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博士課程で、期間満期退学(所定単位取得)の場合の学位表記は「博士」で良いのでしょうか?
また「論文博士」「課程博士」というのは、「博士」とは違うものでしょうか?
ご教授ください。

A 回答 (9件)

学位論文を提出せずに博士課程を終える(満期退学など)の場合には博士の学位を取得していませんから学位表記に「博士」と書くことはできません。

たぶん修士課程は出ているでしょうから「修士」になるでしょう。

博士の学位は質問者の方が書かれているように「論文博士」と「課程博士」があります。「課程博士」の場合,博士課程在学中に学位論文を提出し,提出された論文が学位論文としてふさわしいと判断されると博士の学位が授与されます。「論文博士」の場合,博士課程在学中には学位論文を提出しないまま博士課程を終え(満期退学),その後に学位論文を提出する場合や,博士課程在籍経験がない人が学位論文を出すような場合が該当します。

いわゆる「取得学位」としてはどちらも「博士」になり,いちいち「課程博士」とか「論文博士」とは書きません。また,大学院によっては「課程博士」の期限を博士課程在学中だけでなく,「単位取得退学(満期退学)後○年以内の提出の場合は課程博士扱い」としているところもあります。

以前は課程博士は少なかったのですが(特に文系),近年は課程博士が増えてきています。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
「過程博士」と「論文博士」の違いがよく分かりました。
また、学歴と学位も同じでない場合があるから、「満期退学」という表現がなされるんだなぁと納得でした。

お礼日時:2006/01/18 22:09

たいした話ではありませんが


No.7の方の「学部卒の人が、○○学部卒業とは書いても、○○学士と書かないのと似たようなものですね」とありますが、これは○○学士の時代(平成3年まで)は学士号は学位に含まれておらず、各大学が称号として出しているものの一つに過ぎませんでしたので、学位として書くと虚偽記載になるからです。

現在の学士(○○)(××大学)方式の学士号は学位に含まれるようになっています。この場合は学位として堂堂と記載ができます。ただ、履歴書を受け取る側・履歴書のテンプレートを作成している業者がここらへんを理解していませんので、テンプレートとしては用意されていないだけ・書いても蛇足扱いを受けかねないだけです。

学士課程の修了者に対する式典が歴史的に学位授与式ではなく卒業式になっていることもこれに起因しています。大学院として修士課程・博士課程を設置している領域も増え、合同で行っているところも多いので「卒業式・学位授与式」として実施しているところが多いですね。ただ、その場合でも学部の延長扱いである修士課程・博士課程は「修了」でしかありませんので、本科とされる課程を「卒業」したわけではないので、修士・博士の単独で行われる式典の場合は単に「学位授与式」あるいは「大学院修了式」として開催しているところもあるようです。


ちなみに、学士が学位に含まれるようになったことを受けて、学部を卒業せずに学士の学位を持つケースも現れています。高専・短期大学の卒業者や大学の中退者、学位授与権のない各省庁大学校の卒業者などが所定の単位をそろえて学位授与機構に申請をすれば、学部卒業の経歴なく学士の学位が取得できます。
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No. 7 さんの回答について。

他の人の回答に異議を出すのはマナー違反ですが、acopi さんが誤解されては大変です。
「博士課程修了」は学位論文を提出し、論文審査合格、最終試験合格が条件です。
したがって、学位を取れずに終了(修了ではない)した人は「単位取得満期退学」と書くのです。

この回答への補足

たくさんの方に回答とアドバイスをいただいて、疑問がすっきり解消しました。
ご回答くださった方全員にポイントを差し上げたいのですが、2人にしか差し上げられないので、個人的な解釈で付けさせていただきます。
ご回答くださいました皆様、本当にありがとうございました。

補足日時:2006/01/18 22:41
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
私は終了と修了を意識していなかったので、このままではきっとごちゃごちゃにして覚えるところでした。
アドバイスいただいて勉強になりました。

お礼日時:2006/01/18 22:35

 学位表記はあくまで「 修士 」ですが、学歴を問われた場合は


「 博士課程修了 」となります。学部卒の人が、○○学部卒業とは
書いても、○○学士と書かないのと似たようなものですね。

 実際、文部科学省のサイトを見ても、下に挙げたページはもち
ろん、さまざまなページで博士課程修了が学歴のひとつとして認
知されています。とくに日本では、博士課程に行かなくても博士
号が取れる現状がありますので、博士課程修了はれっきとして学
歴として通用します。まあ、ポスドクの問題とかはありますが。

 なお、ご存知とは思いますが、論文博士は日本独特の制度です。
文系に多いですが、理系の論文博士も何人か知り合いにいます。
なかには学歴ロンダリングと陰口を叩く人もいますけど、学位は
やはり、取っちゃった者勝ちでしょうね。

