No.6ベストアンサー
- 回答日時:
■政教分離の原則
「国及びその機関は、宗教教育その他いかなる宗教的活動もしてはならない」とは憲法に定められているとおりですが、靖国参拝がこれに当たるかどうかの見解は未だ明確に出ていません。
参拝というか死者を祀る行為そのものは須らく宗教的ではありますが、日本の場合、この程度のことなら習俗的な風習でしかないとも言えます。つまりは仏教・神道が文化として密接にからみあっているため宗教的行為は日常に転がっていると言うわけです。極論すれば手と手を合わせて頂きますですら宗教とも言えますから。
政府見解としては「違憲の疑いを否定できない」という立場から、現在は「宗教的意義を持たないと解釈できる」としています。裁判所の見解はバラバラです。
なお公私の別については、これを最初に問題にしてきたのは例によって朝日新聞ですが、公か私かの定義づけが明確にされていない以上この部分で考えるだけ無意味です。公ですと言ったところでそれが何で証明されるのかも分かりませんし、私ですと言ったところで政府要職になると完全なプライベートというのがまずほぼ存在しません。
■A級戦犯の問題
特に中国と韓国が問題にしている訳ですが、これは1番さんが指摘されているように後から(1985年)になってから突然わいてきたもので、またその主張も二転三転しており、いったい何を問題としようとしているのかがまず不明瞭というのがあります。中韓の靖国に対する行動は国内政治向けのプロパガンダだとよく指摘されるのはそのためです。
※プロパガンダとしてみた場合、これは靖国そのものが問題ではなく、その構造の問題です。反日政策が対外的、対内的に有効なカードとして使えるという状況そのものが問題なのです。これを解消するには、ゲームの戦略の思想にたって考えればそのカードが対外的には有効ではないと示せば良いだけですので、小泉氏の行っている対応は非常に妥当なものだといえます。
また別の点から見れば宗教的対立とも見れます。儒教的価値観が根強い中国と韓国では死者に対する感覚が日本のそれとは微妙に異なります(日本も儒教文化圏ですが、それに神道と仏教が微妙に交じり合っています)。日本の死者に対する感覚は菅原道真公に対する扱いが代表的ですが、悪霊でも祀ってしまって鎮魂しようとする思想で、非常にアニミズム的です。一方、中国・韓国のそれは招魂に対する感覚が180度異なります。悪霊は徹底的に打ち滅ぼすべきとなり、辱めるべきものという感覚です。たとえば南宋時代の秦檜という政治家がいたのですが、かれは金との戦争の際に売国的とも取れる和平対応をとり、結果的にそれはマイナスになったのですが(ただし冷静に見れば非常に現実的な政策だったともいえます)、彼の銅像は未だに叩かれたり唾を吐きかけたりされるためのものとして祀られて?います。日本人的感覚で言えばたとえば忠臣蔵の吉良の銅像を作ってそのように扱うことには非常に違和感を感じると思います。先祖の魂に扱いについて、その行いを恥じているのならその魂も徹底的に辱めるべしという宗教観と日本のそれは相容れないものという訳です。
相手が嫌がるから相手の要求をそのまま受け入れるべしという主張は、まぁそれはそれでエコノミックアニマルと揶揄された現代日本人には非常に受け入れやすいものかもしれませんし、商売相手がそう要求するなら三回周ってってワンと鳴くのも平気だって言う人もいるでしょう。プライドやイデオロギーをすべて放棄してしまえば、そこに争いが生まれる余地はなかなか出てこないでしょう。ウィグルだってチベットだって台湾だって無駄な抵抗はやめてさっさと中国化すればよいだけとも言えますね。
回答ありがとうございました!
とてもくわしく書いていただいて感謝です♪
総理の公私については私もこれ以上何を言っても
どうしようもないと思います。
靖国参拝を宗教的なものとみるか、習慣的なものとみるかについては考えていなかったことなので知ることができてよかったです。
中国側が非難する理由、靖国参拝にこだわる理由を知ることができ嬉しいです♪
No.11
- 回答日時:
賛否両論です。
靖国参拝に反対の意見の人は、宗教色のない国家施設を作るべきだと主張します。しかし宗教色のない施設で宗教色のある行事を行うことはできないんで、机上の空論で無理だろうと思います。全ての宗教を認めた施設ということでないと、国に奉仕した国民を全て奉ることはできません。
靖国参拝の評価は、時代とともに変化しているように思います。しかしこの問題は国内問題です。今月の「文芸春秋」に、「靖国問題」を攻撃すると日本の国内は二分すること、しかしエネルギー問題や領土問題を攻撃すると日本国内は意見統一してしまうことを中国は熟知しているという記事がありました。そのため、中国は、靖国問題を問題視して、国内世論を二分する作戦を取っているという意見がありました。
「靖国問題」は中国に取っては枝葉末節なことのように思います。日本国内の問題として、冷静に判断してゆくのが最善かと思います。
回答ありがとうございます!
