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よく映画の批評で、「映像化不可能といわれたこの作品を見事に映画化・・・」などとありますが、どういったものが「不可能」とされるんですか? 現代ではCG技術が進んでいるので不可能はないように思うんですが・・・。

A 回答 (10件)

既出の解答に「映画化」と「映像化」を一緒に考えておられる方が多いようですので、


質問文に忠実に「映像」についてのみ考えますと、No.1の方の解答のように、
「当時の技術ではムリ」だったものが「今の技術により可能となった」ものがそうだと思います。

技術だけでなく、製作費用によるものもあるかと思います。
それでも結局はCGのない時代に、「実際にセット等で再現すると費用がかかるからできない」
というものもあるかと思います。

「映画化が不可能」というものは、
・2時間程度にまとめられない
・登場人物が多すぎる
・映像で表現するにあたっておもしろくつくれない
とかあると思いますが、
「映像化が不可能」なものはこういった理由ではないでしょうか。
確か、LotRは「映像化不可能だったものが現代のCG技術により可能となった」ということだったと思います。

No.7さんの解答は、「ナルホド」と思いました。
この場合はきっと永遠に「映像化不可能」なのでしょう。
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まぁ、要は、二種類あって、当時ではできないと言われたものと、あまりにもグロテスクのあまりできなかったものとってことですね^^;

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かの有名なジェイムズ・ジョイスの「フィネガンズ・ウェイク」なんかは完璧に映像化不可能なシロモノでしょう。


(脚本家が発狂しそうだ)
映像技術がどうこうよりも映像に適さない作品と言うのもあるのです。
文字を使うからこそ出来る表現は数多いのです。
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ちとサイコな内容なので万人にはお薦め出来ないのですが、


我孫子武丸さんの「殺戮に至る病」という小説があります。

これは映像化は難しいでしょう・・・。


理由については軽いネタバレになってしまうので黙したいんですが・・・。
まぁ10年近く昔の本ですので、時効という事で。

叙述トリックというものがあります。推理小説なんかによく使われるんですが。
巧みな文章で読者をミスリードすることで、思いもよらない展開が・・といった感じです。

簡単に言ってしまえば、人物Aについて書いているようで、実は人物Bについて書いていた・・みたいな物です。
これを映像化してしまうと、即バレてしまうか、不自然に隠す事になってしまいます。

参考URL:http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062633 …
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現状ではひとつの宣伝文句であるところが多いと思います。

およそどんな映像もCGで出来ちゃいますもんね。
コンピュータの性能はあがり、必要に応じて新しいソフトが開発され、料金面でも少しずつは下がってますし。


CGがまだ無い時代でもオプチカルによる合成はかなりの技術がありました。
「キングコング」なんか1933年と70年も前に映画化されていますし、映画が誕生したばかりの黎明期にも「月世界旅行(1902)」などで特撮が駆使されています。

こういった映画の特殊技術を離れて考えると、ストーリーが何世代にもわたる大河ドラマは、映画に適していないと思われていました。

70年代まではDVDもビデオも無いので、第一作が公開され、その続きが数年後に製作では、興行的には好ましくありませんよね。
夢中になってくれた中高生たちが、第二作公開時に成人してたら、続きを見てくれる可能性は低いでしょうし。
いまだと「ハリポタ」や「ロードオブザリング」など数年の隔たりがありますけど、これは前作をDVDやTV放送などで見ることが可能ですし、DVDの発売と新作公開の相乗効果とか、メリットも多いですもんね。


他には登場人物がやたらと多い作品も敬遠されています。例えば「三国志」なんてある程度の役割をもった主要なキャラクターだけでも100人を超えちゃうんじゃないでしょうか?
こういったドラマを3時間くらいの映画にすると散漫になることは目に見えてますし、まさか6時間ってわけにはいきませんから。
(全5部作で10時間近い「ヨーロッパの解放」なんて作品もありますけど。)


