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小さな子供に英語を習わせることに否定的な人も多いですが、これは日本語の発達に悪影響を及ぼすという意見が多いですね。でも私はこれは違うと思います。正しい日本語を使えないのは、英語云々ではなく、そもそもきちんと日本語を教えなかったに過ぎないだけです。だからと言って、小さい子供に英語を教えるのもあまり意味がないと思います。それは、小さい子供は日本語を覚えるのに専念しているので、英語を覚える余裕がないというのが私の考えです。
私の考えでは小さい子供には先ずは英語よりも日本語をきちんと覚えさせるべきで、しかも先取りして覚えさせれば、8,9歳頃から英語始めた時にこれは英語を覚えるのにも優位に立てるというものです。
そこで質問です。子供が言葉を覚える上で、日本語力と英語力の相関関係について上手に説明できる方、
お願いします。

A 回答 (9件)

>外国語も子供に比べ大人は覚えにくい傾向があります



専門的に解説できませんが私の経験で気づいたことです。

1)子供の頭は柔軟なので彼らは、文法は考えず
母語でこういう場合は、A言語ではこういうというように覚えています。(No7さんの例も)大人は母語を法則に基づいて翻訳します。但し簡単なフレーズは
暗記するので自由に使えるのでしょう(Thank youや
挨拶言葉)
2)スペイン語のケース
小学校一年のとき、息子はクラスで読み、書きがトップクラスでした。しかし、先生は不真面目なところが
ある生徒だとご不満でした。判明した理由は、息子は意味のわからない単語でも先生が発音すれば黒板にほぼ正しく書け、書いた単語は完全に読めたのです。しかし、しばしばその意味を知りませんでした。彼は発音とつづりを日本人式に書けたのですが、現地の子は
意味が分からない単語は読めないし、書けないのです。これで分かった事は現地の子供はつづりを漢字のようにイメージ化して覚えているようだということです。Universityの意味を知らない幼児は読み書きが出来ないのに外人である息子は発音どうり書き、書かれたとおり読むことが出来たのです。(スペイン語の発音はローマ字てきなので)

3)バイリンガルの言語切り替えSW
幼児教育から離れますが、完璧なバイリンガルは会話の中のキーワードがSWの役を果たし、英語がスペイン語へ、スペイン語が英語へと自然に切り替わります。又母語がスペイン語であれば同系の人とはスペイン語で会話しますが、外人が近くに来れば自動的に英語に切り替えていました。

幼児から外国語を教える場合、バイリンガル的環境(父が英語、母がスペイン語など)に育つ子供は
二ヶ国語を自由に操りますが、その子の母語は文字どおり母親が話しかける言葉になります。このように
母語が基準になるので日本語が未完成の幼児に対する
外国語教育についてはは種々の意見が出て来るのだと思います。
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この回答へのお礼

再度回答ありがとうございます。

お礼日時:2006/01/24 21:31

自分の経験談で恐縮なのですが...



5歳の時に親の仕事の都合でアメリカに行きました。
日本人学校もあったのですが、余裕のある暮らしではなかったので現地のパブリック・スクールに通うことになりました。
なので使用する言語は、学校では100%英語、家庭では100%日本語でした(書籍等は別として)。
行った当時は当然ながら日本語しか理解できなかったのですが、1ヶ月で英語もそれなりに理解するようになり、半年でほぼ不自由ないバイリンガルになりました。
最初は1学年遅らせて入ったのですが、2年目に飛び級で本来の学年に戻り、英語(国語)では学年で5本の指に入る成績でした(小学校ですが)。

幸運だったのは母親が高校の国語教師だったので、家庭内での「日本語」に関する意識が非常に高かったことと、書物が家にふんだんにあったことでしょうか。
結局13歳まで海外に滞在したのですが、帰国後も読書を中心に語彙を延ばしていって、現在では日英ほぼ同レベルで操ることが出来ます。

