個体がいた生物が化石として残りやすいのです。数が少なかったり、ごく短期間しかいなかった生物は、化石に残りにくいのです。繁栄した生物は、1千万年のあいだに、1000億兆も個体がいれば、百年で滅び、個体が1万しかいなかった生物の化石は、残りにくいのに比べ、先の1千万年生きた生物の化石は、たくさん残るのです。
  
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

 「定向進化」と「目的的進化」というのは知りませんでした。
勉強になりました。
 意志や環境が遺伝子に影響を与えるかどうかは、
実験や証明はされていないから、なんとも言えないってコトですね?
「化石」については納得しました。
どうもありがとうございました。

お礼日時:2001/12/22 17:38

「分子生物学」の関係で、いろいろ調べると新しい発見があります。



旧ソ連のルイセンコという学者が「獲得形質の遺伝」について論文を出したのがスターリンのお気に入りになってもてはやされたのですが、その後、すっかりすたれているはずです。

進化の方向は絶えず起こっている、というのがあって、ただ、通常はその変化が現れないだけ、と考えるのを、私は支持しています。(私みたいな素人が支持したからといって何がどうなるわけでもないけど)
ダーウィンの時代には遺伝子は発見されていなかったので、今の分子生物学から見れば稚拙なものであるといえますが、自然淘汰によって適者生存の根本原則はけっして腐朽していないといえます。最初の「適者」がどうできたかの問題でしょう。
「適者」というのが「100対0」で適不適がわかれていなくても、90対60(3:2)ぐらいの差であっても、2世代では9:4。4世代では81:16と開いていきます。

農薬に強い害虫、というのも、農薬が散布されてから進化したのでは間に合わないわけで、それまでのあいだに、いろんな性質をもったやつがいたが、農薬という新たな環境の中で、農薬に強いやつがメジャーになる、ということです。


>また、戦時中は、男子が減るため、男子出生率が上がるとか
>聞いたコトもあります

たぶん、これは違うと思います。(どの情報か知りませんが、むしろ「産めよ増やせよ」の時代に、出生時に女子が「始末」された可能性が高い。)

意思や環境で対応ができるなら、長嶋ジュニア、野村ジュニアはもっと活躍していいはずです。遺伝的素質はもっているはずなんだからそれに加わるならば、さぞや・・・。
「長い目で」は「意思」のほうが続かない。環境のほうも、たぶん、進化の時間には短すぎると思います。キリンの首が長くなるまで植生分布が止まっているはずはないですからね。
人類の中にも、ダイオキシン耐性を持った子供がコンマ何%いれば、今の人類が滅亡の危機にある時に生き残れるか?
(足が速いと便利なのに、というとき、足を速くする進化より、速い乗り物を作っちゃう)
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

 常にいろんな素質を持った者がいて、有事の際に、ふるいにかけられる、
と言うコトですか・・・。
 生き残った者たちが少ない場合は、初期の段階、かなり血統が濃く
なりそうですが、生存の前にはそれが最優先ですモンね。(近親相姦とかも
発生するのでしょうかね?)
 男子出生率に関しては、私もその可能性もあるな、とは思いました。
極貧なら、なおさらですよね・・・。
 野球界のジュニアたちに関しては、その親たち(長島・元野村監督)が
子らを自分たちと同じ道を歩ませたいと思ったかどうかは、
わかりませんよね・・・。(母親たちの意志も5:5である訳ですし)
 とにかく、現実は、思ってるより、ロマンティックでない、と
いう感じですね。環境は生命にやさしいだけで無いですモンね・・・。
勉強になりました!!

お礼日時:2001/12/24 18:55

手元に資料がなく、うろ覚えの知識ですから間違いがあるかも知れませんが。


環境に合わせて身体の変化を子孫に伝える。形態獲得といいますが、ラマルクが唱えた物でした。キリンを例に出すと、ラマルクは「初期のキリンは首が長かったが、高い木の葉を食べようと頸を伸ばす努力をしたため、その子孫は首が長いという、形態を獲得した」
これに対してダーウィンは「キリンはくびの短い者、長い者様々いたが、頸の長い者が高い木の葉を食べられるため、それ以外は死滅し、結果的に首の長い者が生き残った」
 ::ラマルク、ダーウィンの時代は遺伝子などは発見されていなかった::
ラマルクはダーウィンに破れますが、近年、この説が見直されています。
たとえば、ラクダは脚に地面に座ったた時にできる「座りタコ」がありますが、
この「座りタコ」は胎児の時にすでに形成されています。これは、環境が遺伝と関係があることを示しています。
 いわゆるダーウィン進化論は現代ではほとんど破綻を来した状態です。
ダーウィンは「進化」という物は発見したものの、それを理論化する事においては
完全ではありませんでした。したがって~進化論、××進化論、**進化論、と様々な説が飛び交っていますが、決定的なものはありません。したがって、キリスト右派が唱える「創造原理」も幅を利かせているわけです。
「創造論」もいくつかにわかれますが、多くの科学者を集めているのが、
「神は作ったが関与しない説」神は宇宙を作り宇宙の法則を作ったが、そのあとは干渉しない。という物。生物の進化や法則などは神が作りたもうた。したがって、進化も宇宙の法則と見なせば当然であり、「「生物種族全体の意志」」があったとしても、おかしくない。
 SFめいていますが、良いところを突いているでしょう?
 
