胚・胚珠培養は時間の短縮、純系の作出に利用されたり、
また、自家不和合性のような交雑不和合性を克服するために利用されているようですが、
雑種の作出にも利用されると聞きました。
どのようにして雑種の作出に用いられているのかわかりません。
生物系の学校に通っているので植物の知識はゼロに等しいです。
胚・胚珠培養についてだけでも構いませんので何か教えて頂けたらと思います。

A 回答 (1件)

植物の種間(あるいは属間)交雑の場合、受精が完全に行われても、交雑胚が正常な発達をしないことがあります。


正常な発達が出来ない原因としては、親ゲノム間の不調和、核と細胞質の不調和、雑種胚と周辺細胞との不調和などが挙げられます。
これらの不調和を回避するために、胚が発達する前に人工培地に移すのが、胚培養・胚珠培養です。

胚珠は、子房の中にあり、発達して種子となる器官で、胚や胚乳などで構成されています(植物の知識はゼロに等しいということで、念のため)。
受精した胚は、球状胚、心臓型胚、魚雷型胚を経て、子葉、胚軸、幼根、幼芽などの器官を分化させます。

胚培養ですが、初期魚雷期以上に発育した雑種胚に対して用いますが、この方法では胚のみを摘出します。
アブラナ科、ナス科、イネ属、コムギ属、ユリ属などで行われているようです。

胚珠培養は、球状期以上に発達した胚を持つ胚珠を培養する方法ですが、
胚珠を培養するので、胚培養に比べて子房からの摘出操作が容易であるので、
胚珠が小さくて雑種胚の摘出が困難な植物で利用されています。
胚珠培養によって、アブラナ属、ワタ属、タバコ属内の多くの組み合わせで種間雑種が得られているそうです。

ついでですが、受精後数日経った子房を試験管内で人工培養する子房培養という方法もありますが、
極限られた植物の組み合わせでしか利用されていないようです。

>生物系の学校に通っているので植物の知識はゼロに等しいです。
私は植物を専門としていますが、生物系を自負してますが・・・(^^;;;
こういわれると、何となく植物は生物じゃないと言われているような(T-T)
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この回答へのお礼

>>生物系の学校に通っているので植物の知識はゼロに等しいです。
>私は植物を専門としていますが、生物系を自負してますが・・・(^^;;;
>こういわれると、何となく植物は生物じゃないと言われているような(T-T)

全くですね...本当にすみません。
あまり考えずに書いてしまいました...ごめんなさい。
私は生物系というか医療系なので植物の知識がゼロなのです。
書き方が悪かったですね...反省しています...

細かく、わかりやすい説明、大変ありがとうございます。
しっかりと勉強したいと思います。
分からない事だらけなので、またお聞きするかもしれませんが
その時はまた御指導、御鞭撻のほど宜しくお願いいたします。
ありがとうございました。

お礼日時:2002/01/11 02:24

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 こんにちは、いつもお世話になっております。私はランを趣味で栽培し、無菌播種等も行っているのですが以前からずっと疑問に思うことがあります。
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Aベストアンサー

おそらく想像ですが、ウイルス羅病が問題になっていた時の、模索していた時の一方法ではないでしょうか。
貴方の書かれた手法は下記URLの事だと思います。
http://ci.nii.ac.jp/naid/110000057560/
注目する点は、左上に近い所に書いてある、Vol.18(19660901)です。
この数字の1966は年数に見えませんか? 0901は通し番号か、09月01日かもしれません。

一方メリクロン技術はいつ開発され広まったかですが・・・
参考URLを参照してください。
これを見ると開発は1960年となっており、公開が1966年、日本での成功は1968年となっています。
Web上で見たように思いますが、ヨーロッパで当時の価格としては廉価に売られているランを見て、日本の関係者にとっては驚愕的な事だったようです。
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参考URL:http://www.cymbi-mogami.co.jp/mericlone.htm

おそらく想像ですが、ウイルス羅病が問題になっていた時の、模索していた時の一方法ではないでしょうか。
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Q種間交雑はなぜ可能?

種とは生殖的隔離機構によって定義されているものですよね?では種間交雑とはなぜ可能なのでしょうか?ツツジやユリでは種間交雑によって作出された品種があると聞きますが・・・。詳しい方よろしくお願いします。

Aベストアンサー

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もしかしたら、#1さんがお勧めしようとしている本と同じかもしれませんが、
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が、手頃だと思います。

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お願いします。

Aベストアンサー

この質問にはなかなか回答が出ないのではないでしょうか。
なぜなら、携わっている人でないと分からないし、直接いわゆる商売になる技術なので特許までは
いかないまでも、ノウハウのかたまりを公開してもらえるか?

googleでキーワードを 褐変 培養 をベースに 原因 科 対策 OR 防止 などの言葉を追加して検索し
丁寧に各サイトを見て下さい。


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