自分の経験と、周りの友人を見た経験からの見解としては、とある言語の「肌感覚」を養うには、若い頃からの言語習得は間違いなく必要だと思います。
また、その子供の中で言語体系がしっかりと組みあがるまでは言語の混在を避けるのが望ましいのと、2番目の言語を「日常」の一部とすることが肝要だと思います。
日本などで「スクール」に行って英語に触れさせたところでそれはあくまで「非日常」であり、子供にとっては帰属する言語にはならないのではないのでしょうか。二つの言語が、どちらも「自分の日常(=ホームグラウンド)の一部」であると認識することによって初めて均等な言語感覚が手に入るのだと思います。
方法論としては例えば一日おきに家庭で言語を切り替えるとか色々あると思うのですが...
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

deucesさんの場合 deuces自身が聡明で尚且つ努力したこと、お母さんが高校の国語の先生で、日本語に対する意識が強かったこと、帰国後も読書を中心に語彙を延ばしたことが功を奏したようですね。

>その子供の中で言語体系がしっかりと組みあがるまでは言語の混在を避けるのが望ましいのと、2番目の言語を「日常」の一部とすることが肝要だと思います。
まさしく同感です。

お礼日時:2006/01/23 22:28

小難しい話は苦手なんで、バイリンガルの子供を持つ親の体験記を書きますね(笑)。

ま、一例なんで全員がそうとは限りませんが。
私には4歳になる子供がいまして、アメリカ生まれで日本へは合計2週間くらいしか滞在した事がありません。家の中では日本語、幼稚園は彼以外全員アメリカ人で、昼間の言語は完全に英語です。

バイリンガルの子供はどちらの言語も習得が鈍るんですかね???

誰が決め付けたかしりませんが、周りの日本人のアメリカ生まれ&育ちのバイリンガルのおチビさん達は、うちの子供も含めてどちらか一つの言語は単一言語で育った子と大差ないと感じますよ。

2歳後半くらいから、子供は「言葉は日本語と英語が存在する。」事を認識しだしたんですよ、それで、アジア系の顔をした人を見ると日本語で、欧米系の顔した人を見ると英語で話しかける様になりました。

そして、単語を覚える際に「日本語だと、キリン。英語だとジラーフ。」の様に常に2通りで覚えていく様になるのもこの頃でしたね。

3歳をすぎると、寝言や独り言が日本語と英語がごちゃごちゃになって出てきました。でも、家で会話する時は、英語で会話をするか、日本語で会話するかを決めれば、その決めた言語で会話ができる様になりました。
文法の法則なんて知らないのにちゃんとどちらも基本文法はあってるんですよね。

3歳後半からは、言葉の響きより、意味が大事になってくるので日本語だとか、英語だとかという垣根がなくなってくる様に感じました。
例えば、英語の歌を歌っていても、途中で日本語の歌詞になっている事があります。意味は英語と同じ意味で歌っているのですが、その日本語の歌はこの世には存在しないものです。本人は「歌のメロディー」と「歌詞の内容」が一致していれば、英語でも日本語でも関係なく口から言葉が出てきてしまう様です。

4歳をすぎると、TPOまで理解でき、「この場所は日本語はしゃべらない。」「英語をしゃべるべきではない。」というのが、自然と身についてくる様に感じます。

そして、発音が難しい物をカウンターでオーダーする場合に、子供をひょいと抱き上げて、子供に発音してもらうと、完璧に通じる便利な子供になる訳です(笑)。

お母さんに通訳をしている子供を見かけると微笑ましくなるってもんですね。

来年はドイツに移住、その3年後はチェコに移住ですので、果たしてうちのチビがどんな変化をとげるのか楽しみです。現在幼稚園でドイツ語とフランス語も勉強しているので、単語を覚えるのに今では4種ずつ覚えている様です、大人には到底できないワザですね。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

これはバイリンガルの環境にある子供が誰でもそうなのではなくて、Natsujiさんのお子さんがとびきり利口なんですよ。将来は世界をまたにかけて活躍するでしょうね。

お礼日時:2006/01/23 18:07

母語さえしっかりしていれば何歳から外国語を習っても良いと思います。

専門家が問題にしているのはあまり難しいことではないはずです。子供が日本語で物を考え情報を処理する能力が出来ていれば外国語を母語と異なる言語として受け入れることが出来るはずです。現在のところその年齢に幅があり迷いがあるように感じます。

