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 よろしくお願いします。
長期金利が10年国債の利回りを決定づけるのでしょうか?それとも10年国債の利回りが長期金利を決定づけるのでしょうか?
 それと日本経済新聞1面に長期金利(10年国債利回り)と出ていますが、これは長期金利が毎日変化していると解釈すれば良いのでしょうか?それとも10年国債利回りが毎日変化していると解釈すれば良いのでしょうか?頭がこんがらがってます。
 何卒、ご教示の程お願いいたします。

A 回答 (3件)

個人向けでない10年国債は、入札制です。


国が発行総額と利率を提示し、銀行とかが応札します。
人気があれば、買い入れ単価が100円を上回り、たとえば103円
上回った3円分、利息を食いますので、利率が下がる。
満期の時は100円でしか返ってきませんからね。

逆に誰も見向きもせねば、単価は97円といいったふうに下がり、
下がった分、国は、償還の時3円つけて100円で償還しますから
その分利率は上がります。

このように、長期利率にあわせて国は利率を設定し、
それにあわせて応札者は、入札し、その結果が
市場の長期利率を形成していくわけです。
もちつもたれつです。

新規発売に限らず、既発債もまた同様です。
ただ売り手は国ではなく、保有者の違いだけです。

日経にのっている指標は、長期利率の動向を代表的な10年国債で
あらわすことで把握します。
もちろん、長期金融商品はほかにもまだまだありますが、
市場の風向きを読むのには、流通量、取引量の多い国債が
選ばれているわけです。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
長期金利、10年国債利回りはお互いに影響を与え合っている訳ですね。
私は、どちらかが基準となっていると思い込んでいました。その誤った理解が解消されました。
 丁寧な解説をいただき、感謝いたします。ありがとうございます。

お礼日時:2006/02/05 01:00

このページが一番わかりやすいかもしれませんね。


ちなみに10年国債利回りは毎日変化というよりも、毎秒、毎分変化するといったほうが、良いかもしれません。
それと、長期金利という言葉は極めてあいまいですので、あんまり使わないほうがいいと思います。
XX年もの金利という言葉が一番正確です。(アメリカだったら、昔は30年もの国債が長期金利でした。今は発行されていませんけどね。2031年満期で25年ものなのに、30年と未だにいわれています。)

参考URL:http://www.bloomberg.co.jp/markets/rates.html
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。お礼がおそくなりまして誠に申し訳ございません。
 Bloombergの金利の表示は興味深く見させていただきました。ありがとうございます。
 長期金利があいまいな言葉だという事もお教え頂き、感謝をしています。
 ご教示ありがとうございます。

お礼日時:2006/02/12 16:22

一般的に、金融市場では長期金利=10年国債利回りです。

そのため、ご質問の「10年国債の利回りが長期金利を決定づける」のではなく、同じ意味で使われています。ちなみに30年国債を超長期国債と言います。長期金利=10年国債利回りは毎日変化します。日本銀行の「長期金利」の概説のリンクを参考にしてください。

参考URL:http://www.boj.or.jp/wakaru/seisaku/wlterm.htm
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この回答へのお礼

 ご回答ありがとうございます。
日銀の概説をご紹介いただき、御礼申し上げます。
長期金利と10年国債利回りは独立した存在ではなく、お互いに影響し合う関係なのですね。
 超長期国債についてもお教え頂き感謝いたします。
 ご教示ありがとうございます。

お礼日時:2006/02/05 01:10

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