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私は、介護専門学校に通う者です。三段階の実習も終わり、三月には卒業を控えています。実習時に常に言われてきたことが、「心の寄り添った介護ができるように心がけなさい」ということでした。二段階では「お年寄りをちゃんと人としてあなたは見ている?」とまで言われました。今、事例研究で一生懸命自分を振り返っているのですが・・・。心の寄り添った介護・・・。どなたか良いコメントを、アドバイスを頂けたらなと思っています。

A 回答 (5件)

私も福祉科をでて、専門家になった者です。



おそらく、先生の言われたことはこういうことだと思います。
無意識だとしても介護する側・される側のような上下関係で、
必要な介護をただこなすだけではなく、その入所者にとって、
どうしてもらうことが心地良いのか、楽しいのか、嬉しいのか、
それをその方の視線・立場になって、「自分ならどう思うか」を
省みてみる。そしてその立場になって「心地よく」過ごせる介護
介助を心がけるということだと思います。

高齢者だけではなく、どんな人もそれまでの人生があって、
苦労も喜びも心に刻まれて生きています。その悲喜こもごもの
事情があって、現在その場所で過ごさざるを得ないのだということ、
それもすべて理解し、たとえ治らないとされている病気や痴呆の
傾向がある人に対しても、その人の人格を重んじて、心の言葉や
行動、声の発言一つにも耳を傾け、何を伝えたいのか、どうしてもらいたいのか。
くみ取ってあげる、できるだけその同じ視線で接していくということだと
思いますよ。現場は戦場の如く忙しく、今よりもっと余裕がなくなります。
物ではなく者として接する気持ちを忘れないよう心がけてください。
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この回答へのお礼

ありのままの私で、ありのままのお年寄りの姿を見ることができる心を持てるように頑張ります。ありがとうございました、これからの私の参考にしていきます。

お礼日時:2002/01/08 14:03

私は全くの素人ですが、痴呆の祖母を3年ほど介護しました。


参考までにその時の経験を。

「お年寄りをちゃんと人としてあなたは見ている?」とは、耳が痛いお言葉です。
祖母は痴呆になってからは感情の表現が出来なくなり、怪我をした時でさえ無表情でした。
先の見えない介護で疲れ果てており、祖母もそんな状態でしたので、どうせ何も分からないんだろうと勝手に思い込み、入浴や食事の世話をする時も、まるで家畜の世話でもするような態度で接してしまいました。
妄想か何かで駄々をこね、言うことを聞かなかった時は、人の気も知らずにと腹を立てて、背中を殴ってしまったこともあります。
祖母は何も言わなかったし、表情に出すこともなかったけれど、本当は深く傷ついていたのかも知れません。
祖母が亡くなった今、どうしてあの時もっと優しく接してあげられなかったんだろう、と、今更ながら後悔しています。

痴呆老人を抱えた家族は心身ともに参っており、ひたむきな思いやりを注ぐことができない状況である場合が多いです。
だからこそ養護施設や介護士の方には、自分たちに代わってお年寄りの親身になって世話してくれることを期待しているのです。
見た目は何も分からないように見えるし、本当に何も分かっていないのかも知れないけれど、それでも1人の人間として人格を認めて接してあげられる、それがプロと素人の違いだと思います。
私の祖母のような症状の人にも、笑顔で話し掛けながら入浴や食事の介護ができる・・・これは、素人にはなかなか出来ないことです。

私も、祖母の介護を経験してから、自分で言うのも何ですが、人に対する思いやりを持てるようになった気がします。
介護の仕事は辛いことも多いけれど、素晴らしい職業ですね。
お世話になった養護施設の職員さんやヘルパーの方々は、体力的にもきついはずなのに、疲れを顔に出すことなく、本当に楽しそうに仕事をしていらっしゃいました。
その笑顔は、介護で疲れた家族にとっても、心の支えになりました。
相手を思いやる真心と笑顔を忘れずに、この人になら安心して任せられると思われるような介護士になって下さい。
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この回答へのお礼

実は、私にも今年で87歳になる祖母がいます。祖母がアルツハイマーと脳血管性の二つの痴呆を併発してから今まで約二年ほどですが、私はこの祖母と一緒に暮らし、ずっと見てきて、介護士になろうと決意しました。その決意の後ろには「祖母のような人を少しでも多くお世話させていただきたい!」という想いがありました。これから、「初心忘れるべからず」で、立派な介護福祉士になれるように頑張ります。