母語が中途半端に形成される例として帰国子女があります。まず10歳以下の子供であれば一年以内にほぼ
現地で流暢に話していた言語の大部分を忘れます。
(耳から覚えた言葉ほど早く忘れる傾向があるようです)高学年の帰国子女は外国語をしっかり勉強していれば引き続いて語学力を高めることが出来るでしょう。彼らに欠けているのは日本人としての生活文化
の体験でしょう。生活文化に根ざした語彙と表現力(敬語そ含む)です。親自慢のバイリンガルの子供でも大人の通訳をさせればほとんどの場合、日本語がついてきません。まして仕事には使えないレベルです。本人の努力と環境のせいで必ずしもそうでない人もいますが、少数派です。

幼児の語学教育とその成果(日本の場合)はまだ実権データ不足で専門家にも断言できるほど自信のある人は少ないように見受けます。試行錯誤の段階ではないでしょうか。親の(大人の)意見は意見として尊重すべきですが、定説化、標準化は危険だと思います。親の責任で黙って自分の子供を教育しながら、専門家の研究成果を待つべきでしょう。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

外国語も子供に比べ大人は覚えにくい傾向があります。この辺のメカニズムがいまいちはっきり説明できなくております。

お礼日時:2006/01/23 17:59

>小さい子供には先ずは英語よりも日本語をきちんと覚えさせるべきで、しかも先取りして覚えさせれば、8,9歳頃から英語始めた時にこれは英語を覚えるのにも優位に立てるというものです。


子供が言葉を覚える上で、日本語力と英語力の相関関係

これに対する私の考えなので、もし質問者さまの考えと違っていたら読み流してくださいね。人によって良いと思う事は違うので、あくまで1見解として聞いて下さい。

Mathematicaさんが質問されている「「優位に立つ」とはどういう意味ですか?」とは、学校の英語でいい成績を取るのに優位に立つのか?それともネイティブとのコミュニケーションや英語環境に住む上で他の人より優位なのか、どちらですか?という事だと思います。

同じ「英語を覚える」でも、上の2つは全く性質の違うもので、質問者さまがここで言う「英語を覚える」がどちらの分野なのかによって、日本語教育と英語教育の相関は変わってくるのではないでしょうか。

コミュニケーションにおいて優位というなら、日本語教育とは全く関係ないでしょう。
私の友人でバイリンガルの女性がいます。
彼女は、もちろん日本語はみんなと同じように習得しています。
でも、どれだけ日本語を知っているかは、英語の習得に全く関係なかったです。
なぜなら日本語を使って英語を覚えることはなかったからです。
家で英語を話す環境にあったので、英語を聞いて日本語に置き換える、という作業をする必要がなかったからです。
いくら日本語の色々な意味や語彙を知っていても、英語がわからないときは日本語に置き換えて辞書を引くのでなく、簡単な単語で説明してある英英辞典を引きました。
ただ、学校での英語の成績はそこそこでしたよ。もっとできる子はたくさんいました。でも、その子たちは話せないし、聞き取りもできませんでした。
ある程度英語を習得した人が思うらしいのですが、英和より英英の方が役に立ちます。何か文章を読むのに日本語に置き換えるよりも英語で説明された方がニュアンスが判りやすいし、後々ためになるからです。
恐らく、日本語を知っていれば英和で意味を調べても同じ、と思いますが、そこはコミュニケーションなので、いちいち日本語に置き換えてその意味を覚えていたら会話についていけませんよね?
反って日本語に頼ってしまうと、コミュニケーションとしての英語習得は遅れる危険があります。
コミュニケーションとしての優位性を見たときには、日本語の教育と英語の教育は切り離して考えてよいと思います。
この場合、要は日本語を覚えなくちゃいけないから英語が出来ない、とか日本語が出来るから英語を覚えやすい、と言う風に割り切れるものではなく、どのような環境で育って来たか、だと思います。

ただ、試験上だと「和訳しなさい」とか「英訳しなさい」とありますよね。そこで日本語の辞書が必要になってくるのです。
私は翻訳してますが、やっぱり日本語を知ってないと出来ないなぁ…と思う事は多々あります。
英和ひいて、そのあと国語辞典引いたりします。
これを考えると、英訳や文章読解して、それを日本語で説明しなければならない試験や学校での勉強では、やはり高い国語能力が必要と考えます。
学校の成績を重視するなら、国語をしっかりやってから英語を始める方が効率がいいかと思います。
この場合、英語を覚える力は、何歳からやろうが土台になる言語さえあれば、後は本人の頑張り次第、という事ですよね。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