そうですね、私も実際ここで質問してみて
本当賛否両論だなぁと思いました。
ただ私の周りで靖国問題についてくわしく知っている人がいなかったこと、中国側が何故あんなにも非難するのかが分からなかったので質問させてもらいました。
中国側の意図について知ることができ良かったです。
No.9
- 回答日時:
正直な話、行くべきではなかったと言うことです。
「本当に希望して靖国神社に祀られたのか?」そのことを皆さんで考えても良いかと思います。
僕としては、宗教色のないすべての戦争被害者が祀られるそのような施設を建設してそれに参拝するべきでしょう。
誰も望んで「靖国神社に祀られたい」と思っているとは思われないのです。
今一度、靖国神社が戦死者を祀るべきにふさわしい場所なのか考えてください。
No.8
- 回答日時:
1.靖国参拝肯定
戦場での死者を悼む行為は正当である。詳しくは総理大臣の発言を参考にして下さい。
2.靖国参拝否定
戦犯を祀るべきではない。詳しくは、石橋湛山氏の「靖国神社廃止の儀」を呼んで下さい。
個人的な意見
明治維新は、アジア諸国の植民地化をみて富国強兵策の一環として行なわれた。その際、日本の志士(政治的中心)は植民地化への恐怖とアジアへの共感(同情)があった。
その後、国力が向上し恐怖と共感を失いアジアへの侵略を開始した。その一因は日本人の美徳である「卑怯を憎む」等の感情を失った事である。
そこに様々な事情はあったのだが、結論として日本は弱い者いじめをしたという事実がある。弱い者いじめという卑怯な行為の責任者である戦犯の祀られている靖国への参拝は反対である。
No.7
- 回答日時:
貴方のように若い方がこういった問題に関心を持つのは素晴らしい事だと思います。
そもそも、日本海の向こう側が気にしている「A級戦犯」とは何か、を知るところからはじめてみてはいかがでしょう。
テレビや新聞、雑誌では絶対に言わないような情報がネット上にはゴロゴロしています。
勿論、全てを鵜呑みにしてはいけません。
嘘つきは、10の言葉の中に9の真実と1の虚偽を言います。
さて、靖国参拝ですが、私は悪いことだとは思っていません。
戦争自体、「間違ったこと」だとは思いますが「悪いこと」では無いと思っています。
自らの祖を祀り、国の為に死んだ霊を慰めることになんの問題がありましょうか。
参考URL:http://www.infosnow.ne.jp/~sevas/adu-index.html
No.5
- 回答日時:
さまざまな考え方の人がいるので、
この問題にいけないとかいいというのは、
その人によります。
あえて歴史と思想の問題は避けて考え、
現代の国家間の問題として簡単に捉えると…
靖国参拝を嫌がっているにも関わらず参拝をする行為は、これからの日本のお隣、アジアの大陸国・半島国との外交がうまくいかないという事を意味します。思想的な理由はともあれ、国家間の摩擦が何らかの悪影響を及ぼすのは、は避けるべきです。だから、私は個人的には辞めたほうがいいんじゃないかと思います。
過去の問題で言い掛かりを仕掛ける外交に屈せずに日本国家が思想の保守をする事が大切なのか、アジアに対する対外的な譲歩策と融和策が大切なのか。
この両方を天秤にかけた時に、あなたがどちらを選び取ぶかによって、首相の靖国参拝がいいことなのか、いけないことなのか、変わってきます。
回答ありがとうございました!
何故国内でも非難の声があがるのかが微妙にしっくりこなかったのですが、この回答でなんとなくわかりました♪
No.4
- 回答日時:
悪くないと思いますよ。
靖国神社の神様は、他の神社の神様と違い、まつられているのは戦死者です。
みんな過去の戦争により国のために命つきた人たちです。
戦争とは外交手段の一つです。 最低最悪の手段です。
その戦争という外交手段の中に戦闘という行為があります。これが一般的に戦争と呼ばれていますが、手段の中の一つの行為です。
外交ですから、政府中枢の問題です。
その政府中枢、総理大臣や閣僚たちの指導の失敗が外交の失敗となり戦争へ導かれていきます。
安全(平和とは、地球上に戦争や紛争がないことを言います。世界中が戦争になっても、日本が巻き込まれない状態は安全と言います)となった今日、「もう外交の失敗はしません。皆さんの命をありがとう」と、頭を下げることが悪いとは思えません。
先の戦争で、連合国側からA級戦犯とされた人たちも現在では戦犯解除となっています。
今日本には戦犯は無いのです。ですから、何も問題はありません。
外国(とはいえ、世界中で中国と韓国、北朝鮮だけしか問題にしていない)からチマチマ言われていますが、金が欲しいだけです。
いろいろな話がありますが、こういわれたからこうだ。ではなく、疑問を持つことは大事なことです。
その疑問に対して自分のスタンスを確立しましょう。
No.3
- 回答日時:
図書館などで雑誌「論座」2006年2月号の「靖国を語る 外交を語る」を読んでみてください。
http://opendoors.asahi.com/data/detail/7143.shtml
http://www.assert.jp/data/2006/33801.html
No.2
- 回答日時:
こんにちは。
個人で勝手に参拝する分には、どこの神社だろうと自由です。
ただ、総理大臣としてはあらゆる宗教活動は禁止されるので、「総理大臣」として参拝してはいけません。
総理在職中(閣僚など、行政官吏も同じです)は、個人として、あるいは総理としての区別が付けにくいので、行っただけで槍玉に上がりやすいですが、公用車を使ったり、署名に「総理大臣」とかかけば、やっぱりまずいでしょう。
その他、戦争を推進する精神的支柱の役割を果たした神社だから云々・・・みたいな論議がありますが、それは、参考URLがよくまとまってるようです。
参考URL:http://www.geocities.jp/social792/yasukuni/QandA …
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