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ここ数ヶ月、アリストテレスやガリレオに興味を持って勉強をしていましたが、ガリレオはすごいなぁと思うところがあったのですが、アリストテレスはどうなのかなぁと思っています。
例えば、アリストテレスは四元素で色々な物質を説明していましたが、火・土・水・空気だけで新しい物質ができるというのは、ちょっと適当じゃない?とか思ってしまいました。また、落下運動にしても、落ちる物質は自然に加速されると適当なことをいっていたように思い、なぜ当時アリストテレスが支持を集めていたのかと思います。
批判ばかりしているのは頭が固いせいかもしれません。せっかく勉強もしてきたので、アリストテレスの魅力というのも感じてみたいです。
というわけで、アリストテレス・ガリレオのそれぞれの魅力というのを聞いてみたいと思っています。どうぞ宜しくお願いします。

A 回答 (3件)

アリストテレスとガリレイじゃ2000年近く時代が違いますからね。


アリストテレスというのはギリシア総合学みたいな人です。プラトンの弟子ですが、プラトン主義者というよりそれまでのギリシアの培った学問全てを承け継ぎ、まとめようとした人のように思えます。
たとえば仰る四元素説ですが、こういう事を言い出したのはエンペドクレスです。プラトンはエンペドクレスの四元素説を受けて、この四元素は多面体であるという説を唱えています。(これも別に珍説ではなく、世界が正多面体で考えられる、というのはピュタゴラスにもありますし、ガリレイより後の時代のケプラーにもあります)
世界の根源となる物を最初に考えた、とされるのはタレースですがアリストテレスより200~300年ぐらい前の人です。私たちからいえば江戸時代の人みたいな。そういうかんがえを継承し発展させているわけです。
いわば、ある程度哲学者たちの間で常識になっていた事を踏まえ、その上に総合的な「何でも知ってやろう」「何でも考えてみよう」的な学問をうちたてたわけです。
まあもちろん当時の自然学というものは実用とはかけ離れていたため(アルキメデスとかは少々別でしょうが、こっちは魔術師の系譜につながっていく)運動学とかはたしかに妙な事も言っています。これは時代の限界というものでしょう。
のちに中世になっていくにしたがって、スコラ派あたりではむしろ(新)アリストテレス主義や(新)プラトン主義が、その特徴をむしろ誇張した形で展開していきますが、なんといっても学者、というものが神学者でもあったような時代にはこういうものを金科玉条にする傾向がでるのはしかたのないことです。一方で魔術的な思考というものが発展してゆき、ヨーロッパで最終的にこういう古代的な思考をのりこえていくのは18世紀頃です。(ニュートンとかライプニッツとかの頃。元素で言うとドルトンは19世紀初め、アヴォガドロも19世紀初めです。それまでは?そう四元素説も健在だったんですよ。

戻りますが、アリストテレスの凄さは総合の凄さでしょう。一つ一つは他の人が既に言ったことでも、それとこれとを組み合わせて、全世界的な認識、というものを考えた点だと思います。彼の弟子であるアレクサンドロス大王が、地中海世界の征服者となったのもそういう精神が共通しているようにも思うのですが。
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 あまり、アリストテレスの事を知らないのですが、例えば、「赤いりんごは食べれるし、手に取ることもできるけれど、赤という色は、食べれないし、手に取ることもできない。

」というような事を言われると、ああ、なんとなく、言いたい事はわかるような。。
 そんな発想に、魅力を感じます。どこか、おもしろいですね。
 
 ガリレオには、望遠鏡をつかったという点で、共感します。とてもわくわくすることだろうと思います。実験は面白いですね。しかし、実験をするには、何を実験するのか、何を確かめるのか、事前に計画しておかなければ実験になりません。その計画するときの考え方、概念、それを形成したのが、アリストテレスを初めとする、ギリシアの哲人たちであったのではないでしょうか?
 人々の心が、ミュートス(詩、神話、寓話)からロゴス(論理)へ移り変わっていった、そのような時代の転換を促した一人が、アリストテレスであったのだと思います。
 また、どのような言葉かが出てくるのでしょうか。楽しみで仕方ありません(^^。
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アリストテレスはまさに多くの人にそれが正しいと思わせていたところが偉大だったのではないでしょうか?ガリレオは革命したわけですが、それはアリストテレスあってのことだと言えるかもしれません。

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