英英辞典は私も愛用しています。確かに英英辞典よりも英和辞典の方が手っ取り早く分かるとも言えますが、英和辞典では掴みにくい概念も英英の方が的確に捉えている場合も多いです。しかしながら、ネーティブの子供よりも英語を習った大人の方が英英辞典には慣れやすいはずです。なぜなら、ネーティブにとっては初めての辞典ですが、大人の方は、国語辞典、英和辞典と辞典には慣れているし、英語、日本語に関わらず外界の事象も多く知っているし、全体的な言語能力もネーティブの子供よりも高いからです。それでも、
難しさを感じるのは何か、私もはっきりとは説明できないんですが。

お礼日時:2006/01/23 17:57

すいません、一般人カテゴリで答えていますので、そのあたりはお手わらかにお願いします。



質問を振られた部分だけ"補足"しておきます(議論のつもりはありません)

>バイリンガル子供はどちらの言語の習得もペースが鈍るようです。これはどう説明しますか?

質問者様は「小さい子供は日本語を覚えるのに専念しているので、英語を覚える余裕がない」と書いてはいますが、習得ペースを主たる問題点と考えているのでしょうか。
ペースが問題なら、言語数が増えた場合や総体験時間が減るのは当然ですが、質問文からはペースがこの質問の問題点・問いかけとは読めませんでした。

また英語も含め外国語を、語学(学問)としても取り扱っているようではなく、日本語力と英語力とありますので、言葉を表現し日常生活に支障ないレベルで使えるということを想定していますので、その点ではアメリカの研究も問題視していませんでしたしわたしも問題視していません。もどりますが質問もこのペースの問題ではなかったはずです。

>少なくても私の場合は国語を前倒しして学習したおかげで、早くから英和辞典を使ったり、まとまった英文を読むための基礎体力になったと思います。

わたしは英語は英語でみにつけたと思っています。
この点については、専門家の#3様が同じといかけをしているので、わたしも聞きたいと思います。

>少なくても私の場合は国語を前倒しして学習したおかげで、早くから英和辞典を使ったり、まとまった英文を読むための基礎体力になったと思います。

別の質問への答えでヨーロッパの事例をだされておられたので、その融通性や類似性をアドバンテージだけではなく、多言語に接していくなかでの得られるメリットに目を向けられていたのかと思いました。誤解していたようです。
わたしの回答が気に障ったようで、もうしわけありません。
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この回答へのお礼

>ペースが問題なら、言語数が増えた場合や総体験時間が減るのは当然ですが、質問文からはペースがこの質問の問題点・問いかけとは読めませんでした。
これは普通の子供が特別な努力もしないで覚えられる言語の総量は大して変わらないということです。ペースが鈍るということは 両言語を覚えようとするため、半々になるわけですね。

>わたしは英語は英語でみにつけたと思っています。
これも#1のお礼で書いたように 英語も日本語も言葉としてもDNAはかなりの部分で共通していると思います。ですから、最初に母国語をみっちり覚えるのは重要だと思います。しかしながら、英語は英語で身につけることには賛成です。日本では英語を日本語で学ぶ姿勢に終始徹底しているきらいもありますからね。

>別の質問への答えでヨーロッパの事例をだされておられたので、
例えばフランス人が英語を学ぶ場合、文法とか単語は日本人よりもアドバンテージがずっと大きいんです。
しかしながら、発音に関してはフランス人には日本人と同じくらい難しいようです。それに引き換え、オランダや北欧の人には英語の達者な人が多いですね。

お礼日時:2006/01/23 16:41

>正しい日本語を使えないのは、英語云々ではなく、そもそもきちんと日本語を教えなかったに過ぎないだけです。



「正しい日本語」という言葉の定義がよく分かりませんが、現在までの発達心理学の知見をお知らせします。先ず、子供は、教えられるから、言葉を話すのではなく、遺伝的に規定された能力により、子供自身で環境から言語を獲得するのです。

>だからと言って、小さい子供に英語を教えるのもあまり意味がないと思います。

小さい子供とは何歳レベルなのかが疑問ですが、Newportによる在米10年以上の中国人、韓国人の英語の修得度の研究によれば、文法諸規則の修得度は、米国への到着年齢と強い相関があること、従って年齢の要因のみが、第2言語の最終到達点を予測するとされています。これが
less capacity is more learning(小容量多学習)仮説と呼ばれているものです。従って、日本語の習得を別にして考えれば、早ければ早いほど良いと言うことになります。