参考URL:http://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/001/002/2004 …
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
恥ずかしながら論文博士が日本独特の制度だということは知りませんでした。
でも独学(?)に近い状況でそれだけの研究をすることは至難の業なのではないかと思ったりしました。

お礼日時:2006/01/18 22:30

> それでは、満期退学の場合は、(2)の方がおっしゃっているように、


> その前の最終学歴(修士とか)になるのでしょうか?
いいえ、最終学歴は博士課程(満期)退学です。
取得学位を聞かれたら「修士」ですが、その後に3年以上の学歴があるので、これを書かないのは自分にとっても損ですし、虚偽記載になる危険もあります。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
私は学歴と学位とを同一のものだと考えていたのでよく分からなかったんですね。
すごくすっきりしました。

お礼日時:2006/01/18 22:26

 博士の学位は、大学が博士論文を審査し口頭試問に合格して、はじめて与えられるものです。

博士課程を満期・単位取得退学しただけでは博士の学位は与えられません。
 日本の、特に文系の場合には明治以来、博士の学位を若い研究者に与える習慣がなく、定年を迎えた大御所が最後に大著作を書いてやっともらえる学位でした。これが「論文」博士のもとの姿です。
 しかし欧米では博士学位は一人前の研究者として認められるためのスタートラインですので、日本だけ博士学位を若手研究者に出さないというわけにはいきませんし、それでは留学生が日本に来なくなってしまいます。
 このため平成3年の学位規則改正で、博士課程を満了した場合には、一定のレベルの論文と口頭試問により博士として認めるというのが「課程」博士です。
 とは言っても文系の場合には、博士課程3年間で論文作成→口述を完了するのは非常に困難で、満期退学後に数年かけて博士論文を作成するというケースが多く見られます。満期退学で博士学位を持っていないからといって、必ずしも能力が低いということにはなりません。
 なお、博士学位未取得の博士課程退学者を、満期退学とか単位取得退学というのは、中途退学者と区別する必要があるという程度の意味合いです。

参考URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AD%A6%E4%BD%8D% …
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
学位規則の改正はごく最近のことなのですね。
現在50~60代の大学の先生方(文系)の履歴書を拝見したところ、博士課程まで進んでいる方が多いのにも関わらず単位満期取得退学・学位は修士という方がほとんどだったのは、そういった背景も原因にあるのかなぁと思いました。

お礼日時:2006/01/18 22:18

学位としての「博士」は、学位論文を提出し、審査に合格した場合に授与されます。


「課程博士」は博士課程を修了した方の呼称、「論文博士」は博士課程を修了せず、論文によって授与されたのが「論文博士」です。

そのため、満期退学の場合は学位を取得していないことを指します。

なお、法科大学院に関しては、その性質上、論文を提出しなくても「博士」が名乗れます。ただし、学位ではなく「博士(専門職)」であり、修士と同等とされ、かつ、国内のみ有効だということです。

参考URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AD%A6%E4%BD%8D
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
法科大学院では「博士」の性質が変わるんですね。
博士は、学士・修士とは似ているようでちょっと違うものだということが分かりました。

お礼日時:2006/01/18 22:01

期間満期退学の場合は「博士」の学位を取得していることにはならないと思いますので、「修士」あるいは「学士」の学位となるのではないでしょうか?



「課程博士」は入学試験を受けて大学院博士後期課程に在籍し、所定の単位を取得後、さらに試験(口頭での公開審査など)に合格したもの者に与えられる学位です。

「論文博士」は所定の試験(認定機関により異なる)に合格したうえで、研究の業績を加味し公開審査を経て博士の学位を与えられるものではないのでしょうか。

いずれも博士は博士ですが、PhDが付くのは課程博士と聞いたことがあります。(定かではありません)
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
学位の取得の仕方に違いがあるのですね。
やはり満期退学だと、その前の最終学歴を表記すべきですね。

お礼日時:2006/01/18 16:32

単位取得満期退学では「博士」は名乗れません。

学位論文を提出し、審査と最終試験に合格しないと博士学位は取得できません。
博士課程在学中に取得した場合、俗称で課程博士と呼びます。課程博士も論文博士も俗称で、正式には博士です。取得の方法が違うだけです。
満期退学後、数年の間に論文を提出して合格した場合も課程博士扱いになります(条件が在学中と同じとか、審査料を免除するなどの特典があります)。
論文博士は博士課程に在学せず(あるいは満期退学後かなりの年月を経て)論文をどこかの大学院に提出して審査して貰うものです。
通常は論文博士の方が課程博士より厳しい条件になります。例えば、課程博士の場合、学会論文誌に3編論文を掲載していないといけないが、論文博士では10編必要、というような具合です。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
課程博士、論文博士は俗称だったのですね。
それでは、満期退学の場合は、(2)の方がおっしゃっているように、その前の最終学歴(修士とか)になるのでしょうか?

お礼日時:2006/01/18 16:30

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