お礼日時:2002/01/08 14:16

私は作業療法士をしているのですが、学生さんが実習に来たときに思うことを書かしてもらいます。

作業療法士になってまだ年数も浅いのですが、学生さんのレポートってどうしても”障害を持っている人”が何をした、どうした、みたいな文章だなあと思います。自分の祖父母が同じような行動をした場合それを問題として自分は取り上げているのか。私も学生のときにそういわれました。就職するまでよく理解できなかったですけどね。学生のときと就職してからでは視点も変わります。段階が進むにつれ就職してからの視点で患者さんを見れているのか問われてくるんでしょう。でも自分が問題としてきずいているんだから、立派な介護の方になられると思いますよ。
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この回答へのお礼

自分の思いを素直に・・・。大切であり、難しいことですね。でも弱音を吐かずに頑張ります!ありがとうございました!

お礼日時:2002/01/08 14:19

私は看護婦として 一般病院に勤務していましたが、現在は特別養護老人ホームのデイサービスで看護婦をしたあと、昨年から同じ法人の居宅支援センターでケアマネをしています。

看護婦として10年ケアマネとして早2年になります。その経験で すこしでもこれからのあなたの参考になればと 発言させていただきます。介護の現場は本当に大変だと思います。私は介護職員の方は本当にえらいなぁと思います。私は病院で働いていたためか つい効率や迅速さに気をとられ老人の方々のペースに合わせる事を忘れがちですたが、うちの施設の介護職員の人達は、みな老人の視点にたち、足をとめ、作業の手を止めお年寄りの声に耳をかたむけ、心を傾けています。中には業務重視しついつい呼び止めるお年寄りの声にちょっとまてあとから、今忙しいから」と言う人もいますが、それはそれでいろいろな価値観の人がいるから業務が滞りなく進むのだと思います。でもきっとみんなの心にお年寄りの為なにが、良いか自問自答していることだと思います。私が ただ一つ心がけている事は、老人ホームや病院に入られる方は、けっして喜んで、自分から 入っているのではないと言うこと
何らかの身体の障害や家庭の事情で入っておられる、それを考えたとき、またやむおえず入所させている家族の気持ちを考えたとき、自然に思いやりがでてきます。自分だったら、自分の親や夫だったら、どんなふうに されたら嫌か、またうれしいのかを常に考えるようになりました。一番大事なのは、相手の身になるって事じゃないかな、なんだか長いばかりで参考にならないかもしれないですね
頑張ってください。あなたの笑顔がお年寄りを、ほっとさせる事でしょう
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この回答へのお礼

素晴らしい回答、ありがとうございました。大ベテランの方なんですね。読ませていただいていて、今まで自分を振り返ることがけっこう辛かったんですが、これから自分を知っていくことが楽しくなっていくような気がしました。25歳での社会人入学だったためか、頭も心もガチガチになっていたところもあり、これからは思い切って「自分」という積み木を崩してみようと思います。

お礼日時:2002/01/07 22:28

勉強、ご苦労さまです。

いよいよ、実社会への仲間入りですね。
月並みですが、先ずは健康に気をつけてがんばってください。

さて、「心の寄り添った介護」ということですが、具体的な行動としては
あなた次第ではないでしょうか。
仕事は、自分の前の人から仕事を受取り(前工程)、自分の後の人へ進める
(後工程)ことですが、「前の人は後の人のことを考えて仕事をしなさい」と
言われます。
でも具体的に何をどうするかは、人それぞれの部分が多いように思います。
その意味するところは、「お年寄りをちゃんと人としてあなたは見ている?」と
いう指摘と案外似ているかも知れませんね。
このように言われらショックですが、だからと言って「禅問答」のように
考えあぐねても仕方がありません。

介護というお仕事は、お年寄りやハンディを持つ方が対象の仕事ですが、
他の仕事と較べて基本は同じだと思います。「相手の身になって」という気持で
しょうか。自分のペースではなく、お年寄りのペースに合せてあげることで
充分に「心が寄り添う」と思いますよ。

介護は大変に重労働ですね。家庭内介護では、介護する側が介護に疲れ果てて
しまうことも多いです。そのような状況にあって、介護士の果す役割は非常に
重要で、社会的貢献もたいへん大きいと思います。

どうか、お仕事に誇りと自信を持って、スタートしてください。
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この回答へのお礼

回答、どうもありがとうございます。「相手の身になる」・・・介護だけでなく、普段のどのような生活の中においても、大切なことですよね。学校での講義を受けた中で、よく聞いた言葉が「クールなヘッド、ホットなハート」でした。この言葉の意味が分かりかけてきたような気がします。これから、頑張って行きたいと思います。

お礼日時:2002/01/07 22:36

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