>小さい子供は日本語を覚えるのに専念しているので、英語を覚える余裕がないというのが私の考えです。

余裕はいくらでもあります。「語彙爆発」と呼ばれる言語獲得段階では、生後18~20ヶ月で1週間に40語もの新たな語彙を習得する子供もまれではありません。また、6歳児は1日に22語を学んでいるという研究もあります。

>しかも先取りして覚えさせれば、8,9歳頃から英語始めた時にこれは英語を覚えるのにも優位に立てるというものです。

家庭外で第2言語が使用されていても、家庭内で母語が話されていれば、母語の文法規則からの干渉を受けることが分かっています。so構文 because構文などの因果律表現の習得が困難であり、時制の習得にも、継続的援助による学習が必要とされています。
 従って、言語敏感期にあるからといって自然に第2言語が習得される訳ではありません。
 「優位にたつ」とはどのような意味でしょうか?

もしも、学校で良い成績を取る程度の意味であれば、中学校から勉強を始めた子供にすぐに追いつかれてしまいます。第2言語を本当に子供に習得させたければ、家庭内でも英語を使用するレベルでなければ、Nativeには、かないません。あくまで、日本がおかれている状況での第2言語の習得を考えるべきと思います。
 
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

>「優位にたつ」とはどのような意味でしょうか?
#1さんのお礼で書いた通りです。

>もしも、学校で良い成績を取る程度の意味であれば、中学校から勉強を始めた子供にすぐに追いつかれてしまいます。
なまじ半端に中学に入る前に英語を習っても出だしは好調でも油断しているうち脱落していった生徒をよく見ます。折角アドバンテージがあるのに活かされなかったケースですね。

お礼日時:2006/01/23 16:21

ここでいう日本語力とは、大人がよろこぶ「美しい日本語」を「正しく」使えるということでしょうか。

それは違うと思います。
思うに、質問者さんが「きちんと日本語を教えなかった」とおっしゃるのは、日本語という一つの言語を論理的に読解・構築する能力の教育が不足してきたということなのではないでしょうか。今の国語の教科書は、「気持ち」ばっかりでほとんど道徳の教科書のようなものですし、高等学校までの現代文の授業も、論理的な文章の正しい読み方・書き方を教えることはほとんどありません。
器用な子供なら、非常に幼いうちから2言語を並行して習得することも可能でしょうが、万人にできるとは到底思えません。私は、子供にはまずしっかり、論理的に母語を習得させ、その上に立って外国語の学習を始めるのが良いと思います。その点、英語(英会話とは違います、語学としての)を始める時期は現行の中学1年からで適当だと思います。
ただし現状のままで良いかと言うと、繰り返しになりますが母語たる日本語の「語学としての」教育が圧倒的に足りません。この状態で英語を始める年齢を下げても、結局どちらもろくに使いこなせない大人が蔓延するだけだと思います。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

>日本語という一つの言語を論理的に読解・構築する能力の教育が不足してきたということなのではないでしょうか。
これは国語の問題になりますが、英語ばかり叩かれるのに、国語の問題点はあまり提起されませんでした。でも私は国語の教育にも問題があると思います。
小学校の国語でも要求されるのは、教育者が模範に従う生徒です。

>今の国語の教科書は、「気持ち」ばっかりでほとんど道徳の教科書のようなものですし、
国語の教科書の題材も文学に偏重しています。敬語の使い方とかが高校の「国語表現」という選択科目で習いますが、こんなのは 小学校のうちにやっておくべきでしょう。私は日本語も小学生のうちから論理的に読解・構築するようにしてきました。でも、これは国語よりも英語で役に立ったようです。こう考えると、国語の英語の言葉の学習なのだから互いの連携も重要だと思います。

>その点、英語(英会話とは違います、語学としての)を始める時期は現行の中学1年からで適当だと思います。
そうですね。でも会話は小学生から覚えた方がいいでしょう。

お礼日時:2006/01/23 15:53

私も外国語を小さい時期から教えたり触れたりすることと、日本語の発達や正しい日本語をつかえることは別物だと思います。



"正しい日本語"とは何なのか。金田一先生は、言葉は短い時代の中で変わっていっていることを認めていますし、生活の中で昔は使われていなかったが、時代の中で使われているものが新しく日本語として取り入れらていった歴史を紹介していました。
また教科書で教える日本語や国語の感性が、それが正しいのかどうかはいろいろ意見があるとおもいますし、それらをそのまま実生活に使っているかは別もののようです。