他には内容から膨大な資金が必要になると考えられるものも映像化不可能と敬遠されていました。特に大きかったのは美術費とエキストラ費ですが、これはCGが発達したいまでも、映画全体の製作費のうち、それ相応のパーセンテージを占めることになります。(数十億をギャラに取る俳優費ほどではないと思いますけど)。

近年の例だと撮影中もシナリオでもめまくった「グラディエーター」は大変だったようです。
ラッセルクロウがクライマックスの闘技場の撮影中に「こんなセリフはおかしい、言えん」と撮影が中断するたびにプロデューサーは真っ青になっていたとか。
インタビューでは怒り心頭で「撮影があろうがなかろうがエキストラフィーは一日あたり5000万円、すっ飛ぶんだ!」とキレていました。


またCGでなく”ほんもの”にこだわる監督たちとの仕事は内容によっては「映像化不可能」とさじを投げるプロデューサーもいるのではないでしょうか?
キューブリックの「ナポレオン」、デビッドリーンの「バウンティ」や「ノストロモ」といった作品は監督交代や未完プロジェクトですが、先のような理由によるところが多いんじゃないかと思います。
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余談ですが


ほかに映像化に全く適さない物も在りますね。
映像化するということは視覚的に在る事柄を表すことで、それを見た人の受け取り方(飽く迄も感性等ではなく表されている事実)というものは概ね同じになります。つまり、小説等で『文章だから』出来たトリックを使った推理物等も映像化は無理って事になりますね。また、例えば小説で台詞也説明書き也で
「とても言い表せない光景」というのが有りますが、これは実際映像化するに当たって言い表せない映像を作らなくてはなりません。言い表せないけど誰もが見れる映像…無理。
この手合いは仮に映像化したとしたら、原作の持つイメージの再現にはなりません。良くある『タイトル』や『設定』だけ原作から借りた作品なんてのもこういったことにもよるかも知れません。
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実際にセットでは再現できないようなものや、沢山の人物が出てくるものはCGを使えば何とかなるのかもしれません。

ただし、作業量が膨大な場合は、それなりに人を使わないとこなせないので、人件費がかさみ結果的には製作費が膨大になります。
製作費が少なければ、そういったシーンを諦めざるを得なくなります。その作品にとって非常に重要なシーンであるなら、作品化自体を諦めないといけないという事もあるかもしれません。
製作費が回収できないなんて事もあるので、無限に資金を投入できませんし。

あとは、やたらと説明が多い作品でしょうか。人物同士の絡みがあるならやりやすいのでしょうが、説明やら人物の心の中での葛藤など、映像として表現しにくいものは、制作が困難だといわれたりします。
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CG、SFX/VFX使えば何だって出来ますね。


映像化不可能はもともとは「小説が映画化できない」でした。
映像化不可能と見られていた作品は検索すればわかるように掃いて捨てるほどあります(^^)。宣伝文句なのとテレビドラマに毛の生えた程度の低レベル映画化含むからです。
「費用かかるので、、みられていた」のに限るとかなり減ります。名前と意味のある登場人物が数10人-100人超えるとか。

製作会社が及び腰、出演者が見つかるかどうかで長らく映画化されなかった「野麦峠」があります。吉永小百合さんがやりたいとよく言っていましたが、実現せず。
新人と出資者募る方式で映画化、のちにブレイクした女の子てんこ盛りです(注 出演時はまだ初々しいです(^^))

外国映画では原作が長すぎるのでというのがいくつも。
「ロードオブザリング」(指輪物語)もその一つ。もう少し文学的に意味のあるものなら「スワン家のほうへ」(失われた時をもとめて)
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ロードオブザリングとかナルニア国物語とか、


原作が発表された当時では再現出来なかった
世界観を持った作品が現代のCG技術で映像化される時に、
「映像化不可能とされていた~」と言ってるように思います。
ハリーポッターが映画になった時は、
原作を再現する技術が十分にあったので、
そんな風には言ってなかったと思います。
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「映像化不可能といわれた」の前に「原作が発表された当時は」を足して読みましょう。



>どういったものが「不可能」とされるんですか?
「原作が発表された当時にどうしても映像化出来なかったもの」です。
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