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

 「進化論」はまだ、変化しているんですね。
「創造論」とか「神」とか出てくると、結構「うわ・・・」と
思うんですが、宇宙の法則は「作られた」のか、「そこにただ在る」のかは
意見の分かれるトコですが、確かに「なにか法則にのっとっている現象の
片鱗」は日々、発見、観察され、体系化されてますよね。
 まあ、「意志」というのも、唯物論と唯心論で違うと思うんですが、
魚の群れで、一匹だけ雄で、それが死んだら次候補が昇格して雄になる、
とかいうのも「全体の意志」を感じますよね。

お礼日時:2001/12/22 18:01

文系・理系の両方の教育をうけて、其の当時は突然変異以外に一代で変わることは無いと思っていましたが、自分の子供が出来て、もしかしたら・・・と思うようになりました。



自分の弱かった部分が、こうだったら楽だと思っていた部分が、こういう性格だったら・・・・と思っていた部分がしっかりと発現しているのです。 これは生まれてから、そばで幾ら言っていても直る様なものではないので、

「思ったコトなどは遺伝子に反映されると言うコトは、
長い目で見た場合あるのでしょうか?」

という事はありえる事だと、急激な変化と言うのはありえると考えるようになりました。

既にエイズが蔓延してるアフリカ某国では適応してしまって、科学者により研究が行われている人もいるし・・・・。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

 実体験に基づいた意見で、わくわくします。
そういえば、私の母も「笑顔がかわいい子がほしいな」と
思って弟を身ごもっていました。
弟は見事にその条件にあてはまったタイプです。
「意志」の力って、馬鹿に出来ないかもですよね・・・。

お礼日時:2001/12/22 17:44

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参考サイトでも結構です。

宜しくお願いします。

Aベストアンサー

こんにちは。

>それは例えば、作物が育ちにくい環境でも育つように遺伝子を組み換えて、飢えている地域でも作物を豊富に作れるようにするというものなのでしょうか?

農業生産性の向上という目的に対しては以下のようなものが挙げられると思います。

「環境や土地に合った作物の改良」
「災害や害虫に強い作物の改良」
「品質や取れ高の改良」
「育成に人件費の掛からない作物の改良」

例えば、気候に合わなかったり、砂漠や海の近くを耕地として使うには、耐寒、耐乾燥、耐塩害といった遺伝的機能を組み込む研究が成されています。また、災害や害虫に強い作物を作れば計画的な生産による市場価格の安定や、無農薬食品、労力の削減にも繋がります。また逆に、除草剤に耐えるような改良を施せば雑草だけを殺すこともできます。主な目的は量産、安定供給、コストダウンですが、品質の向上はもちろん、農業労働の軽減などが視野に入れられると思います。

純粋に農業生産性とはちょっと外れますが、商品価値の向上や、工業的には生産できない生物成分の抽出といった用途もあります。
真っ赤なりんごや真っ直ぐなきゅうりなどは消費者に良い印象を与えますし、以前、すずらんの遺伝子を組み込んだ青いカーネーションが父の日のプレゼントに売れたそうです。母の日は赤いカーネーション、父の日は青いカーネーションというわけですね。
遺伝子組み換えではありませんが、生物物質の抽出ではクローン羊のドリーや、大腸菌や豚を使ったインシュリンの生産が代表的です。ドリーというのは「αラクトアルブミン」というたいへん高価で栄養価の高いお乳を出すスーパー羊なんだそうです。これが量産できれば、たくさんの未熟児の命を救うことができます。インシュリンは、糖尿病患者にはなくてはならない医薬品ですね。

>遺伝子組み換え作物はよくないのではないかという印象をもちがちなのですが

そうですね。
品種改良なんてものは人類がこれまでに幾らでもやってきたことです。ですが、遺伝子組み換えといった未経験の技術ということになりますと、まず問題とされるのは食品としての安全性と、更に組み替え遺伝子の環境流出といった新たな問題が加わりました。そして、そこに当然のことながら倫理問題も絡んできます。如何なる事情があろうとも、このような問題の解決が蔑ろにされてはなりません。倫理問題であったとしましても、それは人類の未来選択に関わる重要な議論です。

>遺伝子組み換え食物により、飢えている人々を救えるかも知れないという話が出ました。

私も頻繁にこのような発言を目にしますが、バイオテクノロジーなどの新技術によって食料問題が解決できるなどというのは、やはり、やや楽観的過ぎると思います。
現在、世界では本当に生産が不足しているのでしょうか。確かに人口は増え続けていますので深刻な問題ではあると思います。ですが、いま飢えているひとたち、即ち「食料問題」のほとんどは「経済問題」であるはずです。その国に刻まれているのは戦争・独立の傷跡であり、根本的には「情勢不安」と「貧困」を排除しなければ食料問題を解決することは絶対にできません。これが実現したのち初めて、バイオテクノロジーのような技術提供は、その国が国際社会で自立するために役に立ちます。そのひとたちが欲しいのは、明日食べる食料と医薬品を買うためのお金であり、貧困を解決するのはバイオテクノロジーではなく国際協力です。食料を量産すれば解決できる、食料問題というのはそのようなものではありません。
ではここで、「遺伝子組み換え食品の安全性」と「食料問題」というものを対比させたらどうなるでしょうか。「技術の安全性」というのは、如何なる事情があろうとも単独で解決されなければならない問題です。加えて、遺伝子組み換え技術では実際の食料問題を解決することはできません。本末転倒ですね。
安全性の議論というのは、飽くまで単独の問題です。それぞれの問題の本質というものを取り違えますと、下手をすれば論議のすり替えを招くことにもなり、これはたいへん危険なことです。

こんにちは。

>それは例えば、作物が育ちにくい環境でも育つように遺伝子を組み換えて、飢えている地域でも作物を豊富に作れるようにするというものなのでしょうか?

農業生産性の向上という目的に対しては以下のようなものが挙げられると思います。

「環境や土地に合った作物の改良」
「災害や害虫に強い作物の改良」
「品質や取れ高の改良」
「育成に人件費の掛からない作物の改良」

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