また親が外では使わないが家庭では使いがちな乱れた言葉の、子どもへの影響は大きいでしょう。たとえば今の30代後半から40代の人は、その親の世代はわりと厳しかったのに、彼らの10代(70年代後半~80年代)は新しい価値観が増えていった時代で、言葉も乱れたというか新しい言葉が沢山できました。その子どもである今の小さい子への影響は大きいと思います。


> 英語云々ではなく、そもそもきちんと日本語を教えなかったに過ぎないだけです。

そうですね。きちんとというか、回りできれいなあるいは正しい日本語を聞く機会よりも、乱れたあるいは奔放な日本語を聞いていると、それが子どもに浸透するでしょう。

> 小さい子供に英語を教えるのもあまり意味がないと思います。それは、小さい子供は
> 日本語を覚えるのに専念しているので、英語を覚える余裕がない

これは最近のアメリカで発見された子どもの脳と言語に関する研究では、違うようです。
子どもは9歳前後までは、雑多な情報の中から、たとえそこに文法がなくとも、自分で勝手に法則性を見出す能力があるとのことです。

まわりで自分の家庭で使われていない言葉(例えば外国語や第二言語)に接しつづけているだけで、かなり短い期間にその言語の法則性を脳が判断し、自分で組み立てる能力をもっているそうです。

この能力が9歳を超えるあたりから消えていくため、大人になってからの語学学習がたいへんになるとのことでした。
そうなると
> 私の考えでは小さい子供には先ずは英語よりも日本語をきちんと覚えさせるべきで、
> しかも先取りして覚えさせれば、8,9歳頃から英語始めた時にこれは英語を覚えるの
> にも優位に立てるというものです。

これは逆のようです。
また日本語と英語の関係で、文法も単語による感覚表現も異なるのに、なぜ優位になるのかは説明できないのではないでしょうか。

ちなみに子どものその能力は、1ヶ国語、2ヶ国語など少ない言語数に限定されるものではないそうです(だから欧州などで、3~5ヶ国語の人間がいるのでしょう)。
さらに現在は、遺伝子レベルでこの第二言語を組み立てる能力をさぐっていると思います。

ボキャブラリに関しては、メインの言語で身に付かないボキャブラリは第二言語でもカバーできるものではない、とハーフの子どもの親はよく言いますので、ボキャブラリを増やすことは大切だと思います。
もっともこれは大人になっても、仕事のための語彙を増やしたりできますので、あとからも継続して身に着けられる能力に入れていいのかもしれません。


数年前に「小さな留学生」という番組があり、中国からきた家族の子どもがたしかちょうど9歳でした。
日本の小学校に入った当初は、言葉もひらがなも全くわからなかったものが、1年後にはきれいな日本語を話していましたが、その子が他の日本人の子どもにくらべ日本語を"正しく"あるいは"しっかり"学んだかというと時間的にありえないわけですが、あの習得の早さと発音の上達にはおどろきました。

たぶん仕事で外国を移動する家庭は、子どもの言語取得能力の速さをしっていると思います。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

>これは最近のアメリカで発見された子どもの脳と言語に関する研究では、違うようです。
バイリンガル子供はどちらの言語の習得もペースが鈍るようです。これはどう説明しますか?

>これは逆のようです。
また日本語と英語の関係で、文法も単語による感覚表現も異なるのに、なぜ優位になるのかは説明できないのではないでしょうか
説明できると思います。私たちは日本語を覚えるのと同時に外界の色んな事象も覚えてきました。これは英語であれ日本語であれ大きな差はありませんし、英語と日本語でも互いに翻訳できるのは、言語として普遍的な要素を備えているからです。
少なくても私の場合は国語を前倒しして学習したおかげで、早くから英和辞典を使ったり、まとまった英文を読むための基礎体力になったと思います。

>だから欧州などで、3~5ヶ国語の人間がいるのでしょう
ヨーロッパの言語は互いに似ています。だから、3~5ヶ国語話せてもそれほど驚くこともないようです。

お礼日時:2006/01/23 15:38

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